昨年末にテキストのカリキュラムを終えた、
Nさんの作品です。
枝ものは、春の訪れを告げる「れんぎょう」、
おもしろい動きをしている「ぼけ」、「メラレウカ」
「グロリオサ」「トルコキキョウ」です。
壺型の花器に、春の芽吹きのように伸びやかにまとめています。
◆正面から
◆左から
◆右から
◆ぼけ(木瓜)[バラ科]
中国原産だそうです。
薬用植物として平安時代に渡来し、江戸時代には観賞用に広く栽培され、
さまざまな園芸品種が生み出されています。
一重、八重、半八重の花形、約200種の園芸品種が知られています。
◆れんぎょう(連翹)[モクセイ科]
「れんぎょう」「まんさく」「さんしゅゆ」・・・
早春に、いち早く花をつける花木。
花の色はみぃんな黄色です。
◆メラレウカ[フトモモ科]
きんぽうじゅ(ブラシの木)、ワックスフラワーなどと同じ
[フトモモ科]の植物です。
葉は見た印象(きんぽうじゅと同じ!?)と異なり、やわらかです。
先端部の赤がとても鮮やかできれいです。
◆グロリオサ[ユリ科]
形状から蝶が飛んでいるような印象です。
鮮やかな赤、一輪でもインパクトのある花材です。
葉はすでに整理していますが、先端が巻きひげのようになっていて
茎や葉に絡んでいきます。
◆トルコききょう[りんどう科]
原産地は北アメリカです。
日本には昭和初期に導入されたそうです。
「トルコききょう」と命名されたのは、
花の形状が桔梗に似ていたこと、
青紫の色がトルコ石や地中海を連想させたことからだそうです。
◆スイートピー[マメ科]
とても愛らしいのですが、今回は他の花材との組み合わせから
使用しませんでした。
◆花器(陶器)
花器の直径約19cm、口径約11cm、高さ約22cmです。
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