2024年7月26日金曜日

自由花/ニューサイラン、たんちょうアリウム、グレビレア

YAさんの作品です。

1作目
スーパーボールが弾んだ軌道が描かれているようで、楽しくなりますね。
ニューサイランの線と金継ぎの線が響きあっています。
右から見ると、構成がガラッと変わります。
シンプルな構成なのに、変化が大きい…おもしろいです😊

2作目
優雅な動きの作品ですね。
ニューサイランは一枚の状態と裂いた状態では、まったく違う印象の素材になりますが、両方の特性をいかしてひとつの作品にしています。
グレビレアの葉の表裏、色や質感の違いも効果的に取り込んでいますね。
作品の着地点で葉先を出し、グレビレアの葉と響き合わせたのも良かったです😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  グレビレア[ヤマモガシ科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→ニューサイラン[ユリ科]













 

2024年7月25日木曜日

自由花/れんぎょう、がま、けいとう

THさんの作品です。

1作目 
左右をガマとレンギョウで構成したのがおもしろいですね。
平行に立ち上がった空間に緊張感があります。
レンギョウは、左右に大きく開いた枝振の良い1本でした。
あえて左側を切り落としてガマを立て、風が流れる空間になりました。
ケイトウの高さ分量もいいですね😊

2作目
ガマだけで構成しています。
花器の形とおもしろい関係を作っていますね😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  けいとう[ヒユ科]→れんぎょう[モクセイ科]→がま[ガマ科]















 

2024年7月24日水曜日

自由花/いがなす、たますだれ、ヒペリクム

NHさんの作品です。

やっぱりイガナスは人間、そして岡本太郎を連想してしまいます。
レトロな花器にユーモラスな展開・・それぞれが勝手な方向に宇宙遊泳しているみたいです。
直線はタマスダレも沢山入っています。
構成していく中で、穂はどんどん切り落とされてひとつだけ、そしてラインの状態になりました。
全体を見ながら鋏を入れていく緊張感・・いけばなの醍醐味です😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  いがなす[ナス科]→たますだれ[イネ科]→ヒペリクム[オトギリソウ科]












 

2024年7月23日火曜日

自由花/まさき、いわつつじ

IHさんの作品です。

2種の枝をしっかり矯めて、伸びやかですね。
雄大な大自然を感じます。
元々は花器を真横で見る角度(3枚目の写真)でいけていましたが、マサキは葉の裏が見えるため正面を変えることに。
この向きも、花器との空間に緊張感があったり枝を見せたりとおもしろいです😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  まさき[ニシキギ科]→いわつつじ[ツツジ科]








 

2024年7月22日月曜日

自由花/こでまり、あわ、りんどう

OKさんの作品です。

1作目の写真が・・😓撮っていなかった?!
本当にごめんなさい。

2作目
緑の濃淡だけをシャープな印象の器に。
涼しげです😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  りんどう[リンドウ科]1作目では使用→あわ[イネ科]→こでまり[バラ科]







 

2024年7月21日日曜日

自由花/がま、ようしゅやまごぼう、トルコききょう

YAさんの作品です。

1作目
大きなガマです。・・フランクフルトを連想してしまいます😆
花器のふたつある口をうまく利用して撓めて留めていますが、穂の太い部分も曲線を描いていて、少し浮き上がっていて、花器と響き合っておもしろいですね。
全体の線の動きは、左から見た方がいいでしょうか😊

2作目
花器は私が選びました。
トルコキキョウの紫にガラスのブルーが合うかなぁと、色だけで。
YAさんは、ガマの曲線とトルコキキョウの色で構成しました。
花器の上に描かれたガマの曲線・・3本の茎の高さの違い、穂の形や位置、構成がおもしろいです。
トルコキキョウが色で加わり、素敵ですね😊

写真(1作目) 正面から→左から→もっと左から→右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から) がま[ガマ科]→トルコききょう[リンドウ科]→ようしゅやまごぼう[ヤマゴウボウ科]



















 

2024年7月20日土曜日

自由花/うんりゅうやなぎ、くじゃくひば、いとぎく

THさんの作品です。

大きな花器・・花器の形が主役になることを目指して制作することに。
前に突き出ている花器の角張った角の形を意識して、クジャクヒバの右角を鋭角に構成していますね。
最初はヤナギの先端を下げていましたが、クジャクヒバの構成を延長させたような水平な印象に変えることに。
花器との関係も良くなり、緊張感が出ました😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  いとぎく[キク科]→くじゃくひば[ヒノキ科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]









 

2024年7月19日金曜日

葉ものでいける/いとばしょう、ブラックリーフ

HRさんの作品です。

イトバショウの2カ所を90度で折り、花器の上に四角が浮かび上がっています。花器の穴のマルと響き合い、空間が効果的です。
イトバショウの葉の主脈、切り落としたことで生まれた葉や空間、直線の印象です。
イトバショウの葉の縁、裂いたブラックリーフは曲線を描いています。
これは直線と曲線の構成ですね。
四角いけれど柔らかい丸みを感じる花器の上に、3枚の葉が織りなす表情がおもしろいです😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  いとばしょう[バショウ科]→ブラックリーフ[リュウゼツラン科]→キキョウラン(ディアネラ)[ユリ科]*使っていません









 

2024年7月18日木曜日

自由花/ドラセナ・ゴッドセフィアナ、ヒペリクム

ATさんの作品です。

花器から湧き立つようなヒペリクムの表情がすてきです。
足付きのちょっとレトロな花器にピッタリです。
ふんわり弧を描いているゴッドセフィアナが、上下のヒペリクムを繋いでくれました😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ドラセナ・ゴッドセフィアナ[リュウゼツラン科]→がま[ガマ科]*使っていません→ヒペリクム[オトギリソウ科]








 

2024年7月17日水曜日

自由花/いがなす、クロトン・リュウセイ、やりげいとう

NHさんの作品です。

イガナスを見るたび、岡本太郎美術館にある『母の塔』の「天空に向かって燃えさかる永遠の生命」を表現している部分が頭に浮かびます。

今回も。

朱赤のケイトウと星柄のクロトンの熱い塊から、天に向かって飛び立っているようです。

右側の立ち上がりを見せたことで、より力強く飛び立つ印象になりました😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  いがなす[ナス科]→やりげいとう[ヒユ科]→クロトン・リュウセイ[トウダイグサ科]