2013年3月11日月曜日

剣山なしで水盤にいける(4-18)

剣山を使わずに水盤にいけます。

植物だけで自立させ、作品を構成します。
しっかりとした枝(茎)が3本あれば植物を立ち上げることはできます。
足が3本あれば立つ・・・カメラの三脚がそうですね(^^)

作品の構成を考え、重心をコントロールします。

剣山を使用しないため、足元を隠す必要がありません。

さて、Sさんの作品です。

花材は「さくら」「アルストロメリア」です。
剣山がなくても「おもしろい」作品にしなくては!

三本の足を中央で固定すると安定感があります。
・・・それを敢えてせずに、あやうい位置で固定していくことで、
作品全体の「おもしろい」を表現することにチャレンジです!

「さくら」はもともとは真直ぐな印象の枝でした。
撓めたことで立てにくくなっているのですが、
水盤からの立ち上がりに面白味がでました。
右への流れがとてもきれいです。
「アルストロメリア」も足元がスッキリ見えるように
腰高に使っています。


              ◆正面から


           ◆やや左から


           ◆やや右から


             ◆さくら(桜)[バラ科]


枝振りから、おそらく彼岸桜かと思います。
つぼみが膨らんでいます。
作品では、足元がスッキリ見えるように、
下の小枝は十分整理しています。


             ◆アルストロメリア[ヒガンバナ科]

今回は、桜の花のようにやさしいピンクです。


           ◆花器(陶器)

直径33.5cm、高さ7cmです。
下が膨らんでいることもあり、どっしり存在感があります。

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