2014年2月25日火曜日

自由花(ぼけ、アンスリウム、たましだ)

Nさんの作品です。
なんとNさん、一昨日の東京マラソンを完走しました〜ぁv(^^)v
東京マラソンの詳細は、今日のお稽古で聞かせてくださるそうです。
楽しみ〜。

さて作品ですが、花材は「ぼけ」「アンスリウム」「たましだ」です。

左右に大きく開いた構成です。
   ・・・左が窓に重なって(××)ゴメンナサイ。
ぼけの鋭い線がいきいきとおもしろいです。
アンスリウム、たましだの表情もいいですね。
花芽の付いていなかった1本を、床から立ち上げています。
花器とおもしろい関係になっています。

        ■正面から

        ■左から

           ■右から


             ■ぼけ(木瓜)[バラ科]

秋のぼけは先端が切り取られている場合が多いですが、
春先のぼけは、先端の鋭い部分を残して出回っています。
より鋭さを感じます。

             ■アンスリウム[サトイモ科]

今回のものは鮮やかなグリーンで、
おばけアンスのような形をしていますね。

            ■たましだ(玉羊歯)[ツルシダ科]

地中をはう枝に球状の貯蔵器官ができることからこの名があるそうです。


             ■花器(陶器)

高さ:約35cm、幅:約20cm、奥行:約18.5cmです。

2014年2月24日月曜日

自由花(うんりゅうやなぎ、ゆきやなぎ、カラー、スターチス)

Sさんの作品です。

花材は「うんりゅうやなぎ」「ゆきやなぎ」「カラー」「スターチス」です。

とてものびやかな作品です。
足元を右にまとめ、きれいですね。
カラーの滑らかな茎を前面に、雲竜柳や雪柳はその後ろから出発させています。
右下から左に向って伸び上がっている雪柳の枝も利いていますね。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から


          ■うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]

枝がねじ曲がって立ち上がる姿から、この名があるそうです。
春先だからか、葉や芽がついていました。
作品は枝だけにして使用しています。

             ■ゆきやなぎ(雪柳)[バラ科]

名前に「柳」がついていますが、バラ科です。
葉の形が柳の葉に似ていることから、この名がついたそうです。
枝は堅く、撓めは利きません。

             ■カラー[サトイモ科]

今回は、純白で清潔な印象です。
カラーは苞の形や色も魅力ですが、スッキリと伸びた茎もとても魅力です。

             ■スターチス[イソマツ科]

オーソドックスなタイプですが、紫が鮮やかですね。

          
           ■花器(陶器) 

幅:26cm、奥行:15.5cm、高さ(中央):10.5cm、(脇):14cm

2014年2月20日木曜日

自由花(れんぎょう、ユーカリ、カラー)

Nさんの作品です。

花材は「れんぎょう」「ユーカリ」「カラー」です。

L字の花器の形状を発展させた構成をしています。

れんぎょうは上部の枝だけを残し、上に向っている動きが生きるよう
かなり整理をしています。
ユーカリとカラーの表情がとてもやさしいですね。


        ■正面から

        ■右から

           ■左から

            ■れんぎょう(連翹)[モクセイ科]

早春を告げる花木の一つです。
花色は明るい黄色で鮮やかです。
枝は中が空洞で折れやすいので、枝振りをいかします。

             ■ユーカリ[フトモモ科]

ユーカリは800種程あるそうです。
今回のものは小振りの丸い葉で、とてもやさしい印象です。

             ■カラー[サトイモ科]

今回のものは茎が比較的細いです。


           ■花器(陶器)

幅:約33cm、高さ:約17cm、奥行:約10cmです。

2014年2月12日水曜日

自由花(まんさく、こでまり、ダリア)

Sさんの作品です。

花材は「まんさく」「こでまり」「ダリア」です。

まんさくを丁寧に撓め、力強い曲線で構成しています。
とても大きな花器を使用していますが、負けていません。
ダリアをまとめたのも良いですね。
ダリアは透明感があるので、ガラスの花器とよく合っています。
こでまりの扱いが、軽やかさを添えています。

        ■正面から

        ■右から

        ■左から


             ■まんさく(万作)[マンサク科]

春先駆けて<先ず咲く>ので「まんさく」の名がついたとも言われます。
花びらがリボン状で独特の風情です。
撓めがききます。
作品のまんさくは、もとはこんなに真直ぐな印象でした。

             ■こでまり(小手鞠)[バラ科]

白い小さな花が丸く手鞠のように集まって咲きます。
撓めはききませんので自然の枝振りをいかします。
花がたわわについて、重みで枝垂れている場合は、
花数を減らすことで撓りをコントロールすることもできます。

             ■ダリア[キク科]

さまざまな色、花びらの形もさまざまですが、
どれも透明感がありあでやかです。
今回のものは黄色い花びらの縁がオレンジで、
くっきりとその形を描き出しています。

             ■花器(ガラス器)

高さ:約33cm、直径:約24cm

2014年2月2日日曜日

自由花(こぶし、ぎょりゅうばい)

Nさんの作品です。

花材は「こぶし」「ぎょりゅうばい」です。

こぶしは全く撓めることのできない花材です。
枝振りをいかし、
より一層いきるように整理して構成しています。
春の陽を喜んでいるように感じました。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から


             ■こぶし(辛夷)[モクレン科]

春を告げる花木のひとつです。
蕾はうぶ毛をつけた皮に被われていて、枝に小鳥がとまっているようです。
開きかけ、咲ききった時と、異なる表情を見せてくれます。
花びらは繊細で擦れると茶色く変色しますので、細心の注意で取り扱います。


             ■ぎょりゅうばい(檉柳梅)[フトモモ科]

ワックスフラワーと同じフトモモ科です。
花が梅の花に似ていて花弁は5枚です。

             ■花器(陶器)

高さ:約25cm、幅:約25cm、奥行:約20cmです。