2017年8月28日月曜日

直線と曲線の構成(3-7)/とくさ、ユーカリ、ガーベラ

今回のテーマは「直線と曲線の構成」です。
直線と曲線の2種類の線で作品を構成します。
対比させたり調和させる事で、よりそれぞれの線がいきる作品を目指しましょう。

lCさんの作品です。

花材は、「とくさ」「ユーカリ」「ガーベラ」です。

ユーカリの自然な曲線に、トクサの人工的な直線を合わせた構成です。
どちらの線も弾むような要素を感じます。
共通要素をもたせた事で、作品に纏まりが生まれていますね。
ガーベラを短く色として使ったのも良かったです😊

■正面から

■左から

■右から

■とくさ(木賊)[トクサ科]
   /ガーベラ[キク科]
      /ユーカリ[フトモモ科]

■花器(陶器)
幅:13.5㎝、高さ:14㎝、奥行:9㎝です。

2017年8月11日金曜日

自由花(1-15)/ねずみもち、ふうせんとうわた、すかしゆり

テキスト(1-15)、初めての「自由花」です。

SAさんの作品です。

花材は「ねずみもち」「ふせんとうわた」「すかしゆり」です。

風に靡いているようなネズミモチ、
フウセントウワタの表情、ユリの蕾が楽しげです。
「森をイメージしました」との事、なるほど〜(^^)

        ■正面から

        ■左から

           ■もっと左から

         ■右から

        ■ねずみもち(鼠黐)[モクセイ科]
               /ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイも科]
                   /すかしゆり(透百合)[ユリ科]

           ■花器(陶器)

幅48.5cm、高さ9.2cm、奥行:8cmです。

直線の構成(3-5)/さんごみずき、ふとい、アマランサス

今回のテーマは「直線の構成」です。
いけばなを構成する要素(線・色・塊)
そのひとつ(線)の中の「直線」によって作品を構成します。

ICさんの作品です。

花材は「さんごみずき」「ふとい」「アマランサス」です。

赤と緑の三角が入り乱れた構成がおもしろいです!(^^)v
アマランサスの色の塊、ポイントになっています。
サンゴミズキの葉、フトイの穂もアクセントになって作品にやさしさをプラスしています。

フトイは直線的な素材です。
サンゴミズキの小枝の部分はゆるやかな曲がりをもっていましたが、
矯める技術を使い、極力直線的な印象に変えています。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

     ■ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]
             /アマランサス(ヒユ科)
                 /さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]

           ■花器(陶器)

幅:33.5cm、高さ:14cm、奥行:11cmです。

自由花/オクラ、ニューサイラン

OKさんの作品です。

花材は「オクラ」「ニューサイラン」です。

右に勢いよく伸びたニューサイランと花器との関係、空間が良いですね!
オクラの形状、ニューサイランの先端に共通項を感じます。
水中をゆらゆらと泳いでいるような動きが素敵です(^^)

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

        ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
              /ニューサイラン[ユリ科]
                    /オクラ[アオイ科]

ケイトウは使いませんでした。

           ■花器(陶器)

幅:46cm、高さ:11cm、奥行:9cmです。

複数花器にいける(3-4)/のばら、パンパスグラス、アンスリウム

今回のテーマは「複数花器にいける」です。
2つ以上の花器を使って構成します。
花器の組合せ、個数は自由です。

ICさんの作品です。

花材は「のばら」「パンパスグラス」「アンスリウム」です。

同じ形、色の花器を選択しました。

ノバラの暴れている勢いを大切に、アンスリウムのリズムがいいですね(^^)
ゴム製のような花器と荒野を感じさせるパンパスグラス、組合せがおもしろいです。
花器はあえて横並び、力強い感じになりました。

        ■ 正面から

        ■左から

        ■右から

         ■のばら(野茨)[バラ科]
              /パンパスグラス[イネ科]
                  /アンスリウム[サトイモ科]

           ■花器(陶器)

幅:26cm、高さ:14cm、奥行:15.5cmです。

縦長の構成(3-1)/さんごみずき、きいちご、ばら

今回のテーマは「縦長の構成」です。
縦に長い作品、上方に向かって伸びていく力を意識して構成します。

KYさんの作品です。
今回からYさんはKYさんとさせていただきます。

花材は 「さんごみずき」「きいちご」「ばら」です。

伸びやかなサンゴミズキを追いかけるようにバラを配し、
上方に向かっていく力を感じる作品になっていますね(^^)
バラの葉の残し方、キイチゴ葉の濃淡のバランスも良いです。

            ■正面から

            ■左から

           ■右から

        ■ばら(薔薇)[バラ科]
            /きいちご(木苺)[バラ科]
                 /さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]

緑をみつめる(5-4)/どうだんつつじ、アレカやし、がま

今回のテーマは「緑をみつめる」です。
植物のもつ緑色だけで作品を構成します。
植物の種類、季節により緑色の質感や色合いは異なります。
形状にも違いがあります。
さまざまな緑をみつめてみましょう。

NHさんの作品です。
今回からNさんはNHさんとさせていただきます。

花材は「どうだんつつじ」「アレカやし」「がま」です。

アレカヤシは思い切り葉を切り落とし変貌させ、
ドウダンツツジは必要な分量だけ 、
ガマはくるくるリボンのように口元だけに入れました。
緑をみつめ、おもしろい探しに挑みました!

          ■正面から

           ■左から

           ■右から

       ■がま(蒲)[ガマ科]
             /どうだんつつじ(満天星)[ツツジ科]
                 /アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]

             ■花器(陶器)

高さ:61.5cm、直径上:7cm、直径下:10cmです。

動きを表現する(5-18)/まんだらげ(いがなす)、晒しほうきぐさ

今回のテーマは「動きを表現する」です。
動きを表す言葉、動詞から発想していけます。

IHさんの作品です。
今回からIさんはIHさんとさせていただきます。

花材は、「まんだらげ(いがなす)」「晒しほうきぐさ」です。

IHさんが選んだ動詞は「飛び出す」です。
勢いよく飛び出している事が感じられる作品に なっていますね!(^^)

        ■正面から



        ■左から

        ■右から

        ■ひまわり(向日葵)[キク科]
             /まんだらげ(曼荼羅華)[ナス科]
                 /晒しほうきぐさ(箒木)[アカザ科]

ヒマワリは使いませんでした。

             ■花器(陶器)

高さ:43.5cm、奥行:9.5cm、幅:7cmです。

株分けの構成(3-3)/にしきぎ、くじゃくひば、グラジオラス

今回のテーマは「株分けの構成」です。
剣山を2個以上(挿し口を2カ所以上)使っていけます。
株と株との空間を意識して構成します。

ICさんの作品です。
今回からCさんはICさんとさせていただきます。

花材は「にしきぎ」「くじゃくひば」「グラジオラス」です。

左の大きなニシキギと右の咲いているグラジオラスの向き合いが、
2つの株の空間に緊張感を作ってくれています(^^)
差し口もクジャクヒバの緑の濃淡を使い、きれいにまとめていますね。

        ■正面から

           ■左から

        ■右から

        ■くじゃくひば(孔雀檜葉)[ヒノキ科]
                /グラジオラス[アヤメ科]
                  /にしきぎ(錦木)[ニシキギ科]

■花器サイズ
幅:39.5cm、奥行:24.5cm、高さ:5cmです。

緑をみつめる(5-4)/どうだんつつじ、アレカやし、がま

今回のテーマは「緑をみつめる」です。
植物のもつ緑色だけで作品を構成します。
植物の種類、季節により緑色の質感や色合いは異なります。
形状にも違いがあります。
さまざまな緑をみつめてみましょう。

OSさんの作品です。
今回からOさんはOSさんとさせていただきます。

花材は「どうだんつつじ」「アレカやし」「がま」です。
ドウダンツツジの丸みのある葉の形状、枝付き、
アレカヤシの濃い緑と鋭い先端、柔らかく伸びやかなガマの葉、
それぞれの持ち味が素敵に構成されていますね(^^)

           ■正面から

        ■左から

           ■右から

        ■がま(蒲)[ガマ科]
             /アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]
                 /どうだんつつじ(満天星)[ツツジ科]

ガマの穂は茶色で形状からもポイントになる為、今回のテーマでは使用を避けました。

           ■花器(陶器)

幅:53.5cm、高さ:6cm、奥行:7cmです。

2017年8月2日水曜日

掛け花(5-16)/のばら、ヒペリクム、けいとう

今回のテーマは「掛け花・吊り花」です。
花器を「掛ける」もしくは「吊る」環境でいけます。
置く作品とは目線が変わります。
「掛ける」場合は花器より後ろに構成できません。
「吊る」場合は吊り方にもよりますが、作品が動くこともあります。

Iさんの作品です。

花材は「 のばら」「ヒペリクム」「けいとう」です。

花器の位置は目線より上部です。
流れ落ちるように構成されているノバラの勢いがきれいですね(^^)
口元にまとめられているケイトウが作品を引き締めてくれていますね。

            ■正面から

            ■左から

            ■右から

    ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
         /ヒペリクム[オトギリソウ科]/のばら(野茨)[バラ科]

               ■花器(陶器)

高さ:37cm、幅:10.5cm、奥行:9cmです。