Sさんの作品です。
花材は「れんぎょう」「こでまり」です。
左から右に、流れるように構成しています。
れんぎょうの構成にこでまりをあわせ、
ゆったりとおおらかな印象を引き出しています。
「おりがみ」と命名されている花器は、見る角度で異なる表情をもっています。
正面からは設置面積が少なく、軽やかな印象です。
作品の軽やかさは、花器との合わせ方でより引き出されています。
■正面から
■左から
■右から
■れんぎょう(連翹)[モクセイ科]
鮮やかな黄色が魅力的です。
中が空洞のため、折れやすいです。
撓めにくい花材ですが、表情を出すためにSさんは慎重に撓めました。
■こでまり(小手鞠)[バラ科]
中国原産ですが、はやくに日本に入り「スズカケ(鈴掛け」と言っていたそうです。
「こでまり」の名は江戸時代のはじめ頃からです。
白い花が手鞠状にあつまり、清々しさとともに華やかな印象もあります。
■アンスリウム[サトイモ科]
作品には使用しませんでした。
■花器(陶器)「おりがみ」
幅:約32cm、高さ(高いところ):約17cm、(低いところ):約8cm
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