壁面空間にいけばなを構成する、というテーマです。
壁面を、いけばなを飾る場として考えてみる、というものです。
壁面で生の花材を使用する場合は、水をどのように与えるかということも
合せて考える必要があります。
作品の構成の中で、生の植物が枯れないように水を与えます。
ピックを使う方法でも、大きな入れ物を使って水を与える方法でも、
水の部分が作品に溶け込むよう構成します。
さて、Sさんの作品です。
花材は、「うんりゅうやなぎ」「ユーカリ」「プロテア」「ベアグラス」です。
浮遊感のある作品になっています。
今回の花材はドライフラワーにもできるモノばかりのため、
水を与える点は重視せずに制作しています。
今回の花材はドライフラワーにもできるモノばかりのため、
水を与える点は重視せずに制作しています。
◆正面から
◆左から
こちらから見ると立体感があり、動きもとてもおもしろいです。
◆右から
◆うんりゅうやなぎ(雲竜柳)[ヤナギ科]
くねくねと曲がった枝振りが特徴です。
枝の線を強調するため、葉を落として使用しました。
◆ユーカリ[フトモモ科]
コアラが食べるユーカリですが、ユーカリノキ属は800種もあるそうで、
コアラが食べるのは非常に限られた種だけだそうです。
白みを帯びた葉の緑、香りも特徴です。
枝がやわらかく、葉のつき方も含めてボヨヨ〜ン(^^)とした印象です。
葉を整理することで、その特徴をより強く引き出せます。
◆ベアグラス[ユリ科]
いとすすきに似ています。
細く長い葉で、しなやかな曲線を描きます。
◆プロテア[ヤマモガシ科]
プロテア属は種類が多く、形状も変化に飛びます。
今回のものはやさしい印象!
中がふわふわとしています。
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