枯れもの▷植物を乾燥させた花材
漂白花材▷枯れものを漂白した花材
着色花材▷色を塗った花材
上記の花材を使用して作品を構成します。
既に乾燥していますので、水を必要としません。
必ずしも花器(水)から出発しなくてもよいということになりますので、
生の植物を使用する作品に比べ、軽やかな展開が可能になります。
このテーマでは上記の花材のみで構成してもよいですし、
生の植物を組み合わせてもよいとなっています。
・・・生の植物は水からの出発となります。
さて、Sさんの作品です。
花材は、「みつまた」「アルストロメリア」です。
漂白花材と生の植物を組み合わせました。
選択した花器は、3.11で割れてしまい金接ぎしたものです。
破片を接いだ金の線が、みつまたの細い枝の線と呼応し、
「おもしろい」を引き出しています。
◆正面から
バックが白なので、みつまたの線がちょっと見難い・・・(−−;)
◆左から
◆右から
◆みつまた(三椏)[ジンチョウゲ科]/漂白花材
3本に枝分かれして成長することから、「みつまた」と命名されています。
皮を剥いで漂白してあります。
しばらく水に浸けるとやわらかくなりますので、撓めることもできます。
今回は細い部分をしばらく水に浸し、撓めて広げています。
◆アルストロメリア[ヒガンバナ科]
鮮やかな牡丹のような色です。
華やかな印象です。
1本に5〜6輪の花が咲いています。
必要な花以外は枝分かれしているところで外し、
分けて使用しています。
1輪1輪の花の表情を大切にいけています。
◆ストレリチア(葉)[バショウ科]/枯れもの
ストレリチアの葉を乾燥させたものです。
乾燥することで葉が丸まりうねりが生まれます。
それぞれに表情があり、とてもおもしろいです。
今回は、使用しないことを選択しました。
◆花器(陶器)
幅約40cm、奥行約10cm、高さ約12cm
穴は裏に4つあり、全部で7つです。
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