2025年2月16日日曜日

自由花/あかめやなぎ、アカシア・ブリスベーンワトル、きく

ICさんの作品です

大きな空間をのびのびと構成しています。

キクの表情、葉も、踊っているように楽しそうです。

こちらも元気になります😊



写真 正面から→左から→右から

花材(左から) きく[キク科]→アカシアブリスベーンワトル[マメ科]→あかめやなぎ[ヤナギ科]













 

2025年2月13日木曜日

自由花/ねこやなぎ、ドラセナ、ガーベラ

THさんの作品です


1作目

ネコヤナギの曲線がやわらかく、華やかでかわいらしい作品ですね。

足元が軽やかで、春はもうすぐそこです😊


2作目

左に伸びたネコヤナギの直線に近いラインから、少しシャープな印象です。

ガーベラが花ひとつ分高くなっていたら、立ち上がりが強くなって、もっとすっきりした印象になった事でしょう😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) ねこやなぎ[ヤナギ科]→ドラセナ[リューゼツラン科]→ガーベラ[キク科]










 

2025年2月11日火曜日

自由花/さくら、ユーカリ、アナスタシア

OSyさんの作品です


やわらかな春の日差しを感じる作品ですね。

素直とか、無垢とか、そんな言葉が思い浮かびました。

弧を描いているサクラは、花器の形を意識したそうです。

花器の形がはっきり出るよう、上に浮かんでいるように構成しています😊



写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ユーカリ[フトモモ科]→アナスタシア[キク科]→さくら(慶應桜)[バラ科]






 

2025年2月10日月曜日

床あがり/うんりゅうやなぎ、ドラセナ、ストック、はらん、ブルースター、グズマニア

ICさんの作品です

広い空間を想定し、つぼで床上がりに挑戦!
テキスト5のつぼは、交差留めで留めましたが、ウンリュウヤナギの枝はくねくね、2本の太さが大きく違うこともあり、今回は横一文字留めで留めています。
右のウンリュウヤナギは横一文字に留めていますが、軽いこともあり、横に思い切り伸ばす構成を選択しました。
中心には沢山の種類(色)が入っていますが、バランス良くまとまっていますね。
高く入れたストックが華やかにしてくれています😊
地板を敷くと良かったのですが、教室に無く…。


写真 正面から→ちょっと上から→左から→右から

花材(左から) ストック[アブラナ科]→ドラセナ[リューゼツラン科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]

  写真は無いですが・・はらん[ユリ科]、ブルースター[ガガイモ科]、グズマニア[パイナップル科]








 

2025年2月8日土曜日

自由花/うめ、たにわたり、エピデンドラム

NHさんの作品です

たおやかに立ち昇っていくウメの姿、美しいですね。
花器の丸みもいきています。
口元のタニワタリの先端とエピデンドラムの葉を同じリズムにして、軽やかにまとめたことも良かったです😊



写真 正面から→左から→右から

花材(左から) うめ(紅梅)[バラ科]→たにわたり[チャセンシダ科]→エピデンドラム[ラン科]







 

2025年2月6日木曜日

自由花(剣山なし)/うんりゅうやなぎ、そてつ、カンパニュラ

OKさんの作品です


ソテツとウンリュウヤナギで剣山なしに挑戦!

しっかり立ち上がりました

立ち上がり部分の、ソテツの茎だけの高さを変えたことで、動きを感じる作品になりました

ソテツは最初から輪にしていましたが、ヤナギも輪にして一体感が出ました

角の水盤との対比も良いです

見えかくれするカンパニュラも良いですね😊



写真 正面から→左から→右から

花材(左から) カンパニュラ[キキョウ科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]→そてつ[ソテツ科]







 

2025年2月4日火曜日

第18回研究会/偶然をコントロールする

2月1日、18回目の研究会を行いました。

テーマは「偶然をコントロールする」です。
デカルコマニーといけばなで、偶然をコントロールしていることを実感してみました。

デカルコマニーは、絵の具を2枚の紙ではさんで偶然の形を作り出そうというものです。
偶然生まれた色の広がりや滲みは、人の手では描き出せないおもしろさがあります。

①心の赴くままに、偶然を楽しむことを大切に制作
②どうすればどうなるか、推理、分析、コントロールして制作
③出来上がった作品から、おもしろい部分を発見し、そこが強調されるよう加筆



紙・・画用紙、ケント紙、コート紙、黒画用紙



①の心の赴くままに制作
色を変え、紙を変え、絵の具の置き方などを変えているのに、それぞれの傾向のようなものが表れていてびっくりです。


OSyさん


KKさん


THrさん


THさん


NHさん





②おもしろいに加筆
色、線、飛沫、水で滲ませるなど、加筆したことで厚みが出たようです。


OSyさん


KKさん


THrさん


THさん


NHさん



いけばなは、いつも偶然と出会い、偶然をコントロールして造形するものです。
今日偶然出会った、自然が育んでくれた植物に、おもしろい部分がたくさんあります。

① よく観察しおもしろいを探す。
② どこで分解したら、どのような手を加えたら、もっとおもしろくなるのか考える。

手を加えすぎて自然が育んだ強さを弱くしてしまわないよう、今日の偶然の出会いを大切に制作を進めました。

花木一種をくじ引きで。
その後、必要に応じて草花を足してもよいとしています。

まずは手にした花木のおもしろい探しです。
ここは時間をかけて。
そして、おもしろいがよりおもしろくなる花器を選び、制作開始です。



NHさん・・・けいおうざくら[バラ科]



ケイオウザクラは枝がゴツゴツした枝が特徴ですね。
矯めることを得意としているNHさんですが、枝のゴツゴツしたところが作品の主役になるよう分解し、直線的な構成をしています。
花器も直線、足が作品を持ち上げて足元を軽くしています。



THさん・・・まんさく[マンサク科]、アカシア・ブルーブッシュ[マメ科]


大きく広がりやわらかな枝ぶりのマンサクです。
アカシアは、マンサクの枝の動きによく合っていて一体感があります。
花器を高さの無いものを選び、より広がりが強調されました。
その広がりを大切に制作していたのですが、最後に左上の広がりを切ってしまい、印象が小さくなってしまいました。
残念は次に活かしましょう。


OSyさん・・・ぼけ[バラ科]、はらん[ユリ科]


枝の太い部分、直線的な線におもしろい感じて構成したそうです。
太い部分を逆さまに、花器の口から浮き上がっていていいですね。
角度も良くて、上にすっと直線的に伸びた線と90度くらいの関係で緊張感があります。
ハランの面が入ったことで、空間になっている部分にメリハリが出ました。


THrさん・・・れんぎょう[モクセイ科]、ガーベラ[キク科]


同じ方向に等間隔に並ぶ脇枝がおもしろいと、制作を開始しました。
長方形で高さの無い、足元を隠す必要の無い花器。
これ以上は倒れないところまで傾けることで留めることができる花器は、表現したいことにピッタリです。
上に向かう脇枝を強調するようにガーベラをプラスしました。


KKさん・・・さんしゅゆ[ミズキ科]、はらん[ユリ科]


太い枝の曲がりを大切に、今年の目標の大きな作品にしたいとの思いで制作したそうです。
おもしろい空間の切り方ですね。
太い曲線の動きが際立つように、細い線の一部を直線的にしてはどうでしょう。
直立に見える線とも響き合います。
最後に入れたハランは、葉を丸めたことで分量がちょうど良く動きも出ました。
茎の線も、細い枝と響いています。

最後まで見ていただきありがとうございました。
次は7月頃を予定しています😊


2025年2月2日日曜日

自由花/ひめみずき、そてつ、ガーベラ

NHさんの作品です。

やわらかな春風が遊びながら通り過ぎていくような、軽やかな作品です。
小さな花器です。
ソテツも効果的で、伸び上がったガーベラが春の訪れを喜んでいるようですね😊



写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ひめみずき[ミズキ科]→そてつ[ソテツ科]→ガーベラ[キク科]