2015年5月30日土曜日

自由花/なんてん、ドラセナ、ダリア

Nさんの作品です。

花材は「なんてん」「ドラセナ」「ダリア」です。

丈の長いナンテンの長さをいかし、背の高い作品構成です。
足元を小さくまとめたことで、背の高さが強調されています。
ナンテンは全く撓めることのできない花材です。
自然の枝の微妙な曲がりが表情になっていますね(^^)
ダリアの花の表情、葉の表情もおもしろいです。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■なんてん(南天)[メギ科]

             ■ドラセナ[リュウゼツラン科]

             ■ダリア[キク科]

           ■花器(陶器)

幅:25cm、奥行:21.5cm、高さ21cmです。

2015年5月26日火曜日

下からの目線を意識する/やまぼうし、れんぎょう、しゃくやく

今回のテーマは「下からの目線を意識する」です。
飾る場所を上方に設定し、下からの目線を意識した作品構成をします。
目線によって見え方は大きく変化します。
口元なども下からの目線を意識して緊張感のある作品を目指します。

Oさんの作品です。
花材は「やまぼうし」「れんぎょう」「しゃくやく」です。

面的要素をもっているヤマボウシを前面に構成し、
グッと迫ってくるような力強さを感じます。
大輪のシャクヤクの赤が作品を引き締めていますね。

            ■普通の目線

           ■やや下から

           ■さらにやや下から

           ■もっと下から

           ■右から

横から見ると、前面に大きく出した構成になっている事がよく分かります。


             ■れんぎょう(連翹)[モクセイ科]

             ■しゃくやく(芍薬)[ボタン科]

。。。なぜかやまぼうしの写真が無いです(××)ゴメンナサイ

             ■花器(陶器)

高さ:37.5cm、幅:11cmです。

2015年5月21日木曜日

枯れもの・漂白花材・着色花材(4-13)/晒しほうきぐさ、枯れストレリチアの葉、枯れふとい、枯れはらん、ストレリチア

今回のテーマは「枯れもの・漂白花材・着色花材」です。
植物を乾燥させたモノを「枯れもの」といいます。
枯れものをさらに漂白したモノを「漂白花材」といいます。
枯れものに着色したものを「着色花材」といいます。
どれも一旦乾燥させていますので、水から出発する必要がありません。
生の植物だけで構成すると水からの出発に限定されますが、
枯れたものは水を意識せずに構成ができます。

Oさんの作品です。
花材は、「晒しほうきぐさ」「枯れストレリチアの葉」「枯れふとい」
「枯れはらん」「ストレリチア」です。

穴のある花器を選び、刺し通す方法を使っています。
床面に水平な構成ができたところで、
生のストレリチアで水平を延長しています。
大胆な構成で、おもしろいです(^^)
ストレリチアの花、葉、晒しほうきぐさの、上昇していく角度が効果的です。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

               ■晒しほうきぐさ

     ■左から 枯れストレリチアの葉、枯れはらん、枯れふとい 

             ■ストレリチア[バショウ科]

           ■花器(陶器)

直径:18.5cm、高さ:11.5cmです。

2015年5月20日水曜日

自由花/まさき、はらん、カンパニュラ

Nさんの作品です。

花材は「まさき」「はらん」「カンパニュラ」です。

カンパニュラの色からでしょうか、ブルーの花器を選びました。
最初は後のガラスのものだけを選びましたが、あまりに小さく・・・。
前の陶器の花器を足したようです。

マサキの枝ぶりをマッスと線にした構成がおもしろいです。
マサキの葉の表情、カンパニュラの花の表情がイキイキしています。
花器2個使いは、テキストの「複数花器にいける」以降は今回が初めて。
Nさんは、また挑戦しますと話していました。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

この角度からは、下記の形状とハランの関係がおもしろいです。

制作当初はこの関係におもしろさを見いだしていたそうです。
制作が進む中、当初の方向から離れてしまったと・・・。

             ■まさき(柾)[ニシキギ科]

             ■はらん(葉蘭)[ユリ科]

             ■カンパニュラ[キキョウ科]

             ■下記(陶器)

高さ:37cm、幅:4.5cm、奥行:9.5cmです。

ガラス花器の写真が無いです。ゴメンナサイ(××)

自由花/ひめみずき、ひまわり

Sさんの作品です。

花材は「ひめみずき」「ひまわり」です。

中央を大きくあけた構成がおもしろいです。
葉を思い切り整理して枝の線を強調しています。
ヒマワリの表情がいいですね。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

    
            ■ひめみずき(姫水木)[マンサク科]

             ■ひまわり(向日葵)[キク科]

             ■花器(陶器)

幅:約14cm、高さ:21cmです。


2015年5月19日火曜日

水を意識する(4-12)/アンスリウム、たんちょうアリウム、ドラセナ

今回のテーマは「水を意識する」です。
植物を元気に保つため、無くてはならない水ですが、
このテーマは「水」を植物花材と同じように構成する素材として捉えます。
「水」をどのように見せるか・・。
この部分を意識して作品を構成します。

Oさんの作品です。

花材は「アンスリウム」「たんちょうアリウム」「ドラセナ」です。
Oさんは陶器の大きな花器に、形状質感の異なるガラスの花器を2枚重ね
ガラスを通す事で変る水の表情を引き出しました。
視線を低く水の中まで誘導するように、
作品の高さを押さえ、水の中にも構成しました。

重なった花器と植物の表情おもしろく一体化しています。
自然に真上から見てみたい気持になりました。
水の表情がとてもおもしろいです(^^)v


        ■正面から

        ■正面上から

           ■左上から

           ■右上から


             ■アンスリウム[サトイモ科]

          ■たんちょうアリウム(丹頂アリウム)[ユリ科]

             ■ドラセナ[リュウゼツラン科]

           ■花器(ガラス)

直径:35cm、高さ:6cmです。


直径:29.5cm、高さ:8.5cmです。

           ■花器(陶器)

直径:45cm、高さ12cmです。

2015年5月11日月曜日

自由花/こでまり、ふとい、アルストロメリア

Nさんの作品です。

花材は「こでまり」「ふとい」「アルストロメリア」です。

フトイの線の構成がとても面白いですね(^^)
こでまりの枝の部分、流れもフトイに合せて一体化しています。
アルストロメリアを分解して、一輪一輪の花を必要なだけ使用したのもいいですね。
アルストロメリアの葉の水平な流れもとてもいきていて、
花器との間のわずかな隙間が、いっそう作品を軽やかにしています。
今回、Nさんは造形的な作品に挑戦しようという気持で制作したそうです。
新たな自分発見!v(^^)v


           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■こでまり(小手鞠)[バラ科]

             ■ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]

             ■アルストロメリア[ヒガンバナ科]

           ■花器(陶器)

幅:47cm、高さ:8cm、奥行:7cmです。