2024年10月14日月曜日

自由花/とうがらし、かんのんちく、ひまわり、晒しカラタチ

NHさんの作品です。

カラタチの構成から、滝を連想しました。
カンノンチクの葉先の動きを、カラタチに合わせています。
折りたたんだカンノンチクの緑からトウガラシのオレンジにつづく、面を感じる横に広がる構成と流れ落ちるようなカラタチの縦の構成が、おもしろく一体感しています😊


写真 正面から→左から→右から
花材(左から) ひまわり(キク科)→とうがらし(ナス科)→かんのんちく(ヤシ科)







 

2024年10月12日土曜日

自由花/ニューサイラン、ほおずき、リューカデンドロン

AYさんの作品です。

1作目
赤をくるくるのニューサイランの中に閉じ込めて、覗き込みたくなる作品ですね。
ニューサイランを丸めたのは花器の模様から・・確かにつながっています😊

2作目
カラタチにニューサイランを合わせ、流れるように動いています。
全体を低く抑えて、繊細な表情に目がいきます😊

写真(1作目) 正面から→上から→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から)  ほおずき[ナス科]→リューカデンドロン[フトモモ科]→ニューサイラン[ユリ科]

         *カラタチは写真を撮っていません











 

2024年10月11日金曜日

自由花/アレカやし、ふとい、ダリア

NHさんの作品です。

ふわっと軽く、やさしい気持ちになります。
大きなアレカヤシは、下の部分は葉をとって線で見せています。
フトイに曲線の表情をつけてアレカヤシと動きを合わせ、全体をやさしい印象にしています。
ダリアは飛び出してしまいどんどん短くなったそうですが、花器の白の近く葉陰から見えてるのがちょうど良いように思います😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ダリア[キク科]→ふとい[カヤツリグサ科]→アレカやし[ヤシ科]








 

2024年10月10日木曜日

自由花/きささげ、たにわたり、コスモス

OKさんの作品です。

左右に振り分けたキササゲの高さのバランスがいいですね。
大きな空間の下、波打つ花器と一体化したようなタニワタリは、先端の表情を大切に仕上げています。
コスモスも可憐で素敵ですね😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  コスモス[キク科]→たにわたり[チャセンシダ科]→きささげ[ノウゼンカズラ科]







 

2024年10月9日水曜日

自由花/ふうせんとうわた、かんのんちく、グロリオーサ

THさんの作品です。

1作目
直線の印象をもつカンノンチクの葉、花器の角からグロリオーサそしてフウセントウワタに繋がる直線の表情、花器も直線・・・立ち上がったグロリオーサの曲線が効きますね。
小さくまとめたことで、より力強い表現になりましたね😊

2作目(一種いけ)
丸めたカンノンチクを、左は正面を右は側面を向けて並べたシンプルな構成です。
右側の花器との空間、細い茎が垂直に立ち上がって緊張感があります。
おもしろいですね😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ふうせんとうわた[ガガイモ科]→グロリオーサ[ユリ科]→かんのんちく[ヤシ科]











 

いけばなに今できること/自由花(5−30)/うんりゅうやなぎ、ききょうらん、ひまわり

テキストの最後のテーマです。
いけばなが果たす役割を考えてみましょう。
社会に向かっていけばなは何ができるでしょうか。


OSyさんの思いを聞かせていただきました。
そして作品です。

留めることが難しい花器をあえて選んだそうです。
初めての横一文字留めに挑戦しました。
ウンリュウヤナギを伸びやかに。おおらかです。
ヒマワリは花が大きいのに茎が細く、上むきに固定することが難しく苦労した様子でした。
ヒマワリの色の影響でしょうか、爽やかな印象ですね😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ひまわり[キク科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]→キキョウラン[ユリ科]









 

2024年10月8日火曜日

横長の構成(3−2)/ばらの実、ゆきやなぎ、りんどう

今回のテーマは「横長の構成」です。
横に広がる展開を構成します。
盛花でも投入でもよいですが、剣山を使った場合は植物で整えます。


HMさんの作品です。

大きなバラの実の枝をのびやかに広げ、気持ちの良い作品ですね。
右のユキヤナギを短めにしたことで、作品が引き締まりました。
リンドウの表情が楽しげです😊

◎縦長(3-1)横長(4-1)は、作例写真の影響か平面的になる事も多いのですが、立体的な構成になっています。

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ゆきやなぎ[バラ科]→ばらの実[バラ科]→りんどう[リンドウ科]