2023年6月29日木曜日

自由花/たにわたり、あわ、ひまわり

AYさんの作品です。

1作目
タニワタリの葉の間から見える、アワの葉が主役ですね。
アワの葉は、手にした時点で先が切り取られて真っ直ぐな状態ですが、その無機的な表情が他の有機的な表情と対比となっています。
右のタニワタリをしっかり垂直に立てたことが効いています。
また、穂の見せ方を葉と同じにしたのも良かったですね。
タニワタリの太い黒い葉脈も、花器から滲み上がったように見えます。
すべてが一体となって、素敵です😊

2作目
ガラス花器を2つ重ねて、中の透明な花器の水が見えます。
その水の高さがポイントですね。
たわんだヒマワリの曲線と、タニワタリの葉脈の曲線が響き合っています😊

写真(1.2作ともに) 正面から→左から→右から
花材(左から) たにわたり[チャセンシダ科]→ひまわり[キク科]→あわ[イネ科]

2023年6月28日水曜日

自由花/ブルーベリー、あじさい

IHさんの作品です。

 

ブルーベリーがたわわに実を付けています。

実が良く見えるように葉を整理しました。

枝の線もいかしたい…。

しかしながら、 大きなおおきなアジサイです。

色も赤は強いです。

葉が面になっている部分があったらなぁ、と。😊


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ブルーベリー[ツツジ科]→あじさい[ユキノシタ科]


2023年6月27日火曜日

自由花/ういきょう、ブラックリーフ、トルコききょう

YAさんの作品です。

 

カクカクとしたウイキョウの線が、面を作っています。

線が引かれることで生まれる空間がおもしろいですね。

トルコキキョウの花の隙間の空間も利いています(^^)


2作目

強風が吹いていますね〜。

裂いた葉を透して見えるトルコキキョウや飛び立つウイキョウから、なぜか蛍を連想しました(^^)

 

写真(1作目) 正面から→左から→右から→もっと右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から) トルコききょう[リンドウ科]→ブラックリーフ[リュウゼツラン科]→ういきょう[セリ科]


2023年6月26日月曜日

自由花/アリウム・リーキー、カラー、きいちご

NHさんの作品です。

 

1作目

同じ位置に曲がりのあるアリウムは、長短をつけて曲がりの位置を変えています。

緑の森から伸びる構成でしたが、おもしろい線の動きが半分になって勿体ないような・・。

そこで、キイチゴを外してみることにしました。

立ち上がりから見える方が、線に力があり素敵に感じますがいかがでしょうか?(^^)

 

2作目(花もの2種)

ピンクのスターチスが1本あったので、カラーといける課題を。

スターチスの枝を分解し過ぎて・・、ちょっとこじんまりした作品になったと反省の弁。

1本を離した位置に足してみました。

壜は自在です(^^)


写真(1作目) 正面から→正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→正面から

 花材(左から) カラー[サトイモ科]→きいちご[バラ科]→アリウム・リーキー[ユリ科]

 

2023年6月25日日曜日

自由花/ヘリコニア、たんちょうアリウム、ニューサイラン

IHさんの作品です。

 

彫刻のように動かないヘリコニア、周りを自在に動き回るアリウム、対照的です。

真左から見るとヘリコニアが傾き、風を受けて進む舟のようですね。

ニューサイランを裂いて軽やかです(^^)

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ニューサイラン[ユリ科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→ヘリコニア[バショウ科]

 

2023年6月24日土曜日

水を意識する(4-12)/あじさい、クルクマ、ふとい

今回のテーマは「水を意識する」です。 

水を作品のひとつの要素として作品をいけてみましょう。

水をどう見せるのか考えてみましょう。

 

OSyさんの作品です。

 

1作目(水を意識する)

折ったフトイが描く三角と、水の中のアジサイの枝の三角が響き合い、水の中と外が繋がって見えます。

アジサイの花とクルクマの位置もいいですね。

水の中、余分なものが見えないよう構成されています😊

 

2作目(自由花)

直線でできた四角い花器の左端を、フトイを真っ直ぐに伸ばした構成が気持ちいいです。

空けた右側の花器の直線も効いています。

フトイの三角の横への張り出しが、花器の幅と同じくらいなのも良いですね。

アジサイが丸、フトイが描いた三角、花器が四角です😊


写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から

花材(左から) あじさい[ユキノシタ科]→クルクマ[ショウガ科]→ふとい[カヤツリグサ科]


2023年6月23日金曜日

自由花/べにすもも、ひまわり

NHさんの作品です。 


真っ直ぐ上に伸びる構成です。

ベニスモモの葉の表情からでしょうか、昼下がりの窓を雨が伝っているように感じました。

元気印のヒマワリも花びらが開いていないので、太陽を感じないようです。

不思議な空気感です😊

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ひまわり[キク科]→ブルーベリー[ツツジ科]※使っていません→べにすもも[バラ科] 


2023年6月22日木曜日

つぼ(5-10)/キンポウジュ、スプレーぎく、クッカバラ

今回のテーマは「つぼ」です。

交差留めで自由花をいけるます。

交差留めは両方の枝を割って挟み合わせる方法以外に、釘を打つ方法もあります。


THさんの作品です。


1作目

満開のキンポウジュが左右に大きく開き、華やかです。

キクの色、つぼの形からでしょうか、少し洋風の雰囲気ですね。

キンポウジュの表情を的確に捉え、空間も効いています😊


2作目

クッカバラの 表裏を見せて、躍動感がある構成ですね。

1作目よりキンポウジュとキクの花の分量を減らして、風が抜けるような表情に。

クッカバラの動きに合わせた構成になっています😊


写真(1、2作ともに) 正面から→左から→右から

花材(左から) クッカバラ[サトイモ科]→スプレーぎく[キク科]→きんぽうじゅ[フトモモ科]


2023年6月19日月曜日

自由花/ほざきななかまど、カンパニュラ

YAさんの作品です。 

 

1作目

両方の口から出発した枝先が繋がって、大きな輪を描いています。左右同じ高さから出発すると、とても安定した作品になります。

花器をコロンと傾けた事で、輪が転がって動きを感じる作品です。おもしろいですね。

真横も素敵です😊


2作目

花器の先端の流れを延長させた作品ですね。

初夏の風を感じます😊


写真(1作目) 正面から→左から→右から→もっと右から

  (2作目) 正面から→左から→右から

花材(左から) カンパニュラ[キキョウ科]→ほざきななかまど[バラ科]