2024年8月22日木曜日

「草月五十則」からの発想(5-23)/れんぎょう、とうがらし、こぎく

今回のテーマは「草月五十則」からの発想です。
草月五十則からひとつを選び、自分なりに解釈、理解して作品をいけます。

OSyさんの作品です。

1作目

選んだのは、第四十五則
「花が主なら、器が従。器が主なら、花が従」

器となる籠のもつ雰囲気を大切に構成したそうです。
編みの荒い籠で、穴に挿すことでより一体感が生まれました。
コギクの連なりからレンギョウの枝振りへ、トウガラシの赤がチラリと見えます。
日本のしっとりとした自然の奥深さを感じますね😊


2作目(自由花)
同じ花材を真紅のガラス花器に。
トウガラシの赤が花器の真紅と響き合い、より印象的です。
艶やかで軽快な雰囲気ですね😊

写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から)  こぎく[キク科]→トウガラシ[ナス科]→れんぎょう[モクセイ科]












 

2024年8月20日火曜日

自由花/野薔薇、あさひはらん、けいとう

THさんの作品です。

1作目
ハランとケイトウの塊を、ノバラの線と対比にした構成、おもしろいですね。
りっぱなノバラを整理していくのは難しかったことでしょう😊

2作目
ケイトウの葉が素敵ですね。
写真の撮り方が悪くて分かりにくいですが、左下の空間がメリハリを作ってくれました😊


写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から

花材(左から)  のばら[バラ科]→けいとう[ヒユ科]→あさひはらん[ユリ科]










 

2024年8月8日木曜日

自由花/アメリカりょうぶ、ユーカリ、トルコききょう

IHさんの作品です。

立ち上がったリョウブに勢いがあります。
リョウブの花にユーカリの動きを合わせ、一体感を感じます。
並んだトルコキキョウの花の表情が楽しそう。
葉を整理して茎を見せたのも良かったです😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から)  ユーカリ[ユーカリ科]→トルコききょう[リンドウ科]→アメリカりょうぶ[リョウブ科]







 

2024年8月5日月曜日

花展をめざす(5−25)/とさみずき、あさひはらん、クルクマ

今回のテーマは「花展をめざす」です。
草月展に出品するまでの流れを参考に、いけばな展に出品する場合に必要になることや注意点を学びます。
また、出品には作品サイズや制作時間の制限があります。
以上を踏まえて、いけばな展に出品を想定して作品をいけます。

作品サイズ 台より10cmまではみ出して良い(台55cm×55cm)
制作時間  60分


OSyさんの作品です。

最初に花器を選び、デッサンを描きます。
OSyさんは花器を重ね、縦長の作品をデッサンに描きました。
絵は全て真上に向かって立っています。
最初は絵の通りに全体が立ち上がっていけられていて、堅い印象でした。
傾けることで植物の良い表情が見え、全体に躍動感が出てきました。
デッサンの時点で注意するべきだったと反省しています😊

写真 デッサン→正面から→左から→右から

花材(左から)  とさみずき[マンサク科]→クルクマ[ショウガ科]→あさひはらん[ユリ科]









 

2024年8月2日金曜日

自由花/がま、アンスリウム

YAさんの作品です。

1作目
ガマの葉のたわみがとても良い表情です。
ガマの葉の特性で、なめらかな曲線にならないところも、表情にいきています。
立ち上がりはすっきりと空間を作り、緊張感もあります。
アンスリウムの茎から花へのラインが、ガマの葉とおもしろい関係を作っています😊

2作目
1作目であれこれ試行錯誤…苦しんだからか、2作目はあっという間に完成~。
ガマの葉は花器と一体になり、穂の弾むラインが素敵です。
よく見ると、アンスリウムの花がガマの穂のラインの始まりですね😊

写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から
花材(左から) アンスリウム[サトイモ科]→がま[ガマ科]→斑入りひのき[ヒノキ科]*使っていません