2019年2月26日火曜日

花展をめざす(5-25)/さんごみずき、ふうせんとうわた、ガーベラ

今回のテーマは「花展をめざす」です。
花展に出品する事を想定していけます。
花展はいろいろな形で行われていますが、草月展の流れにそって注意点など学んでいただきます。
草月展は展覧会にテーマが設けられていたり、デッサンの提出も必要です。
作品サイズ、制作時間も意識していけましょう。 

IHさんの作品です。

花材は「 さんごみずき、ふうせんとうわた、ガーベラ」です。

草月展の過去のテーマに「言葉」がありました。
IHさんが選択したのは以下の言葉です。
 
 ■テーマ

 ■デッサン

サンゴミズキが殻でフウセントウワタとガーベラが響き合う情景でしょうか。
撓めて立ち上がったサンゴミズキの丸みがやさしいですね(^^)
フウセントウワタが湧き上がるあぶくのようにも感じます。
ガーベラはデッサンから変化、高い位置に1輪だけにしてより響き合う感じになりましたね!
 
 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ドラセナ[リューゼツラン科]・・使っていません
 こうりやなぎ(行李柳)[ヤナギ科]・・使っていません
 ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]
 さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]
 ガーベラ[キク科]

 ■花器(ガラス)
 高さ:19cm、直径:役25cm

すいせん(5-6)/すいせん

今回のテーマは「すいせん」です。
すいせんの基本的な扱い方を学びましょう。
「葉組み」をして花と葉の高さのバランスを、いけたい形に変えていけてみましょう。
 
ICさんの作品です。

花の高さを変えた配置、右側の葉の広がりも動きがありきれいですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 投入は束ねてから挿します。
 ウメを加えていけてみました(^^)

 ■正面から

 ■花器(陶器)
 高さ:13cm、直径:19cm

 ■花器(陶器)
 高さ:29cm、直径:9cm

十文字留め(5-5)/うめ、きんぽうじゅ、ゆり

今回のテーマは「十文字留め」です。
さまざまな形の投入花器にも、十文字留めでいけてみましょう。
十文字留めは横に広がるダイナミックな構成も可能です。

ICさんの作品です。

花材は「うめ、きんぽうじゅ、ゆり」です。

楕円の花器ですが、中に凹凸があり十文字の長さを合わせる事が難しかったようです。
十文字から左右に振り分けて立ち上がった形が、きれいですね(^^)
中央左を空けた事も良かったです。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ゆり(百合)[ユリ科]
 きんぽうじゅ(金宝樹)[フトモモ科]
 うめ(梅)[バラ科]

 ■花器(陶器)
 高さ:20.5cm、幅:19cm、奥行:12.5cm
 ・・写真ありません(××)

自由花/さんごみずき、たにわたり、ニューサイラン、ダリア

NHさんの作品です。

花材は「さんごみずき、たにわたり、ニューサイラン、ダリア」です。

左右に思い切りよく開いた作品ですが、繊細で優美な印象ですね(^^)
サンゴミズキは上に向かう小枝だけを残し、矯めて動きをつけてあります。
流れるようなタニワタリの葉の動きと、裂いて太さを変えて丸めたニューサイランの動きが良く合っています。
短く中央に配されたダリアも、色の効果とともにいいですね。
 
 ■正面から

丸めたニューサイランの動きがもっと前面に出てくるかな、と上からかぶさるように入っていたニューサイランを外してみました。

 ■正面から

 ■左から
 
 ■花材・・左から
 さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]
 ダリア[キク科]
 ニューサイラン[ユリ科]
 タニワタリ(島大谷渡)[チャセンシダ科]

 ■花器(陶器)
 高さ:37cm、幅:4.5cm、奥行:9.5cm

同じ形を繰り返す(3-17)/ふとい、ニューサイラン、ばら

今回のテーマは「同じ形を繰り返す」です。
植物素材の特徴を引き出した形を、作品の中で繰り返す事によりリズムのある構成をしてみましょう。

SAさんの作品です。

花材は「ふとい、ニューサイラン、ばら」です。

フトイを折り曲げてつくった『三角形』を繰り返した構成ですね。
三角形の大きさを変え、よりリズムを感じます。
見た瞬間に「クリスマスツリーだ」と思いました(^^)
※UPが遅くなりましたが、実は12月の作品です・・ゴメンナサイ(××)
緑の太いに赤い花器を選び、やはりクリスマスツリーをイメージして構成したそうです。
中央に軽やかに配されたニューサイラン、真直ぐにそびえる1輪のバラも効果的です!

 ■正面から

花器を角のある平らなものに替えてみました!
上は鉢から立ち上がる1本のツリーに見えていましたが、平らな花器に変えた事で山脈が連なっているように感じる作品に変わりました。
おもしろいですね〜(^^) 

 ■正面から

■花材・・写真がありません(××)
ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]
ニューサイラン[ユリ科]
ばら(薔薇)[バラ科]

  ■花器(陶器)
 幅:21.5cm、奥行:21.5cm、高さ:11.5cm

  ■花器(陶器)
 幅:35.5cm、高さ:5.5cm、奥行・左:21cm、右:12.5cm

2019年2月13日水曜日

自由花/いぼた、メラリューカ

IHさんの作品です。

花材は「 いぼた、メラリューカ」です。

イボタの丸い切り口がポイントになっています。
実につながる細い線の動きも良いですね!
イボタは実だけなので水につけてなくてもしばらく大丈夫です。
角度によってまったく異なる表情です(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■もっと左から

 ■花材(左から)
 メラリューカ[フトモモ科]
 ストック[アブラナ科]・・使っていません。
 いぼた(水蠟樹)[モクセイ科]

 ■花器(陶器)
 高さ:59cm、幅:21cm、奥行:21cm



足元を見せる構成(3-18)/つつじ、ふうせんとうわた、カラー

今回のテーマは「足元を見せる構成」です。
すっきりとシンプルに整理し、足元の美しさを積極的に見せてみましょう。
あえて足元を見せる事で花器と花材の関係を意識、緊張感のある空間を感じる事ができるでしょう。

SAさんの作品です。

花材は「 つつじ、ふうせんとうわた、カラー」です。

すくっと立ち上がった緑と茶色の太い線、力強いですね!(^^)
フウセントウワタの細い茎をカラーの太い茎に隠した事で、力強さが出ました。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]
 スターチス[イソマツ科]・・使っていません。
 カラー[サトイモ科]
 つつじ(躑躅)[ツツジ科]

 ■花器(陶器)
 幅:約25cm、高さ:約27cm、奥行:約25cm

自由花/ひいらぎなんてん、チューリップ

IHさんの作品です。

花材は「ひいらぎなんてん、チューリップ」です。

大胆な構成ですね!
半円の花器を2つ、遊具の上でチューリップが踊っているみたいです〜(^^)

 ■正面から

 ■やや右から

 ■もっと右から

 ■花材(左から)
 ひいらぎなんてん(柊南天)[メギ科]
 チューリップ[ユリ科]
 きいちご(木苺)[バラ科]・・使っていません。

 ■花器(陶器)
 1つあたり 幅:30cm、高さ:18.5cm、奥行:5cm

2019年2月5日火曜日

自由花/そてつ、アイリス

NHさんの作品です。

花材は「そてつ、アイリス」です。

鳥が飛び立つような、風が舞い上がるような感じがします(^^)
葉先をそのままにした葉と葉先をカットした葉の組合せから生まれたうねり、不思議な世界ですね!
ソテツの葉の間から見えるアイリスの高さもいいですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■もう少し右から

 こちらは激しい感じですね(^^)

 ■花材(左から)
 のばら(野茨)[バラ科]・・使いませんでした
 アイリス[アヤメ科] 
 そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]

 ■花器(陶器)
 幅:18.5cm、高さ:32cm、奥行25cm

植物を編む/ブラックリーフ、トルコききょう

今回のテーマは「植物を編む」です。
編む手法を使っていけてみましょう。

SAさんの作品です。
花材は「 ブラックリーフ、トルコききょう」です。

細く裂いたブラックリーフの芯に近い部分だけを編み、外側は垂らしています。
独特な雰囲気ですね!
見え隠れする白のトルコキキョウがポイントになっています。茎も効果的ですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 トルコききょう(トルコ桔梗)[リンドウ科]
 アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]・・使っていません
 ブラックリーフ[リュウゼツラン科]

 ■花器(ガラス)
 幅:22cm、高さ:24cm、奥行:10cm