Sさんの作品です。
花材は「みかん」「ゆきやなぎ」「さんごみずき」「きんぎょそう」です。
みかんの実はずしりと重いため、Sさんは厚手のガラスの花器を選びました。
みかんを一方向に傾けていますが、ビクともせず安定感があります。
Sさんの作品は、とても軽やかです。
ゆきやなぎときんぎょそうの先端をどこに向けるか・・・。重要ですね。
そしてさんごみずきで大きく空間を捉えています。
■正面から
■左から
■右から
■みかん(蜜柑)[ミカン科]
たわわに稔っています。
葉は巻いてしまいやすいので、全て取り去って使用することも多いです。
今回は必要な部分は残して使用しています。
■ゆきやなぎ(雪柳)[バラ科]
きれいに赤く色づいています。
黄色から赤に変化している部分の葉がひと際きれいです。
雪柳は早春の花の頃、夏の青葉の頃、そして秋の紅葉と一年中楽しめます。
春先にオランダを訪れた際に、知人宅のお庭で真っ白に咲き乱れていました。
滝のしぶきのようで、とても印象に残っています。
■さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]
よく撓むので、直線にも曲線にもなります。
Sさんは細い部分を取り除き、より強い線で使用しました。
■きんぎょそう(金魚草)[ゴマノハグサ科]
一輪一輪の花は金魚を思わせる形です。
色は豊富で、赤、白、黄色、赤紫・・・、今回はやさしいピンクです。
■花器(ガラス)
高さ:約56cm、挿し口の直径:約10cm、底の直径:約18cm
すご〜く重いです。
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