2014年9月12日金曜日

花器の色を考える(3-10)/こうてんぐわ、モンステラ、あかなす、けいとう

今回のテーマは「花器の色を考える」です。
花器を含めて作品です。
花器の色から効果的な植物の色の構成を考えていけます。

Oさんの作品です。

教室では花材が決まっていますので、花材からOさんは
花器は薄い茶にオレンジのマーブル柄の大きなものを選びました。
表面はざらっとした砂壁のような質感です。

花材は「こうてんぐわ」「モンステラ」「あかなす」「けいとう」です。

オレンジのアカナスの実とケイトウ、コウテングワは花器と同系色です。
モンステラとアカナスの茎、ケイトウの葉は対比の位置にある色です。
花器から飛出すアカナスとケイトウは花器を含めてひとつのまとまりをもっています。
大きなモンステラの葉を立てたことで、色の効果が大きくなりました
コウテングワの上を転がっていくような印象もあり、
とてもおもしろい構成になっています。(^^)


        ■正面から

            ■左から

        ■右から

            
             ■こうてんぐわ(香篆桑)[クワ科]

枝が節ごとに屈折しながら伸びていきます。
「せっかんぐわ/節曲桑」「うんりゅうぐわ/雲龍桑」とも呼ばれるそうです。

             ■モンステラ[サトイモ科]

モンステラの名はお面のような形状から、
「モンスターのような」と言う意味でついたそうです。
今回のものは切れ込みだけですが、穴があいているものもあります。

             ■あかなす(赤茄子)[ナス科]

ミニトマトのような印象ですが、ナスです。
今回のものは実が小さめのものです。

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

暖かい毛糸玉のようですね(^^)

             ■花器(陶器)

高さ:約60cm、直径:約15cm

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