2020年6月29日月曜日

第2回研究会/一種いけ、展覧会を想定して

第2回研究会、4月に予定しておりましたがようやく昨日実施できました。
早朝大雨でどうなることかと思いましたが、楽しい時間になりました。
参加者は5名です。

午前中は、一種いけを行いました。

  ■MNさんの作品
  なつつばき(夏椿)[ツバキ科]

 ■NHさんの作品
  ブルーベリー[ツツジ科]

 ■Zさんの作品
  とさみずき(土佐水木)[マンサク科]

 ■IHさんの作品
  きんしばい(金糸梅)[オトギリソウ科]

   ■YAさんの作品
  ブルーベリー[ツツジ科]

  ■私もいけました
   とさみずき(土佐水木)[マンサク科]
 

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 午後は、展覧会を想定して
 デッサンを描いて、制限時間1時間20分で制作しました。
 花材は午前中に使ったものも集め、必要な花材を分け合いながら進めました。 

 


 展示場所での制作は、ちょっと展覧会気分です。
  
 






 ■YAさんの作品

 

 ■IHさんの作品



   ■Zさんの作品


 ■MNさんの作品


 ■NHさんの作品


帰る頃には雨が上がっていました。
次回は7月を予定しています。

自由花/ふさすぐり、しまがま、ひめひまわり

NHさんの作品です。

花材は「ふさすぐり、しまがま、ひめひまわり」です。
シマガマの水が迸るような葉の動き、ヒメヒマワリのゆらゆら立ち上がる表情、いいですね(^^)
花器は直径13cm、高さ20cmと小さいんです 。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ふさすぐり(房酸塊/赤房酸塊)[ユキノシタ科]
 しまがま(縞蒲)[ガマ科]
 ひめひまわり(姫向日葵)[キク科]

2020年6月27日土曜日

自由花/ニューサイラン、たんちょうアリウム、けいとう

MNさんの作品です。

花材は「ニューサイラン、たんちょうアリウム、けいとう」です。

カクカク折ったニューサイランの表情と、下記の直線の切り立った表情と合っています。
高さを抑えた構成、ケイトウの見え方もいいですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
 ニューサイラン[ユリ科]
 たんちょうアリウム(丹頂アリウム)[ユリ科]

2020年6月25日木曜日

自由花/どうだんつつじ、ひまわり

IHさんの作品です。

花材は「 どうだんつつじ、ひまわり」です。

ドウダンツツジには珍しい、こんもりとした形状です。
IHさんは、時間を掛けてゆっくりと観察し、葉を間引いて茂りに濃淡をつける事を思いついたそうです。 
葉の間から見え隠れするヒマワリ、おもしろいですね!(^^)

花材をよく見て、何ができるか考えてみる事、おもしろい探しをする事 が大切です!!

 ■正面から

 ■上(目線)から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ひまわり(向日葵)[キク科]
 どうだんつつじ(満天星・灯台躑躅)[ツツジ科] 

2020年6月22日月曜日

アートとの語らい(5-20)/ゆり、アストランティア、セダム、モンステラ

今回のテーマは「アートとの語らい」です。

YMさんの作品です。

花材は「ゆり、アストランティア、セダム、モンステラ」です。

アート作品の表情から、高さを抑え水平に流れる構成が面白いですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ゆり(百合)[ユリ科]
 しまふとい(縞太藺)[カヤツリグサ科]・・使っていません
 モンステラ[サトイモ科]
 アストランティア[セリ科]
 セダム[ベンケイソウ科]

2020年6月16日火曜日

アートとの語らい(5-20)/なつつばき、ういきょう、ひまわり

今回のテーマは「アートとの語らい」です。
アート作品からインスピレーションを得て、アート作品のある空間をいけます。

OKさんの作品です。

アート作品は。中国の象牙細工です。
細かな細工が施されていて、びっくりです!

花材は「なつつばき、ういきょう、ひまわり」です。

立ち上がりの足元がきれいです。
足元を一つにまとめた立ち上がりがアート作品の立ち上がりと共通し、一体感を感じますね。
平面を感じるヒマワリは、球体を感じるウイキョウを重ねて平面を消したのも良かったですね。 
ナツツバキは丸いつぼみだけにして使っています。
花器は、アート作品の穴のように、丸いアナが空いているドーム型で、良い選択でした。
アート作品の高さを上げたくて、台の上に剣山を重ねましたが、剣山の針の形状もアート作品とマッチしました(^^)

 ■正面から

 ■左から
 
 ■右から

 ■バックの色を替えて

 黄色の見え方が違いますね〜(^^)
 台も黒にしたらもっと良かったですね・・ゴメンナサイ。

 ■花材(左から)
 ひまわり(向日葵)[キク科]
 なつつばき(夏椿)[ツバキ科]
 ういきょう(茴香)[セリ科]

2020年6月15日月曜日

自由花/つつじ(一種いけ)/つつじ、ダリア

KHさんの作品です。

花材は「つつじ」です。

りっぱな枝振りのツツジです。
枝の曲がりの部分を、主役にしたい!
曲がりの部分が引き立つよう、花や葉の分量を 整理しています。
整理し過ぎていないところがいいですね。
しっかりツツジの良いところ、力強さが表現されています!(^^)
様々な角度、後ろからも力強くおもしろいです。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■後ろから

 ※※※
 もう一作
 花材は「つつじ、ダリア」です。

 5分くらいでサッといけ上げていました。
 スクッと伸び上がったダリアの表情が良いですね。
 足元を見せる構成も涼しげです。

 ■正面から

 ■花材(左から)
 ダリア[キク科]
 つつじ(躑躅)[ツツジ科]

2020年6月13日土曜日

自由花/ふさすぐり、カラー、アリウム

IHさんの作品です。

花材は「ふさすぐり、カラー、アリウム」です。

カラーの、伸びやかな動きがいいですね!
ガラス花器はすべりやすいのですが、絶妙な角度で留めてます(^^)
フサスグリは透明感のある実がとても素敵なのですが、実つきがあまり良くなかったので、かわいい葉をいけています。
どちらかというとフサスグリの枝は、真直ぐ伸びただけで面白みがありません。
横から見ていただくと分かりますが、実や葉を落とさないよう注意を払いながら撓めて、曲線にしています。
IHさん、頑張りました!

 ■正面から

 ■右から

 ■左から

 ■花材(左から)
 カラー[サトイモ科]
 アリウム[ユリ科]
 ふさすぐり(房酸塊)[ユキノシタ科]

2020年6月12日金曜日

自由花/あじさい、りきゅうそう/ふとい、ひまわり、りきゅうそう

6月11日、お稽古再開です!
東京都のアラートが解除され、ステップ3へ進みました。
3蜜を避け、マスクに手洗いは必須ですが、お稽古を再開できたことは本当に嬉しいです。

***
OSさんの作品です。

花材は「あじさい、りきゅうそう」です。

6月を感じますね!
気に入った部分だけを切り取って合わせた、ちょっと贅沢な作品ですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

***
もう1作です。
花材は「 ふとい、ひまわり、りきゅうそう」です。

ワイヤーを挿して板状にしたフトイ、夏の簾越しの景色を連想しました。
1本ずつのフトイとヒマワリの茎は同じ太さ、線の動きに一体感が出ています。
ググッと伸び上がった構成、いいですね(^^)
リキュウソウが、作品にやさしさを加えてくれました。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 あじさい(紫陽花)[ユキノシタ科]
 ひまわり(向日葵)[キク科]
 りきゅうそう(利休草)[ビャクブ科]
 ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]

2020年6月2日火曜日

お家いけばな(自主練その8)/れんぎょう、ひまわり

OSさん)
花器は、草月の通販で購入しました。
花材は、ひまわりとれんぎょうです。
差し口がきれいにできた!と思っております。

6月お稽古再開の見通しとのことでうれしいです。
いけるスペースや姿勢、スピード、先生の厳しい視線!など、やはりお教室のほうが緊張感もあっていいです。

   ■正面から
  
 ■左から

 ■後ろから

講評)
レンギョウがもっている枝振りのおもしろさを大切に構成していますね。
レンギョウ上部の整列しているリズムと、集めたヒマワリの表情がいいです。
平面的な花器にも良く合っています。
大きな空間、メリハリがあっていいですね。
口元もきれいです。

8回の自主練作品、楽しく拝見させていただきました!

お家いけばな(自主練その7)/花しょうぶ

OSさん)
近所のお花屋さんで、菖蒲を見つけました。
今季はもう入ってこないと思う、とのお話でしたので、終わりかけで葉先も少し黄色くなっていましたが、安価で分けていただきました。
以前のお稽古で、お教室ではなかなか触るチャンスがないと伺っていたのを思い出し、チャレンジいたしました。

花器は、家にある一番大きな皿を使いました。
テキストを見ながら、鞘を外し、葉を組んでみました。
長さを調整していくつか作成。
お花を先に剣山にいけて、そのあと、一番背が高い左奥の花に、葉をいけて一花五葉。
最初は株分けでいけてみたのですが、なんだか間が抜けてる気がしたので最終的には
左に全部まとめました。

自由花というより菖蒲のお稽古という感じです

 
 

 





講評)
今回は花しょうぶの扱いの復習ですね。

葉組みを拝見しましたが、3枚組みのみでしょうか?・・OSさん)2枚組みも作成
花を挟んで前が3枚組、後ろが2枚組で1花5葉です。
花に付いている葉とは別に葉だけのものを用意するようになりますが、購入できたのでしょうか?・・OSさん)花に付いてた葉のみ使用

花の向きは花が入っている苞で決めます。
花しょうぶには花が2つ入っています。
茎から繋がっているのが第1苞で、着物の襟元のような中にあるのが第2苞です。
最初は第1苞を前に、1輪目が咲き終わったら花を取って第2苞を前にいけ替えます。
作品を拝見すると・・忘れてたかな?

あと、ちょっと気になったのは、丸剣山の挿し口です。
交差して出発していますが、手前を右に出したいのであれば、後ろの花の挿し口より右寄りに挿した方が良いように思いました。

花しょうぶは、さわやかな五月の風を運んでくれますね。