2025年7月19日土曜日

自由花(葉もののみ)/カークリゴ、ニューサイラン、やつで、モンステラ

HRさんの作品です

1作目2作目としましたが、ヤツデをそのままにしてカークリゴを入れ替えたものです。

元々は、1作目の作品に茎に近い部分だけ編んだカークリゴも入っていました。

いろんな手法が入り、見せたいことが見えなくなっていましたので、表情の異なるカークリゴを除いてみました。

1作目

三つ編みにしたカークリゴと三つ編みのように見えるヤツデ、おもしろく構成されていますね。

ヤツデの茎の流れるような線が、全体をふんわりと持ち上げて浮遊感があります😊


2作目

入れ替わったカークリゴは美しい面、全体を包むような構成です。

その面の先端が下に向かっていますので、溢れ落ちるような印象ですね。

ヤツデは同じなのに、大きな変化でおもしろいです😊


3作目

カクカク折った表情、空間おもしろいです。

カークリゴとモンステラの表裏は緑の濃淡と異なる表情をぎゅっと結んでいます。

3枚のニューサイランから生まれた結ぶ表情も素敵です😊



写真(1、2、3作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) カークリゴ[ユリ科]→ニューサイラン[ユリ科]→やつで[ウコギ科]→モンステラ[サトイモ科]















 

2025年7月17日木曜日

自由花/そてつ、モルセラ、ひまわり

THさんの作品です

1作目

無限大のような形が花器から浮き上がり、力強さと広がりを感じます。

輪の大きさが違ったことで、動きを感じる構成になりました。

ヒマワリの花の位置や表情も良いですし、種の部分の丸と花器の穴の丸も響き合うリズムも心地いいです😊


2作目

単純明快な構成が、メタリックな花器によく合っています。

素敵です😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) ひまわり[キク科]→モルセラ[シソ科]→そてつ[ソテツ科]











2025年7月15日火曜日

自由花/ほざきななかまど、アーティチョーク、クルクマ

NHさんの作品です

1作目
やわらかな印象のホザキナナカマドとクルクマに対し、極めて強い印象のアーティチョークが1本・・。
破れたような籠にホザキナナカマドとクルクマは、山の水が湧き出ているところ立ったような涼みを感じます。
そこから飛び出す太く長く大きアーティチョークは、唐突な印象です。
短くしてもアーティチョークの強さは消すことができないのでは。。。


2作目

アーティチョークを主役に、同じ花器に再度挑戦することに。

花器は向きを変えて、閉じられている方を前にしています。

籠の丸い部分とアーティチョークの丸い花が響き合い、とぼけたような印象で面白いですね。

ホザキナナカマドは葉をほとんど外して自然から離れ、粟粒のような印象で籠と一体化しています。

クルクマは甘い印象になるピンクは外し、葉だけを使っています。

同じ花器と花材ですが、1作目は自然を感じ、2作目は造形的ですね😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) クルクマ[ショウガ科]→ほざきななかまど[バラ科]→アーティチョーク[キク科











 

2025年7月13日日曜日

自由花/がま、ういきょう、りんどう

HRさんの作品です

1作目

ウイキョウのふわふわした印象が、リンドウを見え隠れする位置に置いたことでそのまま作品になっています。

欲を言うと、ウイキョウのもうひとつの魅力である曲がりをもった線を活かせると良かったかな。

線を主役にした作品も見たいです😊


2作目

丸めたガマが、花器の形状と響き合っています。

そこから湧き出てきたような小さなウイキョウの表情も良いです。

大きなウイキョウはもう少し長い方が良いと思います。

小さなウイキョウはそのままで、大きなウイキョウは切り離して別の1本を入れたら良かったですね😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) りんどう[リンドウ科]→ういきょう[セリ科]→がま[ガマ科]














2025年7月11日金曜日

自由花/おおべにうつぎ、もろこし、モナルダ

OSyさんの作品です

1作目

淡い色合い、扇を広げたような構成、涼を運んでくれますね。

花器中央の網目や縦の地模様を意識して構成しています。

もろこしの長短、モナルダの左右の分量もちょうど良いです😊


2作目

花器を鮮やかな青に。モナルダのピンクも鮮やかに見えます。

正面からはひとつの塊のようになっていてそれぞれの色が近く、1作目とは対照的に色が主役の作品ですね。

横からは前にのめっているように見えますから、前からの視線に響かないようにして、横や奥行きも充実させましょう😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) モナルダ[シソ科]→もろこし[イネ科]→おおべにうつぎ[スイカズラ科











2025年7月9日水曜日

自由花/ニューサイラン、たんちょうアリウム、トルコききょう

ATさんの作品です

1作目 
2本ずつを左右に振り分けたからでしょうか、花畑を飛ぶ蝶を連想しました。
左へ傾きがあり、トルコキキョウに高低差があるので、アリウムを2本ずつにしていても動きがあります。
ふんわりやさしい気持ちになります😊


2作目

中央に立ち上がったアリウムの茎、花器の形状を延長していて気持ちが良いです。

縦の動きの中の曲線と直線の動きの絡み合い、おもしろいです😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) トルコききょう[リンドウ科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→ニューサイラン[ユリ科]












 

2025年7月7日月曜日

自由花/まんだらげ、アレカやし、クルクマ

KHさんの作品です

おおらかに伸びやかな構成ですね。
マンダラゲのラインが効いています。
足元はもう少し工夫が必要ですが、逆三角形の構成の中に粗密もありいいですね。
2枚のアレカヤシの重なり部分を編み込んであります😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) クルクマ[ショウガ科]→まんだらげ[ナス科]→アレカやし[ヤシ科]