2014年8月25日月曜日

自由花/のばら、たますだれ、けいとう

Sさんの作品です。

花材は「のばら」「たますだれ」「けいとう」です。

ノバラの枝振りに合わせ、上部で大きく広がる構成です。
タマスダレの実がきらきらと花火のように広がり、ゴージャスな感じです(^^)
ホテルや貴金属店の一角に置くといいかも・・・なんて思いましたぁ。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■のばら(のいばら/野茨)[バラ科]

「のばら(野茨)」は日本10数種類あるバラ属の野生種のひとつです。
秋の実物として手にすることが多いですが、初夏に小さな白い花を咲かせるそうです。

             ■タマスダレ(玉簾)[イネ科]

箒の材料となる「ホウキモロコシ」の園芸品種です。
花序の枝が長くかたいのが特徴で、
実の垂れ下がる姿から「タマスダレ」の名がついたそうです。

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

日本人には馴染みのある花材です。
昔から好んで栽培し、花の汁を染料として用いられたこともあるそうです。

           ■花器(陶器)

直径:19cm、高さ:15.5cmです。

2014年8月24日日曜日

直線と曲線の構成(3-7)/石化えにしだ、しまふとい、きく

今回のテーマは直線と曲線の構成です。
前回、前々回と学んだ直線と曲線のふたつの要素をいれて
ひとつの作品にします。
調和であっても対比であっても、
それぞれの線がしっかりと見える作品を目指しましょう。

さて、Oさんの作品です。
花材は「石化えにしだ」「しまふとい」「きく」です。

石化エニシダは上方で曲線を大きく開き、
シマフトイは作品の中央部から上下に直線を伸ばしました。
少ない分量で大きな空間をつかんでいます。
キクの花の位置、丁寧に扱った葉の分量もいいですね。(^^)
葉を取り除いたことで表れた、キクの茎の直線も生きています。
花器との関係も◎です!


             ■正面から

             ■左から

             ■右から


           ■石化えにしだ(石化金雀枝)[マメ科]

エニシダの漢字「金雀枝」は、黄色い花が咲いている姿が
雀が枝に止まっているように見える為だそうです。

石化エニシダの花は白です。
シロバナエニシダという種類の園芸品種で、枝の一部を帯状にしたものです。

           ■しまふとい(縞太藺)[カヤツリグサ科]

斑が入り横縞に見えることから、シマフトイの名がついています。
全体が緑のフトイよりも更に涼しげな印象です。

             ■きく(菊)[キク科]

新種でしょうか?!
花が大輪で丸みがあります。

           ■花器(陶器)

羽根があちこちについているおもしろい花器です。
水が入る部分の幅:13cm、奥行:11.5cm、高さ:13cmです。

2014年8月19日火曜日

自由花/ビバーナムコンパクタ、きび、クッカバラ、けいとう

Nさんの作品です。

花材は「ビバーナムコンパクタ」「きび」「クッカバラ」「けいとう」です。

ケイトウとキビが入ったからでしょうか、秋の風情たっぷりです。
ケイトウの表情がいいですね。
キビの穂と花器のドット柄が引き立て合っています。
クッカバラの水平ラインも効いていますね。
なんだかおしゃれな作品です(^^)

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

           ■ビバーナムコンパクタ[スイカズラ科]

まん丸の実がとても可愛らしいです。
             ■きび(黍)[イネ科]

広げると線香花火が散っているようです。

             ■クッカバラ[サトイモ科]

小振りですが緑が濃く、好きな葉のひとつです。

             ■けいとう(鶏頭)[ヒユ科]

晩夏から秋を感じます。
子どもの頃に駆け回った道ばたでよく見かけました。

             ■花器(陶器)

高さ:約30cm、幅:約30cm、奥行:約20cmです。

2014年8月18日月曜日

自由花/ななかまど、ういきょう、りんどう

Sさんの作品です。

花材は「ななかまど」「ういきょう」「りんどう」です。

紅葉の始まったナナカマドが空間を大きく捉えていますね。
低く配したリンドウに勢いがあります(^^)
ウイキョウをナナカマドの動きに合わせ、見え隠れしているのもいいですね。

        ■正面から

        ■左から

        ■右から

             ■ななかまど(七竃)[バラ科]

七回かまどに焼べても燃え尽きないことから、
「ななかまど」の名がついたと言われています。
「らいでん/雷電」の名でも呼ばれています。

             ■ういきょう(茴香)[セリ科]

ヨーロッパでは古くから薬用や料理の香付けに身近な植物だったそうです。
日本には平安時代に中国から入ってきたそうです。

             ■りんどう(竜胆)[リンドウ科]

リンドウも根は薬用になるそうです。
「竜胆」の漢字は、薬用にする根が「熊胆」より苦いことから当てられたそうです。

             ■花器(陶器)

高さ:24.5cm、幅(口径):24cm、奥行:10.5cm

2014年8月11日月曜日

曲線の構成(3−6)/つるうめもどき、ブラックリーフ、トルコききょう

Oさんの作品です。

今回のテーマは「曲線の構成」です。
植物素材の中から「曲線」の要素を見つけ出して、
また「曲線」をつくり出して構成するというものです。

花材は「つるうめもどき」「ブラックリーフ」「トルコききょう」です。


Oさんは、ツルウメモドキの尖端部分の軽やかな曲線に注目。
太い部分にはブラックリーフを裂いてリボンのようにしたものを巻き、
全体として後方に向って曲線がうねりながら昇っていく印象に構成しました。

トルコききょうの花の高さや位置もいいですね。
楽しそうです。

           ■正面から

        ■左から

ツルウメモドキは蔓ものですから曲線に長けた花材と思いがちですが、
枝分かれの部分など、強い直線を表現していたりします。


        ■右から


           ■つるうめもどき(蔓梅擬)[ニシキギ科]

皮が裂けて中から表れる実が「うめもどき」を思わせる事から
この名前がついたそうです。
まだ時季が早いからでしょう、中の実は薄い黄色です。
季節が進むと濃いオレンジ色になります。

             ■ブラックリーフ[リュウゼツラン科]

ドラセナの一種です。
大きな葉はまるで昆布のようですね(^^)

             ■トルコききょう[リンドウ科]

「トルコききょう」の名は、花の形が桔梗に似ていること、
青紫の色がトルコ石や地中海を思わせることから命名されたそうです。

           ■花器(陶器)


2014年8月6日水曜日

自由花(オクラ、ニューサイラン、けむりのき、クルクマ)

Nさんの作品です。

花材は「オクラ」「ニューサイラン」「けむりのき』『クルクマ』です。

とても軽やかな作品です。
ブルーのガラス花器にクルクマのピンクが鮮やかですね。
ニューサイランの輪が花器から溢れ、
クルクマやオクラが勢いよく飛出してくる印象です。
けむりのきをまん丸の球体で配したことも、
ニューサイランの輪、花器の丸みを引き立てたようです。

           ■正面から

           ■左から

           ■右から

             ■オクラ(アオイ科)

普段は食卓で目にしているオクラですが、
赤茶色の実をもつ「赤峰」という園芸品種が花材として出回ります。
尖端がねじれ、おもしろい形状ですね。

             ■ニューサイラン(ユリ科)

剣のような形状は鋭くシャープな印象です。
繊維が強く、折ったり、丸めたり、裂いたりすることで
変化させることができます。
今回は、中央で裂いて使用しています。

             ■けむりのき[ウルシ科]

英名の「スモークツリー」も平行して使用されています。
今回のものは、煙のようにふわふわした印象がありません(××)
葉を見るといきいきしているのに・・・枯れてるわけではない様子。
出回り時季を見ると5月〜7月でした。
今年最後の、最後のけむりのきだったのですね。

             ■クルクマ[ショウガ科]

クルクマ属はインドやマレーシアに40種ほど自生しているそうです。
なんと「ウコン」もクルクマ属に入るそうです。

             ■花器(ガラス)

幅(口):9cm、(広いところ):22cm
奥行(口):3.5cm、(広いところ):7.5cm

2014年8月5日火曜日

自由花(のばら、とうがらし、アガパンサス、アスパラガス・スプレンゲリ)

Sさんの作品です。

花材は「のばら」「とうがらし」「アガパンサス」
「アスパラガス・スプレンゲリ」です。

ノバラを大きな輪にし、トウガラシをすっくと立ち上げた構成にしています。
当初、トウガラシはもう少し背が高く入っていました。
いけているうちにどんどん纏まり、下記の写真に仕上がりました。

           ■仕上がり/正面から

制作途中のすっくとした姿が印象に残っていたので、
左側のトウガラシとアガパンサスを少し抜いてみました。

           ■少し抜いた作品/正面から

輪の線、上に伸びる線が強調されてきました。
写真で比べると少し寂しいように見えるかも知れませんが・・・。

           ■左から

           ■右から

             ■のばら(野茨)[バラ科]

「のばら」と呼んでいますが、正しくは「のいばら/野茨」です。
枝にトゲがあるので注意が必要です。

             ■とうがらし(唐辛子)[ナス科]

ナス科の植物は艶やかで色が鮮やかですね。

             ■アガパンサス[ユリ科]

アガパンサスの名は、ギリシャ語で「愛の花」だそうです。
和名は「紫君子蘭」です。
近所でもよく見かけますが、とても涼やかな印象です。

今回のものは、普段見ているものより小振りで色が濃いですね。        
  
            ■アスパラガス・スプレンゲリ[ユリ科]

スプレンゲリは、アスパラガスの中でふわっとやわらかな印象です。
特徴をいかして使いたいですね。

             ■花器(陶器)

直径:約20cmです。