2018年11月24日土曜日

「草月五十則」からの発想(5-23)/どうだんつつじ

今回のテーマは「『草月五十則』からの発想」です。
「草月五十則」から1則選び、自分なりに解釈、理解した上でいけます。

OSさんの作品です。
花材は「どうだんつつじ」です。
選んだのは四十四則「重複がないかを見る、強調があるかをみる」です。

一種いけということもあり、表現が明確ですね。
疎密をはっきりと出し、切り取られた空間も明快です(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■どうだんつつじ(満天星・灯台躑躅)[ツツジ科]

 ■花器(陶器)
 幅:39.5cm、高さ:11cm、奥行:11cm

祝い花(5-11)/うめもどき、たにわたり、りんどう

今回のテーマは「祝い花」です。
さまざまな祝い事、花柳の場を想定していけます。
心をこめ、お祝いの気持ちをいけばなに託していけましょう。

OKさんの作品です。

花材は「 うめもどき、たにわたり、りんどう」です。

すっと立ち上がった姿に、清潔感を感じました。
お祝いのお相手が、そのような印象の方なのでしょうか。
立ち上がり部分にもウメモドキを配したのも良かったです(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 りんどう(竜胆)[リンドウ科]
 たにわたり(谷渡)[チャセンシダ科]
 うめもどき(梅擬)[モチノキ科]

 ■花器(陶器)
 高さ:13cm、直径:19cm

自由花/のばら、そてつ、さんたんか

IHさんの作品です。

花材は 「のばら、そてつ、さんたんか」です。

今回は、お勤め先の内定式の受付に飾る目的をもっていけました。
キリリとした作品、場にふさわしいのではないでしょうか(^^)
ソテツの輪、ノバラの水平線、サンタンカをまとめ器と紅白で対比させたのも効果的ですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 のばら(野茨)[バラ科]
 さんたんか(山丹花)[アカネ科]
 そてつ(蘇鉄)[ソテツ科]
 しゅうめいぎく(秋明菊)[キンポウゲ科]・・使っていません

 ■花器(陶器)
 幅:27cm、高さ:24cm、奥行:9cm

2018年11月21日水曜日

自由花/ふうせんとうわた、われもこう

NHさんの作品です。

花材は「ふうせんとうわた、われもこう」です。

ワレモコウの飛び散るような表情がおもしろいです(^^)
足元を見せたのも良いと思います、軽快な印象です。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 クルクマ[ショウガ科]・・使っていません
 われもこう(吾亦紅)[バラ科]
 ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]
 くじゃくひば(孔雀檜葉)[ヒノキ科]・・使っていません

 ■花器(陶器)
 幅:27cm、高さ:24cm、奥行:9cm

自由花/うんりゅうやなぎ、われもこう、しゅうめいぎく

OSさんの作品です。

花材は「うんりゅうやなぎ、われもこう、しゅうめいぎく」です。

ゆらめきながら立ち上っていくようでおもしろいですね(^^)
口のところですべての枝を留め、花器の中をすっきり見せたのも良いですね!

 ■正面から

 ■右から

 ■もっと右から

 ■花材(左から)
 うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]
 しゅうめいぎく(秋明菊)[キンポウゲ科]
 われもこう(吾亦紅)[バラ科]

 ■花器(ガラス)
 高さ:25.5cm、直径:21cm

2018年11月20日火曜日

自由花/すすき、ニューサイラン、とうがらし、けいとう

IHさんの作品です。

花材は「すすき」「ニューサイラン」「とうがらし」「けいとう」です。

花器の▲の面とニューサイランで切り取られた空間の関係がステキです!
ススキとトウガラシの茎の細い線の疎密も、ニューサイランの面との対比で効果的ですね(^^)
ケイトウを短く使って太い茎の線を消したのも良かったですね。
 ■正面から

 ■左から

 ■もっと左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ニューサイラン[ユリ科]
 すすき(薄)[イネ科]
 ヒペリクム[オトギリソウ科]
 とうがらし(唐辛子)[ナス科]
 けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

 ■花器(陶器)
 幅:29cm、高さ:22.5cm、奥行:7.5cm

動きを表現する(5-18)/うんりゅうやなぎ、アレカやし、やまとりかぶと

今回のテーマは「動きを表現する」です。
動きを表す言葉(動詞)から発想していけましょう。

OKさんの作品です。

花材は「うんりゅうやなぎ、アレカやし、やまとりかぶと」です。

動詞は「翔る」です。
空高く飛ぶ、飛ぶように早く走るなどの意味をもちます。

ヤマトリカブトは、アレカヤシの緑を眼下に天高く飛ぶ鳥のようですね(^^)
流れるウンリュウヤナギから勢いを感じます。
 
 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 やまとりかぶと(山鳥兜)[キンポウゲ科]
 うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]
 アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]

 ■花器(陶器)
 幅:76cm、高さ:9.5cm、奥行:12cm

花展をめざす(5-25)/ユーカリ、ヒペリクム、着色おがら

今回のテーマは「花展をめざす」です。
花展に出品することを想定して制作します。
作品サイズや制作時間も意識する必要があります。
花展出品の流れやマナー等も学びましょう。

KHさんの作品です。

テーマを「目で見えぬものをいけよ」としました。
花材は「 ユーカリ、ヒペリクム、着色おがら」です。

作品コンセプト「風の抜けた先」

 ■デッサン

ユーカリとヒペリクムの構成はデッサン通りです。
ユーカリとヒペリクムで作った輪の中を風が吹き抜けていくイメージは、オガラを軽やかに構成することができないままタイムリミットでした。
実際にいけてみるとデッサン通りに進まないこともしばしばあります。
その体験も大切な学びです(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 着色おがら
 ヒペリクム(オトギリソウ科)
 ユーカリ[フトモモ科]

 ■花器(陶器)
 幅:25cm、高さ:12.5cm、奥行:21.5cm

まぜざし(4-5)/すすき、われもこう、おみなえし、りんどう、けいとう、こぎく、やまとりかぶと、こすもす、ヒペリクム

今回のテーマは「まぜざし」です。
草花を主に、5種以上の花材を使っていけることを「まぜざし」といいます。
多くの種類を使うことから色彩豊かな作品になることでしょう。

SAさんの作品です。

花材は9種「すすき、われもこう、おみなえし、りんどう、けいとう、こぎく(2色)、やまとりかぶと、こすもす、ヒペリクム」です。

深めの花器にススキ以外を短めにまとめています。
オミナエシの隙間から見えるリンドウ、色の重なり連なりが美しいです。
ススキ、ワレモコウの表情もいいですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(右から)
 こぎく(小菊)[キク科]
 やまとりかぶと(山鳥兜)[キンポウゲ科]
 おみなえし(女郎花)[オミナエシ科]
 りんどう(竜胆)[リンドウ科]
 われもこう(吾亦紅)[バラ科]
 こすもす(秋桜)[キク科]
 けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
 すすき(薄)[イネ科]
 ヒペリクム [オトギリソウ科]

 ■花器(ガラス)
 幅:17cm、高さ:16cm、奥行:17cm

自由花/のばら、ユーカリ、リューカデンドロン

 IHさんの作品です。

花材は「のばら」「ユーカリ」「リューカデンドロン」です。

前後に大きく開いた作品です。
赤い実の中を立ち上っていくユーカリの表情がいいですね(^^)
緑と黄緑の重なり、紅い実と緑の重なりもきれいですね。

  ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ユーカリ[フトモモ科]
 リューカデンドロン[ヤマモガシ科]
 のばら(野茨)[バラ科]

 ■花器(陶器)
 幅:30cm、高さ:22.5cm、奥行:10cm