2016年8月29日月曜日

葉ものでいける(4-2)/モンステラ、ニューサイラン、たにわたり、はらん

今回のテーマは「葉ものでいける」です。
葉ものだけを2種類以上使って作品を構成します。
一口に葉ものと言っても沢山の種類があり、形状も様々です。
また、丸めたり裂いたり重ねたり・・手を加えると表情が変わります。
裏側もおもしろいです。
手にした花材をよく見て、おもしろい表情を探ってみましょう。

Iさんの作品です。
花材は「モンステラ」「ニューサイラン」「たにわたり」「はらん」です。

モンステラのおもしろい葉の形がいきていますね。
ニューサイランを細く裂き、赤の分量がとてもいいです。
丸めたタニワタリ、控えめに使ったハランも、
形状や色の変化から作品に厚みができて良かったです。
右のモンステラとの空間もいいですね(^^)


           ■正面から        

           ■左から

           ■右から

             ■モンステラ[サトイモ科]

              ■ニューサイラン[ユリ科]

           ■たにわたり(谷渡)[チャセンシダ科]

              ■はらん(葉蘭)[ユリ科]

上部が白くなっている「アサヒハラン/旭葉蘭」です。

             ■花器(陶器)

高さ:35cm、幅:20cm、奥行:19cmです。

2016年8月25日木曜日

自由花/つばき

Nさんの作品です。

花材は「つばき」です。

ツバキの葉の一種いけです。
大きな枝振りではないツバキを、
撓めたり、葉を落として線を取り出したり・・苦心の一杯です(^^)

        ■正面から

        ■左から

           ■右から

           ■つばき(椿)[ツバキ科]

花器(陶器) 高さ:19cm、幅:13cm、口の幅:11cmです。

自由花/かえで、ういきょう、ダリア

Nさんの作品です。

花材は「かえで」「ういきょう」「ダリア」です。

カエデの葉の一枚一枚に表情があり、清らかな風が流れているように感じます(^^)

        ■正面から

           ■左から

        ■右から

           ■かえで(楓)[カエデ科]

             ■ういきょう(茴香)[セリ科]

             ■ダリア[キク科]

           ■花器(ガラス)

幅:25cm、高さ:19cmです。

剣山なしで水盤にいける(4-18)/いわなんてん、てるはつつじ、ひまわり

今回のテーマは「剣山なしで水盤にいける」です。
水盤に剣山を使わず作品を構成します。

カメラの三脚のように、3本の枝が支え合うと立ち上げる事はできますが、
作品としてのおもしろさを大切に構成してみましょう。

Kさんの作品です。
花材は「いわなんてん」「てるはつつじ」「ひまわり」です。

大胆に横に構成したテルハツツジ、
イワナンテンの曲がりとヒマワリの表情もとてもおもしろいですね(^^)
違う構成の組み合わせなのに、不思議なリズムを感じます。

        ■正面から    

             ■いわなんてん(岩南天)[メギ科]

            ■てるはつつじ(照葉躑躅)[ツツジ科]

             ■ひまわり(向日葵)[キク科]

           ■花器(陶器)
直径:27.5cm、高さ:6cmです。

2016年8月4日木曜日

花ものでいける(4-1)/ひまわり、スターチス

今回のテーマは「花ものでいける」です。
花ものだけを2種以上使って作品を構成します。
花ものは色に長けていますので、色をいかすところから考えると良いでしょう。
茎の線を積極的に取り出してみるのもおもしろいでしょう。

Iさんの作品です。
花材は「ひまわり」「スターチス」です。

茎の線を積極的に構成した作品ですね。
花器の○穴からスターチスの茎で○を作る事にしたそうです。
ヒマワリの茎の曲がりと花の表情から、ゆったりとした上昇を感じます(^^)
スターチスの花を集め色として取り入れ、足元をまとめています。

           ■正面から

           ■すこしだけ右から

           ■左から

           ■右から

             ■ひまわり(向日葵)[キク科]

             ■スターチス[イソマツ科]

■花器(陶器)

幅(直径):18.5cm、高さ11.5cmです。

植物を使った壁作品(4-17)/にしきぎ、そてつ、はらん、アンスリウム

今回のテーマは「植物を使った壁作品」です。
植物を飾る場所として壁面はどうだろう、
壁面にいけばなを構成してみましょう、というテーマです。
枯れもの・漂白花材・着色花材は、水を必要としませんが、
生の植物も、水を飲ませる工夫をして積極的に取り入れてみましょう。

Kさんの作品です。

花材は「にしきぎ」「そてつ」「はらん」「アンスリウム」です。

ニシキギは葉を全部落とし水を必要としない状態で使っています。
半枯れのソテツも水を必要としません。
ハランは数日であれば緑の状態を保ちます。
アンスリウムはピックをつけて水を飲ませています。
ピックはハランに埋めるようにして見えなくしています。

ニシキギの壁に這うような構成がおもしろいですね(^^)
下に向かうハランの動きもおもしろいです。
切り口、出発点をハランとソテツでうまくカバーできています。

           


             ■にしきぎ(錦木)[ニシキギ科]

      ■そてつ(蘇鉄)[ソテツ科] ■はらん(葉蘭)[ユリ科]

             ■アンスリウム[サトイモ科]

2016年8月1日月曜日

自由花/とくさ、カークリゴ、アンスリウム

Sさんの作品です。

花材は「とくさ」「カークリゴ」「アンスリウム」です。

曲がりのあるアンスリウムの表情をいかす事を意識して、作品を構成しています。
トクサにワイヤーを入れてアンスリームの動きに合わせています。
とぼけたおもしろい表情ですね〜(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■とくさ(木賊)[トクサ科]

             ■カークリゴ[ユリ科]

             ■アンスリウム[サトイモ科]

左の1本、こんなに曲がっています。

             ■花器(陶器)

高さ:59cm、幅:21cm、底の直径:14cmです。

自由花/どうだんつつじ、ういきょう、りんどう

Nさんの作品です。

花器の凸凹した形をいかす事を意識して構成したそうです。
挿し口を右にまとめ、凸凹を隠さないようにいけていますね。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

         ■どうだんつつじ(満天星/灯台躑躅)[ツツジ科]

             ■ういきょう(茴香)[セリ科]

             ■りんどう(竜胆)[リンドウ科]

           ■花器(陶器)

幅:28.5cm、高さ:16cm、奥行:11cmです。