2015年7月13日月曜日

横長の構成(3-2)/ディアボロ、グラジオラス

今回のテーマ「横長の構成」です。

ヨコに長い印象の作品を構成します。
盛花、投入のどちらのいけ方でもよいです。

Kさんの作品です。

花材は「ディアボロ」「グラジオラス」です。

大きくしなっているディアボロを、左に伸びやかに構成。
ゆったりとした流れです。
グラジオラスは、右に長さを押さえて構成しています。
グラジオラスの花がオレンジの花器とよく合いますね(^^)

        ■正面から

        ■左から

        ■右から


             ■ディアボロ[バラ科]

アメリカテマリシモツケアメリカ手鞠下野)です。

■グラジオラス[アヤメ科]


           ■花器(陶器)

幅:30cm、高さ:12cm、奥行:9cmです。

2015年7月9日木曜日

自由花/そてつ、るりたまあざみ、しゃくやく

Nさんの作品です。

花材は「そてつ」「るりたまあざみ」「しゃくやく」です。

ソテツの構成がおもしろいですね!(^^)
中央の交差部分、左の葉は落としています。
丸めた部分と、丸い花材との関係もおもしろいです。

        ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]

           ■るりたまあざみ(瑠璃玉薊)[キク科]

             ■しゃくやく(芍薬)[ボタン科]

           ■花器(ガラス)

高さ:18.5cm、直径:25cmです。

剣山なしで水盤にいける(4-18)/ブルーベリー、けいとう

今回のテーマは「剣山なしで水盤にいける」です。

剣山を使用せずに、水盤に作品を構成します。
作品の構成は自由ですが、必ず水面から立ち上げましょう。
剣山を使用しませんから、水面を大きく見せることが出来ます。
せっかくですから、水面もきれいに見える作品を構成できるといいですね。

Oさんの作品です。

花材は「ブルーベリー」「けいとう」です。

立ち上げる位置を左右だけにしています。
すっきりと見えますね。
ブルーベリーの葉を思い切り整理して、枝の線を引き出しています。
風がそよいでいるような印象です。
花の重いケイトウも、うまく丁度良い位置に固定できていますね。
なんだか不思議なおもしろさを感じます(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

こちらからだと枝の印象ががらっと変わりますね。
おもしろいです(^^)

             ■ブルーベリー[ツツジ科]

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

           ■花器(陶器)

幅:39.5cm、高さ:5cm、奥行:24.5cmです。

縦長の構成(3-1)/がま、あせび、デルフィニウム

今回のテーマは「縦長の構成」です。
盛花形式でタテに長い印象の作品を構成してみましょう。
剣山を植物で隠すことが条件となっています。

青いテキストの1番です。
黄色い1・2のテキストを終え、これから自由表現のための引き出し作りが始まります。

Kさんの作品です。

花材は「がま」「あせび」「デルフィニウム」です。

縦長になるよう、ガマを思い切り高く入れました。
一部の葉はカールさせ、動きを作っています。
風が吹き抜けているよう印象です。

デルフィニウムの位置もいいですね。
重くなり過ぎないよう、下の部分の花を少し整理しています。
アセビも必要最小限にして水面を見せました。
涼しげですね〜v(^^)v

           ■正面から

           ■左から

           ■右から


             ■がま(蒲)[ガマ科]

             ■あせび(馬酔木)[ツツジ科]

             ■デルフィニウム[キンポウゲ科]


■花器(陶器)

幅42.5cm、高さ:6cm、奥行:12cmです。


2015年7月4日土曜日

自由花/ディアボロ、さんきらい、ガーベラ

Sさんの作品です。

花材は「ディアボロ」「さんきらい」「ガーベラ」です。

花器の形状そのままに立ち上がり、右に流した構成です。
葉の整理からでしょうか、ゆったりとした流れを感じます。
なんだか気持がゆっくりしてきます。やさしくしてくれます(^^)


        ■正面から

        ■左から

           ■右から



         ■ディアボロ(アメリカ手鞠しもつけ)[バラ科]

             ■サンキライ(山帰来)[ユリ科]


             ■ガーベラ[キク科]

             ■花器(陶器)


2015年7月3日金曜日

自由花/とくさ、しまがま、いしいも

Nさんの作品です。

花材は「とくさ」「しまがま」「いしいも」です。

足元を一点にまとめ、左から右へ勢いよく動いています。
ジグザグ部分の構成がとてもおもしろいです(^^)v
浮いてる感もいいですね!
イシイモが均等になってしまったのがちょっと残念・・・カナ。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から


              ■とくさ(木賊)[トクサ科]

             ■しまがま(縞蒲)[ガマ科]

             ■いしいも[キク科]

いけばなでは「いしいも」と呼んでいますが、
正しくは「キクイモモドキ」です。

           ■花器(陶器)

幅:56cm、奥行:10.5cm、高さ:9cmです。

2015年7月2日木曜日

植物を使った壁作品(4-17)/まき、ニューサイラン、クルクマ

今回のテーマは「植物を使った壁作品」です。

いけばなを飾る場として、壁面空間を考えてみましょうというテーマです。
長時間の展示でなければ水持ちの良いものはそのまま使用しても大丈夫です。
ピックなどを使用した場合は、見えないように構成することが大切です。

Oさんの作品です。

花材は「まき」「ニューサイラン」「クルクマ」です。

マキ、ニューサイランは水持ちが良いので切りっぱなしで使用しています。
クルクマにはピックを使用しています。

枝のかたいマキで骨格を構成し、ニューサイランを裂いて絡ませています。
マキのワイヤーで引っぱって作った曲線とニューサイランの動きが合って
一体感を感じますね(^^)
クルクマの位置もとても良いと思います。
ピックもうまく隠れています。


              ■正面から



             ■まき(槙)[マキ科]

              ■ニューサイラン[ユリ科]

              ■クルクマ[ショウガ科]