2020年7月25日土曜日

自由花/りょうぶ、トルコききょう、アロニア

KHさんの作品です。

花材は「りょうぶ、トルコききょう」です。

大輪のトルコキキョウの表情が美しいですね。
立体感のある作品です。
軽くいけた印象、涼を感じます(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

***花器、花材を替えて

花材は「アロニア、トルコききょう」です。
花器は色と形状を正反対の、白と丸みのあるものを選択しました。

アロニアは真直ぐな枝の先に実があり、長い脇枝に葉が茂っていました。
脇枝を矯めると、まるで傘のようです。
トルコキキョウが、アロニアの傘の下で雨を凌いでいるようですね(^^)

KHさんがいけ上げたあと、アロニアの曲線から飛び出しているトルコキキョウを抜いてみました。
見比べてみてください。

 ■正面から

上のトルコキキョウを抜いたことで、トルコキキョウの茎の線がイキてきて、全体の線の印象が強くなりました。
アロニアの枝先の葉は少し整理しています。

 ■正面から
 
 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 トルコききょう(トルコ桔梗)[リンドウ科]
 アロニア[バラ科]
 りょうぶ/コバノズイナ[コバノズイナ科]

2020年7月23日木曜日

自由花/アレカやし、あじさい、ひまわり、きく

 IHさんの作品です。

花材は「 アレカやし、あじさい、ひまわり、きく」です。

おもしろい形状に編んだアレカやしと全く手を加えていないアレカやしが、なぜか違和感なく一体化しています。
編み残しの部分を作ったことと、アレカやしの簾の外のキクの位置と表情が、全体を繋いでくれているのでしょう。
不思議なおもしろさがありますね(^^)
纏めようとせず、おもしろい!と思ったことに真直ぐ進む。
その作品への向き合い方が大事です。

 ■正面から

  ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]
 あじさい(紫陽花)[ユキノシタ科]
 きく(菊)[キク科]
 ひまわり(向日葵)[キク科]

自由花/スチールグラス、たにわたり、ハイブリッドリモニウム(スターチス)

NHさんの作品です。

花材は「 スチールグラス、たにわたり、ハイブリッドリモニウム」です。

輪にしたスチールグラスは、花器の大きく空いた輪が、そのままモクモク立ち昇ってきたようですね。
タニワタリの緑の帯が効果的です。
リモニウムの丸いマッスの色の効果、そこから飛び出している花が軽やかさを感じさせています。 
左下から右に流れる横のラインは、音楽を奏でているように感じます(^^)

  ■正面から

  ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 リモニウム[イソマツ科]
 ヒペリクム[オトギリソウ科]・・使っていません
 スチールグラス[ススキノキ科]
 ういきょう(茴香)[セリ科]・・使っていません
 たにわたり(谷渡)[チャセンシダ科]

2020年7月19日日曜日

アートとの語らい(5-20)/たにわたり、カークリゴ、ダリア

今回のテーマは「アートとの語らい」です。
視覚にうったえかけるアート作品からインスピレーションを得て、アート作品と同じ空間でいける、というテーマです。
 
出稽古先の生徒さんの作品です。
おもしろかったので、写真を送っていただきました。

TYさんの作品です。

花材は「たにわたり、カークリゴ、ダリア」です。

アートは、コルクでできたかわいいおじさんです。
 
裂いて編んだカークリゴとタニワタリの表情がうまく重なって、いいですね。
なんだか、コルクのおじさんのお家のようです!
葉の内側のダリアは、おじさんが抱えているワインボトルから飛び出したみたいに見えます。赤の分量の多いダリアが、おじさんの色気を引き出しているようですね。
高さを抑え、空間を囲んだことで、アート作品のおじさんを覗き込みたくなる作品になりました(^^)

  ■正面から
 

  ■左から

 ■右から

 ■おじさんアップで ・・カメラは顔認証したそうですょ〜(^^)


2020年7月18日土曜日

自由花/オリーブ、ういきょう、ひまわり

NH さんの作品です。

花材は「オリーブ、ういきょう、ひまわり」です。

剣山なしでいけているのですが、必要最低限の虫ピンで固定しているだけのため、移動を断念しました。
小さい面積の花器×剣山なし・・ヒマワリはくるくる回ってさらに 難易度高いです。
剣山なしの良さを出すには、もう少し腰高にして線の交差が見えると良かったですね。

 ■正面から

 ■左から


 ■右から

 ■花材(左から)
 オリーブ[モクセイ科]
 ひまわり(向日葵)[キク科]
 ういきょう(茴香)[セリ科]

自由花/石化やなぎ、ななかまど、ルスカス、りんどう、ヒペリクム

IHさんの作品です。

花材は「石化やなぎ、ななかまど、ルスカス、りんどう、ヒペリクム」です。

2作いけました。

石化ヤナギの、せっかくの長さをいかしたい!の気持ちが前面に現れた2作です(^^)

1作目は、花材の種類が多く「まぜざし」のようです。
ゆったりとした石化ヤナギの曲線は、花器の曲線と呼応しています。
きれいだな、と思う作品ですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

*****
2作目です。

長い石化ヤナギが暴れて、生き物のようです!
思い切りの良い、大胆な構成に拍手〜(^^)

これからも、何でもやってみる!の気持ちを大切にしてください。

 ■正面から

 ■やや左から


 ■右から

 ■花材(左から)
 ななかまど(七竃)[バラ科]
 石化やなぎ(石化柳)[ヤナギ科]
 りんどう(竜胆)[リンドウ科]
 ヒペリクム[オトギリソウ科]
 ルスカス[ユリ科]

2020年7月9日木曜日

自由花/モンステラ、とくさ

私の作品です。

花材は「モンステラ、とくさ」です。

トクサを折ってモンステラを閉じ込めるようにしてみました。
ポイントは並行に立ち上がった足元です(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 とくさ(木賊)[トクサ科]
 モンステラ[サトイモ科]
 スプレーカーネーション[ナデシコ科]・・使っていません

2020年7月6日月曜日

自由花/さんきらい、ニューサイラン、やりげいとう

KHさんの作品です。

花材は「さんきらい、ニューサイラン、やりげいとう」です。

とても実つきの良いサンキライ、丸い実が集まり球体になっています。 
葉も丸いですね。
くねっとした形状の花器と、○と球、全体を裂いたニューサイランで軽やかに繋いでいます。
優しい印象ですね(^^)
先の尖ったヤリゲイトウが形でも色でも、ポイントになっています。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から


*****花器を替えて

ガラスの花器は中が見えます。
ガラスに入っているニューサイランが見えていることで、飛び出しているとんがりの先の勢いが強いものに感じます。
底に着いていないので浮遊感もあり、おもしろいです!(^^) 

 ■正面から 

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 やりげいとう(槍鶏頭)[ヒユ科]
 ニューサイラン[ユリ科]
 さんきらい(山帰来)[ユリ科]

2020年7月3日金曜日

自由花/なんてん、ういきょう、レナンセラ

NHさんの作品です。

花材は「なんてん、ういきょう、レナンセラ」です。

美しい緑のナンテンに、補色関係にある赤い花器の組合せが鮮やかです。
ナンテンの高さと傾きが、おもしろいバランスをつくっていますね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ういきょう(茴香)[セリ科]
 なんてん(南天)[メギ科]
 レナンセラ[ラン科]

2020年7月2日木曜日

自由花/ふとい、るりだまあざみ、スプレーばら

KHさんの作品です。

花材は「ふとい、るりだまあざみ、スプレーばら」です。

折ったフトイが2つの三角の花器を繋いで、山を描いているようです。
2本のルリダマアザミは、シャボン玉が空に向かって昇っていくようですね(^^)
色味もあると思いますが、やさしい作品ですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 *****花器を替えて
  ○△□の花器から、丸いルリダマアザミを○の部分に、□と△はフトイで再現!
 高さや□と△の大きさ、花器とのバランスが良いですね(^^)


 ■花材(左から)
 ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]
 ルリダマアザミ(瑠璃玉薊)[キク科]
 スプレーばら(スプレー薔薇)[バラ科]