2014年11月24日月曜日

自由花/きんぽうじゅ、ヒペリクム、アンスリウム

Sさんの作品です。

花材は「きんぽうじゅ」「ヒペリクム」「アンスリウム」です。

濃い緑の葉のキンポウジュ、赤いアンスリウムに
ステンレスの花器を取り合わせ、一足早いクリスマスを感じさせてくれます。
紅葉のヒペリクムが、秋から冬への橋渡しをしているようです。

キンポウジュとヒペリクムの葉を整理して枝を見せたことで、
花器の輪の部分と引き立て合い、一体感を感じます。
アンスリウムの位置が全体をよくまとめています。(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

           ■きんぽうじゅ(金宝樹)[フトモモ科]

             ■ヒペリクム[オトギリソウ科]   

紅葉のヒペリクム、一枝の中に緑から赤までありきれいですね。
ついつい「ヒペリカム」と言ってしまいますが、正しくは「ヒペリクム」です!

             ■アンスリウム[サトイモ科]


             ■花器(ステンレス)

高さ(筒部分):30cm、直径:9cm、高さ(輪まで):53cm

2014年11月18日火曜日

面の構成[線の集合による](3-15)/さんごみずき、けいとう

今回は「面の構成[線の集合による]」です。
線の集合によって面を構成し作品を制作します。
線を集合させることで構成した面は、
もともと面の要素を持っている素材と表情が異なります。
そんな線の集合でできた面が主役となる作品を目指します。

Oさんの作品です。
花材は「さんごみずき」「けいとう」です。

Oさんは、花器のもつ直線的な面と曲線的な面を、
サンゴミズキで延長した構成としたようです。
少ない本数ですが、面を感じる作品になっています。
低く配したケイトウを守っているような印象です(^^)

           ■正面から

           ■左から     

        ■右から

   
           ■さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

2014年11月17日月曜日

自由花/にしきぎ、ふうせんとうわた、けいとう

Sさんの作品です。

花材は「にしきぎ」「ふうせんとうわた」「けいとう」です。

ニシキギを自在に撓めて、嵐が吹き荒れているような
強い動きを感じさせる作品ですね。(^^)
動きも、サイズもとても大きな作品です。

            ■正面から

            ■右から

            ■さらに右から

・・・左からの写真がなぜか無い???

■にしきぎ(錦木)[ニシキギ科]

鮮やかな紅葉もみごとですが、コルク質の木肌の枝もおもしろいですね。

          ■ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]


             ■花器(陶器)

高さ:59cm、幅(上):21cm、直径(下):14cm

2014年11月12日水曜日

面の構成[葉ものなどを使って](3-14)/モンステラ、ブラックタイ、はらん

今回は「面の構成[葉ものなどを使って]」です。
もともと面の要素をもつ葉ものなどを使って面の構成による作品を制作します。
葉のモノも、形状、色、大きさはさまざまです。
自由に構成し、面が主体となった作品を目指します。

Oさんの作品です。

花材は「モンステラ」「ブラックタイ」「はらん」です。
モンステラは丸く切れ込みのある形状です。
ブラックタイ、ハランは細長い形状です。

Oさんはモンステラはそのままの形状をいかし、
ブラックタイ、ハランは膨らみをもたせた状態で二つに折り構成しました。

        ■正面から

モンステラの面の重なりが迫ってくる、力強い作品ですね(^^)v
ブラックタイ、ハランが作品に厚みをもたせ、色の効果もありますね。


        ■左から


こちらは少し異なる表情です。

        ■右から

こちらからの並ぶ表情もおもしろいですね。

             ■モンステラ[サトイモ科]

白い斑点がいっぱい・・・。
きれいに拭きました。

             ■ブラックタイ[リュウゼツラン科]

             ■はらん(葉欄)[ユリ科]

■花器(陶器)

幅46cm、高さ:11cm、奥行9cmです。

自由花/うんりゅうやなぎ、まさき、ストック

Nさんの作品です。

花材は「うんりゅうやなぎ」「まさき」「ストック」です。

ウンリュウヤナギの立ち上がる線がくっきりと、漂う線が繊細に表現されています。
丁寧に整理して取り出し、撓めて現われた線ですね(^^)
花器から、マサキ、ストックまで色を纏めたことが、
すっきりとした立ち上げに効果があったようです。
上に向う表情もいいですね。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

  
          ■うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]


             ■まさき(柾)[ニシキギ科]

今回のものは比較的ほっそりしています。
とても馴染みのある花材ですが、[ニシキギ科]なのですね。

             ■ストック[アブラナ科]

オレンジがかったピンク色、ストックでは初めて見る色味でした。

           ■花器(陶器)

高さ:20cm、直径23.5cmです。

2014年11月11日火曜日

自由花/よつどめ、オクラレルカ、けいとう

Sさんの作品です。

花材は「よつどめ」「オクラレルカ」「けいとう」です。

たっぷりとしたヨツドメの実ですが、リズムを感じる構成で軽やかです。

        ■正面から

こちらからもいいですね〜(^^)

           ■左から

        ■右から


           ■よつどめ/がまずみ[スイカズラ科]


             ■オクラレルカ[アヤメ科]

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

           ■花器(陶器)

高さ:20cm、直径:23.5cmです。

2014年11月10日月曜日

マッスと線の構成(3-13)/こりやなぎ、サイプレス、トルコききょう

今回のテーマは「マッスと線の構成」です。
線は直線でも曲線でも構いません。
マッス(塊)と線という対照的な要素を対比させて作品を構成します。

Oさんの作品です。
Oさんは花器の形状に合わせ、線は直線としたようです。

花材は「こりやなぎ」「サイプレス」「トルコききょう」です。

トルコききょうは比較的マッスにし易かったようですが、
サイプレスは先端がマッスを作ることを困難にしたようです。

さて作品ですが、トルコききょうの量感が花器とよい関係を作りました。
サイプレスの緑一緒にマッスになっていることで、花の色がきれいに見えます。
写真で見ると・・・、
コリヤナギの線は、太い線2本だけの方が力強かったようにも思います。

        ■正面から
 

        ■左から

        ■右から


             ■こりやなぎ(行李柳)[ヤナギ科]

柳行李の材料として使われます。

             ■サイプレス

見るからにマッスにし難そうです・・・(××)

             ■トルコききょう[リンドウ科]

写真を撮るのが遅れてしまい・・・(××)マッス制作中です。

           ■花器(陶器)

幅:約40cm、奥行:約12cm、高さ(右):約10cmです。




2014年11月9日日曜日

自由花/ユーカリ・ポポラス、ヤシャブシ、アンスリウム

Nさんの作品です。

花材は、「ユーカリ・ポポラス」「ヤシャブシ」「アンスリウム」です。

ユーカリ・ポポラスの表情が、ひらひらと舞っているようです。
アンスリウムは舞い降りてきたような構成で、まるで童話の1ページ。
物語を感じました。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から


             ■ユーカリ・ポポラス[フトモモ科]

ユーカリノキ属は800種あまりあるそうです。
一般的なのは葉の丸いマルバユーカリでしょうか。

             ■ヤシャブシ[カバノキ科]

「はんのき」の仲間です。
茶色い実の表情は、冬枯れのような淋しさを誘います。

             ■アンスリウム[サトイモ科]

今回は大きさの違うものが3本。
やさしい色味です。

             ■花器(陶器)

たしか「ざくろ」という名前がついていたような・・。
高さ:16cm、幅:12cm、奥行:16cmです。