2015年6月26日金曜日

器と床面を意識して構成する(4-16)/とくさ、クルクマ

今回のテーマは「器と床面を意識して構成する」です。
床面を作品の空間として意識して、作品を構成するというテーマです。

Oさんの作品です。

花材は「とくさ」「クルクマ」です。

トクサをジグザグさせながら床面に向って構成しました。
先端を床面に向わせることで床面との間に緊張感が生まれ、
見る側に床面を意識させる構成になったと思います(^^)
クルクマの位置も良いですね。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から


              ■とくさ(木賊)[トクサ科]

             ■クルクマ[ショウガ科]

           ■花器(陶器)

幅:34.5、高さ:10.5cm、奥行:11cm

自由花/ブルーベリー、たにわたり、ダリア

Nさんの作品です。

花材は「ブルーベリー」「たにわたり」「ダリア」です。

ダリアの表情からでしょうか〜(^^)天真爛漫な印象です。
下2枚のタニワタリの表情と先端だけ残したブルーベリーの表情に
共通のものを感じます。
タニワタリの中央のライン、ダリアの茎、ブルーベリーの枝、
線の動きもおもしろいです!
  
        ■正面から

        ■左から

        ■右から

   
             ■ブルーベリー[ツツジ科]

            ■たにわたり(谷渡)[チャセンシダ科]

             ■ダリア[キク科]

           ■花器(陶器)

幅:76cm、高さ:9.5cm、奥行:8cmです。

自由花/がま、ばら

Sさんの作品です。

花材は「がま」「ばら」です。

ガマの葉でバラを包むように構成しています。
静かにたたずんでいるような印象です。
ガマの穂の高さを押さえたのが良かったと思います(^^)

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■がま(蒲)[ガマ科]

■ばら(薔薇)[バラ科]

             ■花器(陶器)

高さ:37cm、幅:4.5cm、奥行:9.5cmです。

2015年6月17日水曜日

自由花/ふとい、アリウム・シュペルティ、トルコききょう

Nさんの作品です。

花材は「ふとい」「アリウム・シュペルティ」「トルコききょう」です。

第一印象「美しい」と感じました。v(^^)v

ガラス花器に折ったフトイの構成、バランスがとてもいいです。
1本1本の関係がいいですね。
フトイの中にはワイヤーが入れてあり、もたれ合っていないことで
緊張感があります。
アリウム・シュペルティー、トルコききょうの位置もいいです。


           ■正面から

           ■左から

           ■右から


            ■ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]

            ■アリウム・シュペルティ[ユリ科]

            ■トルコききょう[リンドウ科]

             ■花器(ガラス)

高さ:31cm、幅:7cm、奥行:7cmです。

2015年6月16日火曜日

自由花/つつじ、れんぎょう、カラー

Sさんの作品です。

花材は「つつじ」「れんぎょう」「カラー」です。

今回はつぼ型の花器を選択しました。
つぼいけに挑戦です!

左に出した枝がとても力強く伸びやかですね(^^)
左右の枝に割りを入れ、挟み合わせて留めています。
そのためか、当初は第三応用花型を連想してしまう構成でした(^^;)
そこでSさんは、枝をどんどん省略!
右側はとくに大胆な省略をして作品を仕上げていきました。
2本のカラーの位置が効果的ですね。

        ■正面から

           ■左から

        ■右から


             ■つつじ(躑躅)[ツツジ科]

             ■れんぎょう(連翹)[モクセイ科]

             ■カラー[サトイモ科]

             ■花器(陶器)

高さ:22cm、幅:19cm、口径:11cmです。

2015年6月15日月曜日

上からの目線を意識する(4-15)/さんきらい、アスパラガス・ペラ、デルフィニウム

今回のテーマは「上からの目線を意識する」です。
作品を飾る場所は様々あります。
低い位置に置く場合、視線は上からとなります。
上から見るとどうかな・・・と。
上からの視線を第一に考えて作品を構成してみます。

Oさんの作品です。

花材は「さんきらい」「アスパラガス・ペラ」「デルフィニウム」です。
Oさんは八橋型の白い花器を選択しました。

白い花器にマッスにしたデルフィニウムのブルーが鮮やかです。
サンキライは実はまだ小さいですが、まん丸の葉が水玉模様のようで、
大きく見せた水面とよく合っています。
花器の直線を意識した、サンキライの線とデルフィニウムのマッスから、
上からの視線を意識していることを感じます。
アスパラガス・ペラは邪魔しないように少しだけの使用ですが、
作品をやさしくしたようです(^^)

        ■真上から

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

             ■さんきらい(山帰来)[ユリ科]

秋には真っ赤に熟す実ですが、緑の実はまだとても小さいです。

             ■アスパラガス・ペラ[ユリ科]

             ■デルフィニウム[キンポウゲ科]

           ■花器(陶器)

幅:35.5cm、奥行(左):21cm、(右):12.5cm、高さ:5.5cmです。

2015年6月4日木曜日

草月展(新宿髙島屋)part2

完成作品です!

サンゴミズキを足して仕上げました。

爽やかな6月の風の中・・・。
手伝ってくれた友だちが「ここだけ冬」と言っていました(^^;)

今回の吊り席のテーマが、
「閉ざされた空間、上から下へ降りる空間を捉える」です。
私なりに考え、形を実現しようと材料を求めたところ
季節は冬になってしまったようです・・・。


          





吊り席はこんな感じです。

まだお手入れ中の時間ですので、脚立も出てます(^^;)



ぜひ会場にお運びくださいませ。

草月展(新宿髙島屋)

今日6月4日より9日まで、
草月展が新宿髙島屋さんで行なわれます。
ぜひお出かけくださいませ。


私は今回前期(4日〜6日)「吊り席」に出品しています。

重量制限5キログラムなので、これを使いました。
何だか分かりますか?




土台には、石川先生が目黒雅叙園で使用されたボケの枝を使わせていただきました。
少しでも軽くなるようにと乾燥させました。


制作風景です。




完成写真・・・なんと撮り忘れていました。
これから撮ってきます。
今しばらくお待ちください・・・(^^;)