2022年11月24日木曜日

自由花/にしきぎ、ローゼル、けいとう

AYさんの作品です。 花材は「にしきぎ、ローゼル、けいとう」です。

1作目
立ちあげたニシキギは疎密をつけて大きな空間を描き出しています。
対照的に小枝は水平に伸ばして、不思議なバランスで成立していますね😊


2作目
ニシキギの太い線が躍動しています。
小枝をすべて太い線の方に折り込んだのも良かったですね。
ローゼルの実が線の上を勝手に動き回っているようで、おもしろいです😊


写真(1、2作ともに)  

花材(左から) にしきぎ[ニシキギ科]、ローゼル[アオイ科]、けいとう[ヒユ科]
 



2022年11月22日火曜日

自由花/石化やなぎ、ニューサイラン、とうがらし  

HRさんの作品です。 花材は「石化やなぎ、ニューサイラン、とうがらし」です。

石化ヤナギの輪郭は、つながっていませんが輪を連想させ、花器の穴と響き合います。
真っ直ぐ並べたニューサイランとの対比がおもしろいです。
右向きに使ったトウガラシ、ヤナギとの間の空間が、ほかの線から生まれている空間を作品に引き出しています😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) 石化やなぎ[ヤナギ科]→ニューサイラン[ユリ科]→とうがらし[ナス科]→ストレリチア[バショウ科]*使っていません
 

2022年11月21日月曜日

自由花/まゆみ、そてつ、けいとう

ATさんの作品です。 花材は「まゆみ、そてつ、けいとう」です。

ソテツの力強い構成に、ライン状に並べたケイトウが効果的です。
上部でまとめたマユミの、踊るような曲線も良く合っています。
葉をもう少し整理したら、線の動きがもっとイキてきましたね。
写真にして思いました😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) まゆみ[ニシキギ科]→けいとう[ヒユ科]→そてつ[ソテツ科]
 

2022年11月20日日曜日

自由花/さんごみずき、ふうせんとうわた、トルコききょう

NHさんの作品です。 花材は「さんごみずき、ふうせんとうわた、トルコききょう」です。

サンゴミズキとフウセントウワタの線は、矯めて同じ表情にしています。
先端のふうせんが、勝手にプワプワ気持ちよく浮かんでいるようですね。
1本いっぽん丁寧に矯めた事で生まれた表情です😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) トルコききょう[リンドウ科]→さんごみずき[ミズキ科」
 

2022年11月19日土曜日

実もの/むらさきもどき、たにわたり、コスモス

今回のテーマは「実もの」です。 
実のついた花材を使っていけてみましょう。
 実は、形・色・量感・枝についているときのリズム感など、ほかの花材とは違った魅力を持っています。 実の魅力、効果を高めるように使ってみましょう。 

 OSyさんの作品です。 

 花材は「むらさきもどき、たにわたり、コスモス」です。

ムラサキモドキは紫の小さな実が集まってひとつの塊を作っているので華やかです。
大きく広げた構成が、華やかさを引き立てています。
丸めたタニワタリを真正面と真横に使った大胆な構成も、おもしろいです。
ちょこんと覗かせたコスモスが効果的ですね😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) コスモス[キク科]→むらさきもどき[クマツヅラ科]→たにわたり[チャセンシダ科]
 

2022年11月18日金曜日

自由花/べにすもも、とくさ、アンスリウム

IHさんの作品です。

花材は「べにすもも、とくさ、アンスリウム」です。

リズミカルにのぼっていくトクサの直線の窓、元気よく顔を覗かせるアンスリウムは丸い形状、色合いからクリスマスも連想して楽しげです😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) べにすもも[バラ科]→とくさ[トクサ科]→アンスリウム[サトイモ科]

2022年11月17日木曜日

自由花/石化やなぎ、ふうせんとうわた、りんどう

OSさんの作品です。

花材は「石化やなぎ、ふうせんとうわた、りんどう」です。

リンドウとフウセントウワタを塊のようにした構成がおもしろいです。
リンドウの花の形状がイカされています😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) りんどう[リンドウ科]→石化やなぎ[ヤナギ科]→ふうせんとうわた[ガガイモ科]
    

2022年11月16日水曜日

103回草月展

 遅ればせながら。

今回は花器を主役に考えました。

包み込む構成にしようと、レッドウィローを選択し、絡ませながら立ち上げてみました。

太い部分の曲線は、刺しゅう糸で引いています。

 

実は、草月展の翌週が引越しで‥😅

漸く段ボール箱が全て開き、日常生活が少しずつ戻ってきましたので、溜まってしまった皆の作品をupしていきます😊



2022年11月10日木曜日

第14回研究会/ちぃ道場、「連花」に挑戦!

11月3日文化の日、「蓮花」に挑戦!のタイトルで研究会をしました。 蓮花は先代宏先生が提唱されました。 前者がいけた作品を受けつつ、個人が作品をつくり、全体を展開させていくものです。

今回7名の参加者で、2作制作しました。
 
1作目は、前者がいけたものに後者が足したり引いたりして、1作を作り上げるスタイルにしました。 
1人の持ち時間は、10分です。

2作目は、それぞれが前者を受け、花器と花材を選択し個人がいけ上げ、全体を形づくることにました。
1人の持ち時間は、15分です。

教室は机を片付けて、広いスペースを作りました。
   
 















いける順番はくじ引きです。










1作目 
花材 「ぶどう蔓、ざくろ」





















制作者と次の人以外は、留めるなど製作を手伝います。





















完成作品です。 
みんなの力を合わせて作品が完成し、達成感を共有する喜びが笑顔になって溢れていました。






















2作目
花材 「たにわたり、ふうせんとうわた、アンスリウム、きり、クロトン、ばら、はぶちゃ、こうてんぐわ、石化やなぎ、ゆきやなぎ、そてつ、アレカやし、ブラックリーフ、セローム、カスピア、マリンブルー、シンフォリカルポス、きんぎょそう、けいとう、オンシジウム、スプレーぎく、こちょうらん、さんごみずき、レッドウィロー、とくさ」

色々取り混ぜて用意しました。
 


教室にある花器からいくつかピックアップし、その中から選ぶことにしました。


1番
OS yさん
花材 「たにわたり、さんごみずき、ふうせんとうわた、ゆきやなぎ、アンスリウム」
インパクトのある赤いガラス花器にいけようと、花器から花材を選択してスタートしたそうです。

    




















2番
HRさん
花材 「きり、ばら、クロトン」
1番の赤い花器から、白い花器と赤いバラを選択し、高さを抑えた構成にしたそうです。

 
















3番
Y Mさん
花材「こうてんぐわ、セローム、こちょうらん」
右の2番から1番の高さを意識し、高さを繋ぐ構成を考え制作したそうです。
コウテングワがバックに溶けて見えにくくてゴメンナサイ(××)















4番
HNさん
花材「ブラックリーフ、アレカやし、けいとう(2色)」
赤と白、黒の花器が並んでいることから、白の高さのある花器を選択したそうです。
アレカヤシに流れをつけ、2番の低い作品を意識した構成にしています。
 














5番
 A Yさん
花材「ふうせんとうわた、シンフォリカルポス、スプレーぎく」
奥で見えにくいですが、フウセントウワタとシンフォリカルポスの弓形の形状をうまくいかして、左右の作品に語りかけるような構成になっています。
赤い色も周りと繋がるポイントになっていますね。
 

















6番
O Kさん
花材「アレカやし、こちょうらん、ブラックリーフ」
2番の白い花器の色を意識し、白いコチョウランをふんだんに使った構成に。
アレカやしは4番の構成に呼応した関係になっています。
ブラックリーフが作品を引き締めています。
 












7番
 Y Aさん
花材「レッドウィロー、ふうせんとうわた、クロトン」
1番の丸めた構成と3番の高さに繋がることを意識し、レッドウィローを丸めて跳ね上げた形で構成しています。
前後の1番5番と繋がるよう、フウセントウワタを使っています。
これまでと違う角度からの写真になってしまいました。ゴメンナサイ。
 





















いろいろな角度から
全体としては、すぐ下の写真でいうと、奥から手前に段々高く構成です。  





















こちらもやはりみんなで作り上げた達成感があり、いろいろな角度から写真に収めて、お互いを讃えあいました。
順番にいけることから、周囲の視線の中で制作する緊張感もとても良い経験になったようです。
また、他の人の制作過程を見る機会となり、学ぶことも多かったように話していました。
「蓮花」は初めての試みでしたが、本気で遊んで楽しい研究会になりました(^^)