2015年4月27日月曜日

自由花/こでまり、ヒペリクム、アンスリウム(葉)、なでしこ

Nさんの作品です。

花材は「こでまり」「ヒペリクム」「なでしこ」「アンスリウム(葉)」です。

コデマリを先端だけ残して枝を見せ、軽やかな作品です。
ヒペリクムとナデシコの葉も整理して、茎を見せています。
そこで、アンスリウムの葉が大きくて強いと感じたNさんは、
葉を半分切り落として使ったそうです。
足元は半分切り落とした葉を2枚使っています。
やさしく全体の雰囲気にあった仕上がりになったと思います(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■こでまり(小手鞠)[バラ科]

             ■ヒペリクム[オトギリソウ科]

             ■アンスリウム[サトイモ科]

             ■なでしこ[ナデシコ科]

             ■花器(陶器)

サイズのメモが見つからず・・・(××)ゴメンナサイ。
高さ40cmくらいです。

分解して再構成する(4-9)/そてつ、ブバリア

今回のテーマは「分解して再構成する」です。
植物素材を一度分解し、再度作品として構成するというものです。
分解の仕方はさまざまあります。
どの要素で分解するかが作品構成につながります。
素材をよく観察して、作品構成を考えながら分解してみましょう。

Oさんの作品です。

花材は「そてつ」「ブバリア」です。

ソテツの葉を長さを変えてカットし、
カットした葉を足元に使って構成しました。
片側を全て切り落としている部分、
両側を落として軸だけにした部分、
変化があり面白いです(^^)

切り落とした部分構成を、切り落とした長さの違いが分かる構成になっていると、
もっとテーマの表現に近づけたかな・・ちょっとおしいです!(^^)

           ■正面から

        ■左から

        ■右から


■そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]

             ■ブバリア[アカネ科]

花器の写真がありません(××)ゴメンナサイ。
陶器です。
長い部分が40
センチくらいの楕円です。

自由花/みつまた、アンスリウム、ニューサイラン

Sさんの作品です。

花材は「みつまた」「アンスリウム」「ニューサイラン」です。

ミツマタのまん丸い花と、ニューサイランの丸めた線、
アンスリウム・・・ぷわぷわと沸き上がってくるような印象です(^^)v

ミツマタの枝の線、ニューサイランの線、アンスリウムの輪郭の丸い線、茎の線、
それぞれの線がおもしろい繋がりを描き出しています。
足元を小さくまとめたのも効果的です。


           ■正面から

           ■左から

           ■右から


            ■みつまた(三椏)[ジンチョウゲ科]

生のミツマタの枝はとても軟らかいです。
花は下を向きます(^^;)

             ■ニューサイラン[ユリ科]

             ■アンスリウム[サトイモ科]


           ■花器(陶器)

幅:48.5cm、奥行:8cm、高さ:9.2cm

2015年4月23日木曜日

単純化の極(4-8)/さくら、こでまり

今回のテーマは「単純化の極」です。
作品の大小にかかわらず、いけばなを極限まで単純化したかたちで
表現してみましょうというテーマです。
もうこれ以上省略すると、素材がその植物ではなくなってしまう、
いけばなではなくなってしまうという、ぎりぎりまで単純化することを考えます。

Oさんの作品です。

花材は「さくら」「こでまり」です。

サクラの枝を極限まで省略して、縦長に構成しています。
高さだけでなく、下の小枝を残したことでサクラらしさが残っています(^^)
コデマリを足元に添えて、さりげなく、しかししっかりと整えています。
大きめの花器を使用していますが、高さの捉え方が成功して、
バランスも良いですね〜(^^)v

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■さくら(桜)[バラ科]

             ■こでまり(小手鞠)[バラ科]

           ■花器(陶器)

幅:46cm、高さ:11cm、奥行:9cmです。

自由花/つつじ、ゆきやなぎ、アイリス

Nさんの作品です。

花材は「つつじ」「ゆきやなぎ」「アイリス」です。

小さなガラスの花器に、伸びやかな大きな構成をしています。
そこここに緊張感のある空間を創りだしていますね(^^)v

        ■正面から

           ■左から

        ■右から

             ■つつじ(躑躅)[ツツジ科]

ツツジの種類がわかりませんが、背丈があり鮮やかな赤い色です。

             ■ゆきやなぎ(雪柳)[バラ科]

             ■アイリス[アヤメ科]

           ■花器(ガラス)

幅:21.5cm、高さ:10.5cm、奥行:12.5cmです。

2015年4月14日火曜日

自由花/くろめやなぎ、こでまり、ストレリチア

Sさんの作品です。

花材は「くろめやなぎ」「こでまり」「ストレリチア」です。

Sさんは中央を大きくあけた作品に挑戦しました。
花器の特徴をいかして、左右に大きく開いて立ち上げています。
ヤナギを撓めてバランスを取って自立させ、
中央の絡みを極力小さくして仕上げています。
それぞれがほぼ自立しているので、とても力強い作品になりました(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

           
            ■くろめやなぎ(黒目柳)[ヤナギ科]

             ■こでまり(小手鞠)[バラ科]

             ■ストレリチア[バショウ科]

             ■花器(陶器)

高さ:27.5cm、直径:11cmです。

つるもの(4-6)/あかづる、ミモザアカシア、チューリップ

今回のテーマは「つるもの」です。
つる性の植物の特性をいかした作品をいけてみましょう。
細くてしなやかなつる、太くてたくましいつるもあります。
つるものは線に長けた花材です。

Oさんの作品です。

花材は「あかづる」「ミモザアカシア」「チューリップ」です。

アカヅルは細くてしなやかな、軽やかな線をもっています。
アカヅルがリズミカルに大きく弧を描き、
ミモザアカシアもゆったりとアカヅルの動きに合せています。
チューリップが歌っているように楽しげです。
音楽を聴いているような印象です(^^)v

        ■正面から

           ■左から

        ■右から


             ■あかづる(赤蔓)[マタタビ科]

「あかづる」と呼んでいますが、「サルナシ」の蔓です。

              ■ミモザアカシア[マメ科]

             ■チューリップ[ユリ科]

           ■花器(ガラス)

高さ:13.5cm、直径:約29.5cmです。

2015年4月13日月曜日

自由花/はくもくれん、ゆきやなぎ、アンスリウム

Nさんの作品です。

花材は「はくもくれん」「ゆきやなぎ」「アンスリウム」です。

花器から立ち上がる線の構成、傾き、
上部で大きく広がったハクモクレンとユキヤナギ、
ユキヤナギをとことん整理して、ハクモクレンの枝ぶりと一体化させています。
アンスリウムの位置、向きもいいです!
とてもおもしろい作品ですv(^^)v

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

 
           ■はくもくれん(白木蓮)[モクレン科]

             ■ゆきやなぎ(雪柳)[バラ科]

             ■アンスリウム[サトイモ科]

             ■花器(陶器)

高さ:24cm、幅:8cm、奥行:8cmです。