2013年2月15日金曜日

上からの目線を意識する(4-15)

 
目線より低い位置に作品を飾ることを想定します。
上から下をを見る目線を意識して作品を構成します。

今回は、膝くらいの高さに飾る事を想定して制作しています。

さて、Sさんの作品です。

花材は「まんさく」「チューリップ」「アスパラガス・プルモーサス」で す。
まんさくがのびのびと広がっています。
上からだと影がはっきりと見え、作品の一部です。
チューリップの表情が可憐です。

        ◆上から
        

        ◆正面から

チューリップの花の動きはもちろん、葉の表情もいいですね。


        ◆右から

右から見るとまんさくの立ち昇る力強さを感じます。



             ◆まんさく(万作)[マンサク科]

春、先ず咲くので「まんさく」の名がついたと言われています。
春の訪れを知らせてくれる花木です。
花びらはリボンのようです。
明るい黄色の花から赤みの強いオレンジ色の花があります。
まれに白い花をつけるものもあるそうです。


             ◆チューリップ[ユリ科]

内側が鮮やかなピンクです。
中におやゆび姫が入っているのでは?!(^^)
と、思ってしまうくらいに可憐です。


           ◆アスパラガス・プルモーサス[ユリ科]

細かい針状の葉状枝(枝が葉のように変化したもの)がシダのような形状につきます。
透け感があり、レースのようで軽やかな印象です。


             ◆花器(陶器)

直径約20cm、高さ約25cmです
大きな穴が下に3ヵ所、小さな穴が上に3ヵ所あります。
剣山を入れて使用します。


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