2021年4月30日金曜日

自由花/うりはだかえで、えにしだ、さんたんか

OSさんの作品です。

 

花材は「 うりはだかえで、えにしだ、さんたんか」です。


左側に2つの穴がある花器です。

今回は立てて使っていますが、右側を下にして使うこともできます。

横に流れる線の中で、サンタンカに躍動感がありますね(^^)

小さな挿し口から一方向の構成ですから、バランスを取るのも難しかった事でしょう。


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) さんたんか[アカネ科]→えにしだ[マメ科]→うりはだかえで[カエデ科]

 

2021年4月29日木曜日

自由花/たんちょうアリウム、ドラセナ、アスター

HRさんの作品です。

 

花材は 「たんちょうアリウム、ドラセナ、アスター」です。

 

1作目

タンチョウアリウムが四方に広がっていくような構成は、浮遊感を感じます。

そして千手観音を連想しました(^^)

ドラセナとアスターを最小限にして、軽やかです。


2作目

床面を這うように高さを低く抑えた構成は、スピード感を感じます。

花材自体に変化をつけ難いタンチョウアリウムで、違う印象の作品にするのはなかなか難しいですね(^^)


写真(1作目) 正面から→左から→右から

  (2作目) 正面から→やや上から→左から→右から

花材(左から) ドラセナ(ソングオブ・インディア)[リュウゼツラン科]→たんちょうアリウム[ユリ科]→アスター[キク科]

2021年4月28日水曜日

自由花/ななかまど、ういきょう、しゃくやく

NHさんの作品です。

 

花材は「 ななかまど、ういきょう、しゃくやく」です。


よく撓めたナナカマドとシャクヤクによる、大胆な構成です。

躍動感があります。

おもしろいですね!(^^)

立ち上がりが力強く、花器の形状もよくいかしています。


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) ななかまど[バラ科]→ういきょう[セリ科]→しゃくやく[ボタン科]


2021年4月27日火曜日

自由花/とくさ、ドラセナ、アイリス

MAさんの作品です。

 

花材は「 とくさ、ドラセナ、アイリス」です。


折ったトクサの構成、やりたい事が明快ですね!

微妙な高低差が作品に厚みを出しています。

疎密があり、ドラセナの広がりもトクサの構成にピッタリあっています。

アイリスの配置もいいですね(^^)


写真 正面から→左から→右から

花材(左から) アイリス[アヤメ科]→ドラセナ[リュウゼツラン科]→とくさ[トクサ科]

 

2021年4月24日土曜日

自由花/いわでまり、ドラセナ、アスター

YMさんの作品です。

 

 花材は「いわでまり、ドラセナ、アスター」です。

 

のびやかなイワデマリの線を、素直にいかした作品ですね(^-^)

アスターとドラセナはそれぞれまとめて、口元をメリハリよく見せています。

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) いわでまり[バラ科]→ドラセナ[リュウゼツラン科]→アスター[キク科] 


2021年4月22日木曜日

自由花/アレカやし、しろやまぶき(おそらく)、レナンセラ

OSさんの作品です。

 

花材は「 アレカやし、しろやまぶき(おそらく)、レナンセラ」です。


大きく弧を描いたアレカヤシの流れがいいですね。

挿し口を左に寄せて水を見せ、大きな空間にしたのも良かったです(^^)

葉陰から見え隠れするレナンセラの赤、花器の白が作品を神聖な印象にしてくれています。

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) アレカやし[ヤシ科]→レナンセラ[ラン科]→しろやまぶき[バラ科]

 

2021年4月15日木曜日

木の構成とその展開(5-14)/テロペア

今回のテーマは「木の構成とその展開」です。

木や枝で自立する構成し完成させます。

その後、花材と花器を選び作品を制作します。

その際、木の構成に枝を足したり切ったりする事はできません。 


HNさんの作品です。


先ずは木の構成。

サクラの枝です。

どこで分解するか、切り口は真直ぐなのか斜めなのか、更に手を加えるのか・・。

太さがあるので、ビスで留める事にしました。HNさん、インパクトドリルの使用は今回が初めてです。

枝の二股をうまく利用して、キッチリ留っています。

切り口も全て切り直して、美しい仕上がりです。

 

その展開

花材はテロペア[ヤマモガシ科]です。 

枝の一番太い部分が花器の中で垂直に立つと、更に力強いですね。

木の構成だけのときは静の印象でしたが、 花びらや葉に動きがあって、その表情からも動の印象に変わりました。

力強く華やかな作品です(^^)


写真(木の構成、展開ともに) 木の構成の材料→正面から→左から→右から

 

2021年4月14日水曜日

自由花/おおでまり、つつじ、トルコききょう

HRさんの作品です。

 

花材は「 おおでまり、つつじ(おそらくタナシツツジ)、トルコききょう」です。


1作目(おおでまり、つつじ)

オオデマリの太い枝をしっかりいかして、力強い作品です。

流れるオオデマリと可憐なツツジを、高さを揃え左右に分けた構成もおもしろいです。 

ツツジの花が咲き、赤の面が広がった様子を想像してみてください(^^)


2作目(おおでまり、トルコききょう)

オオデマリもトルコキキョウも丸い花。

色味や花器の丸みもあって、やさしい印象の作品になりましたね(^^)

 

写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) おおでまり[スイカズラ科]→つつじ[ツツジ科] →トルコききょう[リンドウ科]


2021年4月13日火曜日

自由花/やえざくら、いわでまり、きく

IHさんの作品です。


花材は「やえざくら、いわでまり、きく」です。

 

野山の桜を見上げるような作品にしたいと、IHさんはいけ始めました。

ヤエザクラの花は大きく重いからか下向きになりがちで、横に這うような枝振りのイワデマリを見下ろしているようです。

野山の桜を連想できました(^^)

 

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) きく[キク科]→いわでまり[バラ科]→やえざくら[バラ科]

 

2021年4月12日月曜日

色をいける[対比](3-9)/はらん、オクラレルカ、レナンセラ

今回のテーマは「色をいける[対比]」です。

補色の関係にある色の花材でいけます。

調和のとれた色の対比を意識しましょう。

 

OSyさんの作品です。

 

花材は「 はらん、オクラレルカ、レナンセラ」です。

ハランは濃い緑で光沢があり、オクラレルカは柔らかい緑で刀のように細い形状です。

レナンセラは、濃い赤でライン状です。


1作目

ハランとレナンセラを左右に開き、赤と緑を等分にしている印象です。

中央は、レナンセラが葉の緑の隙間を縫うように立ち昇っています。

赤の塊と緑の面の強い対比部分と、空間も取り込みながら対比している部分があります。

強弱をしっかりいれて、メリハリがあっていいですね(^^)

 

2作目

ハランを異なる形に丸めて三方向に、弾けるような楽しい作品ですね(^^)

角度によって、色のバランスや表情が大きく変わります。

 

写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) はらん[ユリ科]→オクラレルカ[アヤメ科]→レナンセラ[ラン科]