2025年10月31日金曜日

自由花/とくさ、あせび、カラー

HKさんの作品です

1作目
三角形にしたトクサは面を感じます。
平らな面をもつ花器と水平に伸ばした三角形のトクサの面、並行になっていて緊張感があります。
アセビの分量、枝の部分も見えるように構成したのが、重くならなくて良かったです。
カラーも色で見せ、線を隠したことがトクサの線を強調しました。

2作目
アセビの葉がトクサに戯れているようですね。
アセビも葉を取り枝を見せ、花器から立ち上がる線がおもしろいです。
トクサの角を作った大きな空間、撓んだような表情もいいですね😊

写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から

花材(左から) あせび[ツツジ科]→カラー[サトイモ科]→とくさ[トクサ科]*いけ始めていて少な目です

 














2025年10月30日木曜日

第106回草月いけばな展「花は心」出品作品

10月22日から27日に日本橋髙島屋にて開催
後期(25日から27日)に出品しました。

2001年に初めてネコヤナギにししゅう糸を通した作品を制作し、今年で25年目です。
途中、ネコヤナギ以外の植物に糸を通したこともありますが、やはりネコヤナギがしっくりします。
とは言うものの、手にするネコヤナギは毎年異なり、昨年は細いものしか手に入れることができなかったし、今年は枝分かれが思っているより上部でした。
そのため思い描いていた構成は出来ないと判断、急遽(搬入に向かう電車の中で)構成を変えました。
作品になるかどうか、やってみないと分からないというスリルもいけばなならでは。
作品に満足はしていませんが、制作を楽しみました😊






 

2025年10月29日水曜日

自由花/ローゼル、モンステラ、カラー

ICさんの作品です

矯めたローゼルの曲線が、実をコロコロと転がしてくれました。
左から出したローゼルが角張った花器の形を延長し、花器と構成を繋いでくれたようです😊

写真 正面から→右から

花材(左から) カラー[サトイモ科]→ローゼル[アオイ科]→モンステラ[サトイモ科]







 

2025年10月28日火曜日

自由花/ふじづる、あすなろ、ヘリコニア

NHさんの作品です

1作目
カチンコチンにかたまってしまったフジヅルを、根気強く矯めてやわらかい表情がでました。
平らに構成したヘリコニアとアスナロの広がり、横の動きが、フジヅルの縦の動きと対比しおもしろいです😊

2作目
小さな花器にフジヅルとアスナロだけで構成しました。
フジヅルを高くいけあげましたが、低くしてもおもしろかったかも、とのことで低くいけ直しています。
どちらが好きですか?😊

写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から(高い)→正面から(低い)

花材(左から) あすなろ[ヒノキ科]→ヘリコニア[ショウガ科]→ふじづる[マメ科]













 

2025年10月27日月曜日

自由花/うんりゅうやなぎ、ききょうらん、けいとう

HKさんの作品です

1作目
ニューサイランを裂き、やわらかなウンリュウヤナギに合わせ、動きに一体感があります。
左の挿し口を空けて、足元を小さくしたのも良かったです😊

2作目
花器が女性の顔に見えるのですが…。
立ち上がったウンリュウヤナギが冠みたいです。
右に出たウンリュウヤナギが、折り目をつけて丸めたニューサイランと響き合っています。
ケイトウの高さもいいですね😊

写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から

花材(左から) ききょうらん[ユリ科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]→けいとう[ヒユ科]









 

2025年10月26日日曜日

自由花/石化えにしだ、ふうせんとうわた、トルコききょう

OSyさんの作品です

1作目
やさしい色合いの花材を、やわらかな曲線が、いっそうやさしくしてくれました。
上に向かってゆっくり広がる構成は、気持ちを明るく照らしてくれます。
癒されました😊

2作目
ピンクのトルコキキョウを抜いて、花器をメタリックなシルバーに。
直線要素も加えたことで、1作目とはガラリと変わってシャープな印象になりました😊

作者が花材と花器を選び、場や場面に合わせていかようにも構成できるいけばなは、やっぱり楽しいですね。

写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から

花材(左から) 石化えにしだ[マメ科]→ふうせんとうわた[ガガイモ科]→トルコききょう[リンドウ科]












 

2025年10月25日土曜日

自由花/とくさ、コキア、ひまわり

KHさんの作品です

1作目
花器の模様から、トクサを折って構成しています。
それぞれ違う方向を向いた、ヒマワリの表情がいいですね。真上に伸びた茎も線、トクサの線の横の動きと対比しておもしろいです。
しかし、花器が大きくバランスが悪いと感じます😊

2作目
1作目の構成を大きく変える事はせずに、小さい花器でいけ替えた作品です。
縦に伸びる勢いが出て、作品が力強いものに変わりました😊

写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から

花材(左から) コキア[ヒユ科]→トクサ[トクサ科]→ひまわり[キク科]









 

2025年10月24日金曜日

自由花/えにしだ、ふうせんとうわた、アマランサス

ICさんの作品です

アマランサスが花器の形と響き合い、ダンスをしているようで可愛らしいです。
エニシダの広がりが、華やかさをプラスしてくれました😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) アマランサス[ヒユ科]→ふうせんとうわた[ガガイモ科]→石化えにしだ[マメ科]








 

2025年10月23日木曜日

自由花/はんのき、ヘリコニア、クロトン

ATさんの作品です

ハンノキが良い働きをしています。
矯めて曲線にした枝は鉄の曲線と、直線的にして立ち上げた枝はヘリコニアと響き合い、作品全体をまとめています。
クルトンの葉脈も線、一体となっています😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) はんのき[カバノキ科]→ヘリコニア[ショウガ科]→クロトン[トウダイグサ科]










 

2025年10月22日水曜日

株分けの構成(3-3)/ユーカリ、メラリューカ、カラー

今回のテーマは「株分の構成」です。
剣山を2ヶ所以上使います。
株を分けていけますが、上部は重なった構成でも良いです。
剣山は植物で整えます。

IYさんの作品です

株と株の間の水面がすっきりと見えて、株分けならではの表現になっています。
やわらかく右から左に流れるメラリューカと、すっと勢いを感じるケイトウの交差も、それぞれの花材の特徴が作品に活かされていて素敵です😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) カラー[サトイモ科]→メラリューカ[フトモモ科]→ユーカリ[フトモモ科]









 

2025年10月21日火曜日

自由花/とうごま、着色おがら、アスター

 OSyさんの作品です

1作目

トウゴマの赤い茎が、花器の青に映えます。

小さなアスターの花が可憐です。

伸びやかなトウゴマと合わせ、若々しさを感じます😊


2作目

2作目は着色オガラも使って造形遊びを、と伝えて制作開始。

いけ終えて一言、「わぁ、ラジオ体操みたい」とOSyさん😆

線の構成、元気な作品になりました。

アスターも葉を取り除き、線にしたのがよかったですね😊




写真(1作目) 正面から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から) とうごま[トウダイグサ科]→着色おがら[アサ科]→アスター[キク科]