2024年9月1日日曜日

自由花/ゆきやなぎ、ニューサイラン、クルクマ、おみなえし

upするのが、すっかり遅くなってしまいまして…8月初旬の作品です。

制作はNHさんです。

1作目
ひょろっとして面白味に欠けるユキヤナギですから、作品にするのはなかなか大変です。
緑の濃淡、若いオミナエシの色味、爽やかでやわらかい印象になりましたね。
自由に表現できるニューサイランを加え、動きが出て軽やかです😊

2作目
花器の形にユキヤナギの構成を合わせたようですね。
空間にメリハリがあり、おもしろいです😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ゆきやなぎ[バラ科]→クルクマ[ショウガ科]→おみなえし[スイカズラ科]*ニューサイラン[ユリ科]












 

2024年8月22日木曜日

「草月五十則」からの発想(5-23)/れんぎょう、とうがらし、こぎく

今回のテーマは「草月五十則」からの発想です。
草月五十則からひとつを選び、自分なりに解釈、理解して作品をいけます。

OSyさんの作品です。

1作目

選んだのは、第四十五則
「花が主なら、器が従。器が主なら、花が従」

器となる籠のもつ雰囲気を大切に構成したそうです。
編みの荒い籠で、穴に挿すことでより一体感が生まれました。
コギクの連なりからレンギョウの枝振りへ、トウガラシの赤がチラリと見えます。
日本のしっとりとした自然の奥深さを感じますね😊


2作目(自由花)
同じ花材を真紅のガラス花器に。
トウガラシの赤が花器の真紅と響き合い、より印象的です。
艶やかで軽快な雰囲気ですね😊

写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から)  こぎく[キク科]→トウガラシ[ナス科]→れんぎょう[モクセイ科]












 

2024年8月20日火曜日

自由花/野薔薇、あさひはらん、けいとう

THさんの作品です。

1作目
ハランとケイトウの塊を、ノバラの線と対比にした構成、おもしろいですね。
りっぱなノバラを整理していくのは難しかったことでしょう😊

2作目
ケイトウの葉が素敵ですね。
写真の撮り方が悪くて分かりにくいですが、左下の空間がメリハリを作ってくれました😊


写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から

花材(左から)  のばら[バラ科]→けいとう[ヒユ科]→あさひはらん[ユリ科]










 

2024年8月8日木曜日

自由花/アメリカりょうぶ、ユーカリ、トルコききょう

IHさんの作品です。

立ち上がったリョウブに勢いがあります。
リョウブの花にユーカリの動きを合わせ、一体感を感じます。
並んだトルコキキョウの花の表情が楽しそう。
葉を整理して茎を見せたのも良かったです😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ユーカリ[ユーカリ科]→トルコききょう[リンドウ科]→アメリカりょうぶ[リョウブ科]







 

2024年8月5日月曜日

花展をめざす(5−25)/とさみずき、あさひはらん、クルクマ

今回のテーマは「花展をめざす」です。
草月展に出品するまでの流れを参考に、いけばな展に出品する場合に必要になることや注意点を学びます。
また、出品には作品サイズや制作時間の制限があります。
以上を踏まえて、いけばな展に出品を想定して作品をいけます。

作品サイズ 台より10cmまではみ出して良い(台55cm×55cm)
制作時間  60分


OSyさんの作品です。

最初に花器を選び、デッサンを描きます。
OSyさんは花器を重ね、縦長の作品をデッサンに描きました。
絵は全て真上に向かって立っています。
最初は絵の通りに全体が立ち上がっていけられていて、堅い印象でした。
傾けることで植物の良い表情が見え、全体に躍動感が出てきました。
デッサンの時点で注意するべきだったと反省しています😊

写真 デッサン→正面から→左から→右から

花材(左から)  とさみずき[マンサク科]→クルクマ[ショウガ科]→あさひはらん[ユリ科]









 

2024年8月2日金曜日

自由花/がま、アンスリウム

YAさんの作品です。

1作目
ガマの葉のたわみがとても良い表情です。
ガマの葉の特性で、なめらかな曲線にならないところも、表情にいきています。
立ち上がりはすっきりと空間を作り、緊張感もあります。
アンスリウムの茎から花へのラインが、ガマの葉とおもしろい関係を作っています😊

2作目
1作目であれこれ試行錯誤…苦しんだからか、2作目はあっという間に完成~。
ガマの葉は花器と一体になり、穂の弾むラインが素敵です。
よく見ると、アンスリウムの花がガマの穂のラインの始まりですね😊

写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から
花材(左から) アンスリウム[サトイモ科]→がま[ガマ科]→斑入りひのき[ヒノキ科]*使っていません










 

2024年7月31日水曜日

自由花/こうりやなぎ、るりだまあざみ、ヒペリクム

AYさんの作品です。

1作目
コウリヤナギを丁寧に開いて、ハープのようですね。
ルリタマアザミがシャボン玉のようにふわりと音の中を泳いでいます。
ヒペリクムの葉の整理も絶妙ですね。
器を含めて全体を見た時、ヤナギの横への動きは多すぎます。
多いと感じた部分を切る前と後で写真を撮りましたので、見比べてください😊

2作目
ヤナギの曲線が美しいです。
やわらかく軽やかで、やさしい気持ちになります。
ヒペリクムがすーっと一体化して、分量がちょうど良いですね😊


写真(1作目) 正面から(切る前)→正面から(切った後)→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から)  こうりやなぎ[ヤナギ科]→るりだまあざみ[キク科]→ヒペリクム[オトギリソウ科]













 

2024年7月28日日曜日

自由花/ばしょう、カークリゴ、ブラックリーフ、ニューサイラン

IHさんの作品です。

それぞれの葉の色、風合いなどの違いを作品にしていますね。
カークリゴはプリーツの線が縦横に重なり、持ち味が活かされています。
覗きこみたくなる作品ですね😊

写真 正面から→上から→右から→もっと右から

花材(左から)  ブラックリーフ[リューゼツラン科]→ニューサイラン[ユリ科]→カークリゴ[ユリ科]→ばしょう[バショウ科]











 

2024年7月26日金曜日

自由花/ニューサイラン、たんちょうアリウム、グレビレア

YAさんの作品です。

1作目
スーパーボールが弾んだ軌道が描かれているようで、楽しくなりますね。
ニューサイランの線と金継ぎの線が響きあっています。
右から見ると、構成がガラッと変わります。
シンプルな構成なのに、変化が大きい…おもしろいです😊

2作目
優雅な動きの作品ですね。
ニューサイランは一枚の状態と裂いた状態では、まったく違う印象の素材になりますが、両方の特性をいかしてひとつの作品にしています。
グレビレアの葉の表裏、色や質感の違いも効果的に取り込んでいますね。
作品の着地点で葉先を出し、グレビレアの葉と響き合わせたのも良かったです😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  グレビレア[ヤマモガシ科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→ニューサイラン[ユリ科]