2023年7月31日月曜日

第16会研究会/早いけ

7月29日に16回目の研究会をしました。

テーマは「早いけ」です。 

いけばなとして見応えある作品を、2時間でできるだけ数多くいけるという内容です。

花材のおもしろい探し、何ができる花材か見極め、花器を選び、発想を作品にします。

 

参加者7名です。

花材はくじびきです。 

 

どういけたいかの発想がスタートですが、作品をいけるには以下も大切です。

この向きにしたい・・、矯める技術が必要です。

どうしたら留めることができるのか・・、どの留め方が最適か判断し実行します。

短時間で発想を作品にするには、確かな技術が必要になります。

日頃の稽古が大切ですね。

 

1人4〜7作品をいけました。

作品が見え易いように並べることが叶わず・・。

写真は作品が重なり合ったり、逆光だったりと観難いものになりましたが、集中力をもっていけ上げた作品の数々です。

 

2023年7月27日木曜日

自由花/とさみずき、りんどう

MAさんの作品です。

トサミズキの枝振りをいかして、おおらかですね。
花器の形、色、右下を空けて水を見せたのも良かったです。
雄大な自然さを感じました😊


写真 正面から→左から→右から
花材(左から) りんどう[リンドウ科]→サルナシ[マタタビ科]→とさみずき[マンサク科]
 

2023年7月26日水曜日

自由花/たますだれ、さるなし、クルクマ

NHさんの作品です。

1作目
タマスダレを折ったことで、より直線を意識した作品になっていますね。
花器にも直線があり響き合っています。
サルナシの葉は動きがありますね。
下のタマスダレの分量が多く、花器の面とも相まって下が重く感じてちょっと残念😐

2作目
軽快な作品ですね。
最初は3本とも穂がついていましたが、全体を見て1つだけに。
短時間で一気にいけあげ、納得の作品になったようですね。
右側からもステキです😊

写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から
花材(左から) たますだれ[イネ科]→クルクマ[ショウガ科]→さるなし[マタタビ科]



 

2023年7月21日金曜日

自由花/がま、ばら

IHさんの作品です。 

 

ガマの葉のくるんくるんがステキです。

ガマの穂の太さや長さに違いがあり、作品にイキていますね。

そしてIHさんの心をつかんだのがバラのトゲだそうです。

するどいトゲがびっしりでびっくりです(^^)


写真 正面から→左から→右から→トゲのアップ

花材(左から) つばき[ツバキ科]※使っていません→がま[ガマ科]→ばら[バラ科]

 

2023年7月19日水曜日

自由花/るりたまあざみ、ニューサイラン、クルクマ

MAさんの作品です。 

 

艶やかな色のクルクマ、初めて見ました。

花器やゆったりとした葉の動きから、優雅な印象です。

色に魅せられたのでしょうか・・、素材としては線も魅力です。

先ずは素材をよく見て、見つけたおもしろいを作品にしましょう(^^)

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) クルクマ[ショウガ科]→るりたまあざみ[キク科]→ニューサイラン[ユリ科]


2023年7月17日月曜日

ガラス花器をいかす(5-13)/ういきょう、ブラックリーフ、カラー

今回のテーマは「ガラス花器をいかす」です。 

内部が透けて見えるガラス花器の特性を生かしていけます。

花器の内部をどう見せるか・・枝、茎、葉、花、水、そして光。

花器の内と外・・どうしたら内側がいきてくるか考えましょう。

 

THさんの作品です。

 

1作目

ブラックリーフから墨を連想、水中に垂らすイメージで制作したとのこと。

ガラス面を透した水中は揺らめきがあり、イメージ通りですね。

墨を垂らす一点から広がるよう、ブラックリーフの茎を除き、ウイキョウも整理することに。

手直し前と後を比べてみてください(^^)

 

2作目

浮遊感がおもしろいですね。

角度によって中の茎が消えて見えます。

壁から映えたように見えるのも、水に溶けたように歪んで見えるのもおもしろいです(^^)

 

写真(1作目) 正面から(手直し前)→正面から(手直し後)→左から→右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から) カラー[サトイモ科]→スターチス[イソマツ科]※使っていません →ブラックリーフ[リュウゼツラン科]→ういきょう[セリ科]

 

2023年7月16日日曜日

自由花/あじさい、ゆきやなぎ、マリーゴールド

NHさんの作品です。 


矯めたユキヤナギが面の表情[・・写真はうまく出ていませんが(××)]主役です。

主役がイキるよう、アジサイとマリーゴールドを色として配し構成していますね。

夏が近づき、瑞々しかったアジサイはクレヨンで描いたような風情になってきました。

もうすぐ梅雨が明けますね😊

 

写真 正面から→左から→右から→もっと右から

花材(左から) マリーゴールド[キク科]→ゆきやなぎ[バラ科]→あじさい[ユキノシタ科]

 

2023年7月14日金曜日

自由花/ニューサイラン、ユーカリ、たんちょうアリウム、ピンクッション

MAさんの作品です。

タンチョウアリウムが、ニューサイランの網の目をくぐって伸びようとしている表情がいいですね。
足元を軽くしたことで、目線が上に上がります😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) ユーカリ[フトモモ科]→ピンクッション[ヤマモガシ科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→ニューサイラン[ユリ科]

 





 

2023年7月12日水曜日

自由花/べにすもも、ういきょう

IHさんの作品です。

平面に直線を引いたような構成がおもしろいですね。
ウイキョウはカクカクした曲をもった線が特徴です。
根元の方は太く、枝分かれから細くなっていますが、うまく作品に取り込んでいますね。
ベニスモモの赤い線を必要最小限にしたことで、より強くなったようです😊

写真 正面から→左から→右から
花材(左から) べにすもも[バラ科]→*アスパラガス・スプレンゲリー[ユリ科]→*ばら[バラ科]→ういきょう[セリ科] *使っていません