2017年9月28日木曜日

描きいけ[自由花](3-20)/アロニア、オクラ、ガーベラ

今回のテーマは「描きいけ[自由花]」です。
いける前に、いけたい作品を紙に描いてみます。
花材や花器を見ながらでも良いです。
作品のねらいどころ、骨格など描きあげたら実際にいけてみます。
植物のもつ性質や技術など、様々な理由でデッサン通りにならこともあります。
デッサン通りにならなかった理由を考えてみることも大切です。

ICさんの作品です。
花材は「アロニア」「オクラ」「ガーベラ」です。

 ■デッサン

かなりデッサンに近いかたちで完成していますね(^^)
作品を仕上げていく中で、枝先端の葉を1枚残した事が作品の特徴になっています。
デッサンには描かれていませんが、実際の作品を見てこの方が良い!という判断は大切です。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から
 
☆花材写真・・・撮り忘れました(××)
 
 ■花器(陶器)
 幅:39cm、高さ:17cm、奥行:14cm


2017年9月23日土曜日

ガラス花器をいかす(5-13)/ドラゴンうんりゅう、あかなす、けいとう

今回のテーマは「ガラス花器をいかす」です。
ガラス内部の見せ方を大切に構成します。
 
OSさんの作品です。

花材は「ドラゴンうんりゅう」「あかなす」「けいとう」です。

透けるガラス花器のオレンジ色に沈んめたアカナスは、じっと見てしまいます。
水中から空中に伸びるドラゴンウンリュウの表情がおもしろいです。 

 ■正面から
 ■左から
 ■右から

 

 ■花材(左から)
 けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
 ドラゴンうんりゅう[ヤナギ科]
 あかなす(赤茄子)[ナス科]

 ■花器(ガラス)
 高さ:21cm、直径・胴:17cm、直径・口:13.5cm

横長の構成(3-2)/のばら、そけい、ピンクッション

今回のテーマは「横長の構成です」
横に広がる作品を構成します。

KYさんの作品です。

花材は「のばら」「そけい」「ピンクッション」です。

ノバラを思い切り良く横に広げて構成しています。
ホントに思い切りがいいですね(^^;)
足を踏ん張っているような花器の表情がおもしろいです。

 ■正面から
■左から
■右から

  ■花材(左から)
 そけい(素馨)[モクセイ科]
 のばら(のいばら/野茨)[バラ科]
 ピンクッション[ヤマモガシ科]

 ■花器(陶器)/左のみ使用
 幅:30cm、高さ:18.5cm、奥行:5cm

ガラス花器をいかす(5-13)/そてつ、ローゼル、トルコききょう

今回のテーマは「ガラス花器をいかす」です。
内部が透けて見えるガラス花器の特性をいかし、花器の内部も見せる作品を構成します。

NHさんの作品です。
花材は「そてつ」「ローゼル」「トルコききょう」です。

花器の中と外のソテツは別のものですが、中から外まで繋がって弧を描いているように見えます。
片側の葉を全て落として作った水の中の空間がおもしろいですね(^^) 
水の外もソテツの葉の落とし方が作品をおもしろくしています。

 ■正面から
 ■右から
 ■左から

■花材(左から)
 そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]
 ローゼル[アオイ科]
 とるこききょう(トルコ桔梗)[リンドウ科]

 ■花器(ガラス)
 幅・底:24cm、幅・口:17cm、高さ:23cm、奥行:6cm

自由花/けむりのき、あかなす、グラジオラス

OSさんの作品です。
花材は「けむりのき」「あかなす」「グラジオラス」です。

グラジオラスの曲がりをいかした、おおらかな作品ですね。
歌が聞こえてきそうです(^^)

 ■正面から
 ■裏側から
 ■花器(陶器) 

2017年9月16日土曜日

木の構成とその展開(5-14)/雑木、とくさ

今回のテーマは「木の構成とその展開」です。
木や枝を使って自立するかたちを完成させます。
その後、花材と花器を選び、構成した木(枝)の作品と組み合わせて作品にします。
木(枝)の作品は角度を変えて組み合わせても良いのですが、枝を切ったり足したりする事はできません。

OSさんの作品です。

花材は「とくさ」です。
 
ビスとワイヤーを使って雑木を構成しました。
正面から見ると、一方向に向かう勢いを感じる作品ですね。

 ■正面から 

 ■右から

 ■雑木

トクサを枝の向かう方向に合わせて組合せました。
水盤を使っていますが、木の構成がしっかりしているので剣山は不要です。
水面も効果的ですね(^^)

 ■正面から 

 ■左から

 ■右から

 ■花器(陶器)
 幅奥:39cm、幅手前:15.5cm、奥行:21cm、高さ:5.5cm

色をいける[対比](3-9)/とうごま、りんどう、こぎく

今回のテーマは「色をいける[対比]」です。
補色の関係にある反対色の花材を使っていけます。
調和の取れた色の対比を意識して構成します。

ICさんの作品です。

花材は「とうごま」「りんどう」「こぎく」です。

トウゴマの赤い茎とリンドウの花の青い線の対比です。
正面からは青い塊が鮮やかな構成です。
左からはトウゴマの葉陰から見える色です。
青い花の太い線とトウゴマの細い赤い線の絡み合いがおもしろいです(^^)

 ■正面kなら
 ■左から
 ■右から

 ■花器(陶器)
 高さ:59cm、底直径:14cm、口幅:21cm

床上がり(5-9)/パンパスグラス、とうごま、ひまわり

今回のテーマは「床上がり」です。
床に置いた作品をいけます。
作品の大小に関わらず、テーブルの上などと目線が変わります。
立った状態の目線、色々な角度からの目線を意識しましょう。

NHさんの作品です。

花材は「パンパスグラス」「とうごま」「ひまわり」です。

トウゴマをゆっくり撓めて大きな曲線が特徴的です。
パンパスグラスのはじけた感じもいいですね!
トウゴマの葉、ヒマワリの花を上に向けて、上からの目線を受け止めています。
 
 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 パンパスグラス[イネ科]
 とうごま(唐胡麻)[トウダイグさ科]
 ひまわり(向日葵)[キク科]

 ■花器(鉄)
 高さ:65.5cm、直径:12cm

色をいける[同系色](3-8)/ローゼル、あかなす、ヒペリクム、赤ニューサイラン

今回のテーマは「色をいける[同系色]」です。
いけばなの三大要素「線」「色」「塊」の中の「色」を取り上げます。
同系色の取り合せは、単調にならないよう分量や配置に気を配る事が大切です。

ICさんの作品です。

花材は「ローゼル」「あかなす」「ヒペリクム」「赤ニューサイラン」です。
3種類の形状の異なる実ものと葉もの取り合せです。

 大きな実をもつローゼルとアカナスを大きく展開、
小さな実のヒペリクムを低く奥に配置した事で、広がりがより大きくなっています。
クルンと巻いたニューサイランが作品を柔らかくまとめていますね(^^)
花器の色味も作品に深みを与えてくれています。

 ■正面から

 ■左から
 
 ■右から

剣山を使わず挟み合って留めていました。
 


■花材(左から)
ニューサイラン[ユリ科]
ヒペリクム[オトギリソウ科]
ローゼル[アオイ科]
あかなす(赤茄子)[ナス科]

2017年9月15日金曜日

自由花/はぶそう、グロリオーサ、葉もの

OSさんの作品です。

花材は「はぶそう」「グロリオーサ」・・もう1種葉ものが入っています。

ハブソウとグロリオーサのもつ繊細さが、スッと伸びた構成の中でいきていますね(^^)
























幅:34.5cm、高さ:10.5cm、奥行:11.5cm