2013年2月22日金曜日

器と床面を意識して構成する(4-16)

器を置いている床面を意識して作品を構成する、というテーマです。
床面に対して緊張感のある作品を構成します。

さて、Sさんの作品です。

花材は「とさみずき」「カラー」「アレカヤシ」です。
器から左に大きく流れ出るように構成しています。
床面を這うように構成している「とさみずき」が、
床面に対して緊張感を作り出しています。
カラーの構成もゆったりと撓め、床面への視線を誘導して効果的ですね。



        ◆正面から



        ◆左から


勢いよく迫ってくる力を感じませんか?


        ◆右から


・・・写真がまずい(ーー;)


           ◆とさみずき(土佐水木)[マンサク科]


カクカクとした枝が特徴的です。
今回のものはつぼみですが、
淡い黄色の花が連なって、垂れ下がるように咲きます。


             ◆カラー[サトイモ科]

今回は仏炎苞の先端部分だけがグリーンです。
いける前はほとんど真直ぐですね。


            ◆アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]

大きな面をもちますが、葉の隙間から後方が透かして見えますので
軽やかな印象です。
葉全体を撓めたり、ひねったりすることで、別の表情を引き出すこともできます。


           ◆花器(陶器)

幅33cm、奥行26cm、高さ6.5cm
剣山は小さいものなら入ります。
横長の丸い蛍光灯、という印象(^^)です。

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