2020年10月29日木曜日

自由花/ドラゴンうんりゅう、ユーカリ、とりかぶと

OSさんの作品です。

花材は「ドラゴンうんりゅう、ユーカリ、とりかぶと」です。

立ち上がっているトリカブトとドラゴンウンリュウの間の、平行に見える空間が、左右の力関係を同等にしていておもしろいです(^^)

右側はウンリュウとユーカリでふわっとした構成、左はトリカブトとユーカリで面の強さをもった真逆の構成ですが、同じ力です!

とても丁寧にいけてありますね。

帯が平行に立ち上がっている花器ともピッタリですね。

写真 正面から→左から→右から

花材 とりかぶと[キンポウゲ科]→ユーカリ[フトモモ科]→ドラゴンウンリュウ[ヤナギ科]

自由花/どうだんつつじ、ろうやがき、うもうけいとう

KHさんの作品です。

花材は「 どうだんつつじ、ろうやがき、うもうけいとう」です。

赤く染まったドウダンツツジ、1本なのでどこで枝分けするか・・。

しなやかで力強く矯めても折れません! が、折りだめにしないと戻ってしまいます。

濃い黄色からオレンジ、赤の取り合せは秋そのものの感じがします。 

横の流れが美しいです(^^)

写真で見ると、前に迫っているのが伝わりづらく、立っている枝の立ち上がりがぶっきらぼうに見えて残念です。

材料がもう少しあって、奥にもう一枝入れることができたら良かったですね。

写真 正面から→左から→右から→花器を替えて

花材 けいとう[ヒユ科]→ろうやがき(老爺柿/老鴉柿)[カキノキ科]→どうだんつつじ[ツツジ科]

2020年10月26日月曜日

自由花/こむらさき、かしわばあじさい、きく

NHさんの作品です。

花材は「 こむらさき、かしわばあじさい、きく」です。

葉が付いているコムラサキです。ムラサキシキブやムラサキモドキもこの季節に毎年見ますが、葉は初めて見ました。

高さを抑え、ゆったりと流れるような動きは、なんだか小川の流れを見ているようですね(^^)

カシワバアジサイは、重なり合う葉の色の変化が美しいです。

輪っかの空間もおもしろいですね。

写真 正面から→左から→右から

花材 かしわばあじさい[ユキノシタ科]→こむらさき[クマツヅラ科]→きく[キク科]

自由花/ゆきやなぎ、がまずみ、りんどう

IHさんの作品です。

花材は「 ゆきやなぎ、がまずみ、りんどう」です。

噴水のような枝振りのユキヤナギです。

最初は縦長な構成でしたが、横長にして動きが出てきました。

ユキヤナギとリンドウが踊っています(^^)

縦に流れ落ちるように配されたガマズミの赤が利いていますね。

写真 正面から→左から→右から

花材 ユキヤナギ[バラ科]→りんどう[リンドウ科]→がまずみ[スイカズラ科]

2020年10月19日月曜日

自由花/つるそけい、どうだんつつじ、りんどう

MAさんの作品です。

花材は「 つるそけい、どうだんつつじ、りんどう」です。

ふんわりとやさしい作品ですね(^^)

朝顔の花のようなかたちのやわらかな印象の花器に、ツルソケイのふくらみが良く合っています。

色で見せたドウダンツツジとリンドウは、長短や分量のバランスもいいですね。

ドウダンツツジの葉陰からも明るい紫のリンドウが見えます。

花器の内側も赤みの紫色で、花器の色とも一体感を感じます。

写真 正面から→左から→右から

花材 りんどう[リンドウ科]→どうだんつつじ[ツツジ科]→つるそけい[モクセイ科]

 

2020年10月18日日曜日

自由花(掛け花)/めがねやなぎ、ゆり(実)、けいとう

OSさんの作品です。

 花材は「 めがねやなぎ、ゆり(実)、うもうけいとう」です。

 久しぶりの掛け花に挑戦!

選択した花器はゴツゴツとした力強い印象です。

OSさんは、花器のラインの延長にユリのラインを合わせたいと四苦八苦・・。

がんばりました!

ケイトウとメガネヤナギはまとめて塊に。

色彩が鮮やかになりました!(^^)

写真 正面から→左から→右から

花材 ゆり(実)[ユリ科]→うもうけいとう[ヒユ科]→めがねやなぎ[ヤナギ科]


2020年10月15日木曜日

自由花/かんぼく、はらん、ゆり(実)、トルコききょう

私の作品です。

花材は「 かんぼく、はらん、ゆり(実)、トルコききょう」です。

透明感のある赤い実を見ていたら、透明に近いガラス花器でいけてみたくなりました。

花器の中の枝を見せたくなく、ハランを浅く沈めてみたり・・。

しかし、それでは滑って飛び出しました(××)

結局、カンボクを交差留めにして先に入れ、その上にハランを押し込むようにして留めました。

ユリの実は初めて手にしましたが、矯めが利きます。

 

写真 正面から→左から→右から→右ややや上から

花材 トルコききょう[リンドウ科]→ゆり(実)[ユリ科]→かんぼく[スイカズラ科]→はらん[ユリ科] 

2020年10月13日火曜日

自由花/かんれんぼく、せっかんすぎ、クルクマ

YAさんの作品です。

花材は「 かんれんぼく、せっかんすぎ、クルクマ」です。

カンレンボクは、モヤットボールを連想させますね〜(^^)

 

一作目は、挿し口を後ろにして水面に作品が映り込んでいて美しいですね。

そして、 どの角度からの視線も受け止められる作品になっています。

写真 正面→左から→右から→真後ろから


二作目は、別々の挿し口から立ち上がったクルクマの葉を、先端で一つに纏めた構成がおもしろいです(^^)

正面からは、作品の中に「丸・三角・四角」を発見しました。

花器の形の丸、クルクマの葉の先端が三角、枝や茎の空間とクルクマの花が四角です。

左からもおもしろいですね!


写真 正面から→左から→右から

花材 クルクマ[ショウガ科]→カンレンボク [ヌマミズキ科]→セッカンスギ[スギ科

2020年10月12日月曜日

自由花/石化やなぎ、ユーカリ、ヒペリクム

NHさんの作品です。
 
花材は「 石化やなぎ、ユーカリ、ヒペリクム」です。

セッカヤナギを、これでもか!っというほど矯めて、勢いのある曲線にして使用しています。
花器の形状から立体的な構成です。
セッカヤナギとユーカリの曲線が一体化していて、いいですね。
縦の大きな構成、おもしろいです(^^)
横からの写真で立体感が分かりますね。 

写真 正面から→左から→右から

花材 ヒペリクム[オトギリソウ科]、石化やなぎ[ヤナギ科]、ユーカリ[フトモモ科]
 
 
最初はこの花器で!
大きな曲線による平面的な構成、すっごくおもしろくて完成を楽しみにしておりましたが・・崩壊(××)・・再建ならず残念 でした。

自由花/きいちご、くり、けいとう

IHさんの作品です。

花材は「きいちご、くり、けいとう」です。

キイチゴの大きな葉は、緑の葉は虫食いで光を通しているものあり、赤みを帯びているものあり、黄色く色づいているものありです。

葉のリズムがおもしろいですね(^^)

黄色く色づいた大きな葉は平で、花器の面と一体化して感じます。

少し奥まっていることで、左右の葉の広がりを勢いよく見せてくれているようです。

オレンジに近い赤を少し加えたかったとIHさん、ケイトウの下の部分だけを奥に見え隠れするように入れています。あえて先端のきれいな塊を切って使っています(^^)

 

写真 正面から→左から→右から

花材  きいちご[バラ科]、くり[ブナ科]、うもうげいとう[ヒユ科]


2020年10月5日月曜日

自由花/ぎしぎし、ドラセナ、トルコききょう

NHさんの作品です。

花材は「 ぎしぎし、ドラセナ、トルコききょう」です。

左右をくっきりと分けた構成、おもしろいですね!(^^)

パカッと割れた「空間」が見せどころです。

蒼風先生の虚像が思い浮かびました。

ガラスの中も留め方を工夫して空けてあり、澄んだ光を感ることができます。

トルコききょうの花の表情、ドラセナも効果的です。 


写真:正面から→左から→右から

花材:トルコききょう[リンドウ科]→ドラセナ[リュウゼツラン科]→ぎしぎし[タデ科]