2022年8月26日金曜日

マッスと線の構成(3-13)/ガマ、ヒペリクム、ひおうぎ

今回のテーマは「マッスと線の構成」です。

いけばなの3つの構成要素「線・色・塊」の「線」と「塊(マッス)」のふたつの表現で作品を構成します。

線と塊、性格の異なる要素を対比させ、それぞれの要素の効果をより高める作品を目指しましょう。


1作目

マッスを花器から立ち上げた位置で構成、おもしろいですね。

立ち上げている部分も、線の構成要素です。葉を整理し、線を整理して、上部につないでいます。

マッスに線が加わったことで、作品が大きく広がりました😊


2作目(自由花)

ガマを主役に自由花です。

今回はヒオウギも入れてやさしい印象です。

角度によって見え方が大きく変わって、おもしろいですね😊


写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から→右から→真裏から

花材(左から) ヒペリクム[オトギリソウ科]→がま[ガマ科]→ひおうぎ[アヤメ科]

 

2022年8月24日水曜日

自由花/にしきぎ、カークリゴ、グロリオーサ

ATさんの作品です。

 

花材は「 にしきぎ、カークリゴ、グロリオーサ」です。


大胆な構成、伸びやかでおもしろいですね。

ニシキギとグロリオーサの傾いた表情、カークリゴの構成もおもしろいです。

ニシキギは2本で構成されており、水に入っています😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) カークリゴ[ユリ科]→グロリオーサ[ユリ科]→にしきぎ[ニシキギ科]

 

2022年8月22日月曜日

自由花/とくさ、ミリオクラダス、けいとう

HRさんの作品です。

 

花材は「 とくさ、ミリオクラダス、けいとう」です。


1作目

短冊の花器は直線を意識させてくれます。

折ったトクサが空間を切って、大小の三角形がおもしろく構成されました。

ミリオクラダスの分量高さが水面をうつくしく見せ、ケイトウの赤の見え隠れもいいですね😊


2作目

折ったトクサを幾重にも重ね、力強い作品です。

手法は1作目と同じですが、密度を高めたことが力強さにつながり、1作目とは異なる印象の作品になりました。

角度によって違う顔を見せてくれるのも、楽しいですね😊

 

写真(1作目) 正面から→左から→もっと左から→右から

  (2作目) 正面から→真左から→右から→もっと右から

 

花材(左から) ミリオクラダス[ユリ科]→けいとう[ヒユ科]→とくさ[トクサ科]

 

2022年8月20日土曜日

自由花/うんりゅうやなぎ、たにわたり、りんどう

NHさんの作品です。

 

花材は「うんりゅうやなぎ、たにわたり、りんどう」です。


青いリンドウを囲み、ウンリュウヤナギが妖しく動いています。

吸い込まれそうです。

ウンリュウヤナギはよく整理し、動きを見ながら1本1本丁寧に矯めてあります。

タニワタリは全体の動きに合わせ、重くならないように半分にして使っています。

うつくしい作品です😊

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) 名前分からず(××)※使っていません→たにわたり[チャセンシダ科]→うんりゅうやなぎ[ヤナギ科]→りんどう[リンドウ科]

 

2022年8月12日金曜日

自由花/ミリオンバンブー、ニューサイラン、コニカル

IHさんの作品です。

 

花材は「ミリオンバンブー、ニューサイラン、コニカル」です。

 

ミリオンバンブーが水に潜ったり交差したり、ジェットコースターのようです。 

遊園地のようで楽しい作品ですね(^^)

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) 

2022年8月11日木曜日

自由花/まんだらげ、ヒペリクム、ひめがま

HRさんの作品です。

 

花材は「まんだらげ、ヒペリクム、ひめがま」です。

 

1作目

ユーモラスな姿のマンダラゲは、いつも万歳をしているこども見えてしまい、岡本太郎の彫刻を思い出します。

花器の内側が水色で、水辺から伸びやかに立ち上がっているようです。

ヒペリクムを短くして花器に近いところに置いたことで、色が効果的に表現されています(^^)

 

2作目

マンダラゲからガマへとつながる、横のラインが花器の形と響き合っています。

ガマの穂が涼しげですね。

奥までしっかり入っていますから、花器を真横にした角度からもおもしろいですね(^^)


写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から

花材(左から) ヒペリクム[オトギリソウ科]→ひめがま[ガマ科]→まんだらげ[ナス科]

 

2022年8月9日火曜日

自由花/ようしゅやまごぼう、カークリゴ、アスター

KHさんの作品です。

 

花材は「 ようしゅやまごぼう、カークリゴ、アスター」です。


1作目

半分に裂いたカークリゴを前後に合わせ真っすぐに立ち上げています。

アスターやヨウシュヤマゴボウも真っすぐ立ち昇らせて、ガラス花器の効果でしょうか、ジャックと豆の木を連想しました(^^)

 

2作目

ヨウシュヤマゴボウのラインとカークリゴの面、花器の形状が響き合って気持ちの良い作品ですね。

アスターの分量もちょうど良く軽快です(^^)

 

写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) ようしゅやまごぼう[ヤマゴボウ科]→アスター[キク科]→カークリゴ[ユリ科] 

 

2022年8月7日日曜日

マッス(3-12)/ミリオクラダス、てんもんどう、スプレーばら

今回のテーマは「マッス」です。

花材を集合させて塊をつくり、作品を構成します。

花器とどのように関わらせるかが重要です。

 

OSyさんの作品です。

 

花材は「ミリオクラダス、てんもんどう、スプレーばら」です。

 

1作目

花器を立てて、縦長のマッスを目指しました。

赤いバラの塊をどう関わらせるか‥。

正面からは静の表情ですね。

左から見ると、ひとつの塊の中で緑と赤が絡まりながら上昇していくように感じます。

右からもおもしろいです😊

 

2作目

マッスをテーマにしていませんが、線は無くゆるやかな塊で、面的な作品ですね。

バラの花の分量がちょうど良いです。

 光を通して、気持ちも明るくしてくれます😊


写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から

花材(左から) スプレーばら[バラ科]→てんもんどう[ユリ科]→ミリオクラダス[ユリ科]