2018年9月22日土曜日

場面を想定して(4-19)/にしきぎ、ローゼル、ガーベラ

今回のテーマは「場面を想定して」です。
お祝い事や季節の行事、だれかのために、何かのために・・。
場面を想定していけます。

ICさんの作品です。

場面はお招きしたお客様への迎え花です。

花材は「にしきぎ」「ローゼル」「ガーベラ」です。

ニシキギを楕円にまるめた構成は、リズムがあり楽しいお招きの場を連想します(^^)
花器に同形の装飾があります。
必然性が生まれ、作品が広がりましたね。
ローゼル、ガーベラもうまく溶込んでいます。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ガーベラ[キク科]
 ローゼル[アオイ科] 
 にしきぎ(錦木)[ニシキギ科]

 ■花器(ステンレス)
 高さ:(筒:30cm/全体:38.5cm)、筒直径:9cm、 幅:40cm

2018年9月14日金曜日

自由花/たますだれ、ほおずき、アマランサス、たにわたり

NHさんの作品です。

花材は「たますだれ」「ほおずき」「アマランサス」「たにわたり」です。

アマランサスの形状にタマスダレを撓めて合わせています・・NHさんらしい(^^)
ホオズキとタニワタリの位置、分量もとても良いですね。
楚々とした雰囲気、秋風を感じます!

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 たにわたり(谷渡)[チャセンシダ科]
 ほおずき(酸漿)[ナス科]
 たますだれ(玉簾)[イネ科]
 アマランサス[ヒユ科]

 ■花器(陶器)
 高さ:35cm、幅:20cm、奥行:19cm

自由花/パンパスグラス、晒しキウイづる、クルクマ

IHさんの作品です。

花材は「パンパスグラス」「晒しキウイづる」 「クルクマ」です。

直線と曲線がおもしろく構成されていますね!(^^)
クルクマとパンパスグラスの直線による面、パンパスグラスの斜めの直線 、キウイづるの大きな輪と曲線が全体をまとめてくれているようです。
四角い花器の形状ともとても合っていますね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

突き抜けている感じがおもしろいですぅ(^^)

 ■花材(左から)
 パンパスグラス[イネ科]
 クルクマ[ショウガ科]
 にしきぎ(錦木)[ニシキギ科]・・使っていません
 カークリゴ[ユリ科]・・使っていません
 ※キウイ[マタタビ科]・・写真ありません(××)ごめんなさい

 ■花器(陶器)
 幅:42cm、高さ:11cm、奥行:11.5cm

動きを表現する(5-18/ようしゅやまごぼう、トルコききょう

今回のテーマは「動きを表現する」です。
動きを表す言葉「動詞」から発想していけます。

OSさんの作品です。

花材は「ようしゅやまごぼう」「トルコききょう」です。

動詞は「垂れる」です。

ヨウシュヤマゴボウは実の房が垂れ下がっている花材ですが、作品から「垂れる」を感じることができるよう、実は必要なものだけに整理してありますね。
 立ち上がらせた形、葉の残し方、トルコききょうをまとめたのも良いです(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ようしゅやまごぼう(洋種山牛蒡)[ヤマゴボウ科]
 トルコききょう(トルコ桔梗)[リンドウ科]  

 ■花器(陶器)
 高さ:25cm、直径:18cm

植物を使った壁作品/のばら、あかなす、パンダヌス

今回のテーマは「植物を使った壁作品」です。
壁空間に植物を使って作品を構成してみましょう。
生の植物も水を飲ませる工夫をすることで使用できます。

ICさんの作品です。

花材は「のばら」「あかなす」「パンダヌス」です。

ノバラの実を外側にして、中央を大きな空間にして構成しています。
開いていかないようにアカナスで繋いでいますが、そのラインが空間を平面分割しているようでおもしろいです(^^)
パンダヌスのラインもいいですね。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 パンダヌス[タコノキ科]
 あかなす(赤茄子)[ナス科]
 のばら(野茨)[バラ科]

色をいける:対比(3-9)/あかなす、りんどう、デルフィニウム

今回のテーマは「色をいける:対比」です。
反対色を激しく対立させるのではなく、調和のとれた対比を意識しましょう。
分量、配置などを考えましょう。

SAさんの作品です。

花材は「あかなす」「りんどう」「デルフィニウム」です。

ブルーの濃淡を中央に集め、オレンジを外に散らす配置で構成しています。
色のバランス、分量、ちょうど良いですね。
花器の丸みが、色が対比しているアカナスの丸みと重なって、可愛らしい作品ですね(^^)

 ■正面から

 ■左から

 ■もっと左から

 ■右から

 ■花材・・写真取り忘れたみたいです(××)ゴメンナサイ。
 あかなす(アカナス)[ナス科]
 りんどう(竜胆)[リンドウ科]
 デルフィニウム[キンポウゲ科]

 ■花器(陶器)
 幅:17cm、高さ:右10cm/左13.5cm、奥行11.5cm
 

2018年9月12日水曜日

自由花/かえで、ヒペリクム、けいとう、パープルマジェスティ

IHさんの作品です。

花材は「かえで」「ヒペリクム」「パープルマジェスティ」「けいとう」です。

大きく横に広がった構成です。
カエデの葉はよく整理され、湖面のゆらめきを感じます(^^)
縦に並べたケイトウが、作品を引き締めていますね 。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 かえで(楓)[カエデ科]
 ヒペリクム[オトギリソウ科]
 ケイトウ(鶏頭)[ヒユ科]
 パープルマジェスティ[イネ科]

 ■花器(陶器)
 幅24cm、高さ:24.5cm、奥行:10.5cm

色をいける・同系色(3-8)/ひまわり、けいとう

今回のテーマは「色をいける・同系色」
同系色の花材を組み合わせて作品をいけます。
同系色は、まとまり易い反面、単調になり易いところがあります。
分量、空間での配置、バランスを考えて構成してみましょう。

SAさんの作品です。

花材は「ひまわり」「けいとう」「やりげいとう」です。

ヒマワリの花が大きく黄色の存在感が大きいため、丸いケイトウをかためています。
ヤリゲイトウは、形状から上に向かう勢いを感じるように配置しています。
写真で見ると、左のヒマワリがもう少し正面を向いていると良かったでしょうか・・ 。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ひまわり(向日葵)[キク科]
 けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
 やりげいとう(槍鶏頭)[ヒユ科]

 ■花器(陶器)
 幅:22cm、高さ:17cm、奥行:19cm

2018年9月9日日曜日

自由花/ういきょう、ドラセナ、オーニソガラム

KHさんの作品です。

花材は「ういきょう」「ドラセナ」「オーニソガラム」です。

最初はウイキョウの一種いけです。
軽やかな感じが良いですね(^^)
横からは立ち上がりが見えますので、花器の中にもう一輪花が入っていても良かったでしょう。

 ■正面から

 ■左から

 ■右から

すべての花材を使ってもう一作。

ドラセナの葉を丸め、花器の形状とつながりを感じます。
作品全体の構成は上への力と左に流れる力が同じかな・・。

今回は横への流れを取り上げることにして、まずはドラセナの上部を、次に一番背の高いオーニソガラムを取り除いてみました。
作品の変化を見てください。
 
 ■完成作品/正面から

 ■ドラセナ上部を切り取った後

 ■背の高いオーニソガラムを取り除いた後

 ■左から

 ■花材(左から)
 ドラセナ(リュウゼツラン科)
 オーニソガラム(ユリ科)
 ういきょう(茴香)[セリ科]

 ■花器(陶器)
 幅:25cm、高さ:20cm、奥行:12cm

 ■花器(陶器)
 幅:27cm、高さ:24cm、奥行:9cm

「草月五十則」からの発想(5-23)/ういきょう、オーニソガラム

今回のテーマは「草月五十則」からの発想です。
草月五十則から一則を選び、自分なりに解釈、理解した上でいけます。

OKさんの作品です。

花材は「ういきょう」「オーニソガラム」です。

三十四則「花と器、そして室へと、調和をひろげる」からの発想です。

部屋の片隅で、と場を設えていけました。
ウイキョウのカラーから、明るい緑の花器を選び、飾る場所にも緑の椅子をプラス。
花器はつぼ型ですが、色で選択していますのでつぼのいけ方でなくても良いとしています。

真上から、ウイキョウの花が天の川のようですね(^^)
花器の口などもう一工夫必要ですが、花材の都合もあり・・。

 ■真上から

 ■正面から


 ■左から

花器を替えて自由花で。
ドラセナがおもしろく入っていますね!
オーニソガラムとウイキョウも、ドラセナの流れとうまく合っています(^^)
 ■正面から

 ■左から

 ■右から

 ■花材(左から)
 ドラセナ(リュウゼツラン科)
 ういきょう(茴香)[セリ科]
 オーニソガラム[ユリ科]

 ■花器(陶器)
 直径:23.5cm、高さ:20cm

 ■花器(ガラス)
 幅:37cm、奥行:37cm、高さ:13cm