花材は「アレカやし」「 ふとい」「カラー」です。
Nさんの今回の作品は、「静」と「動」をひとつの作品に構成しています。
編み込んだアレカやしの大きな面と前に向っているカラーからは「静」を感じます。
後ろに向ったカラーとふといからは「動」を感じます。
駆け上がっていくような躍動感を感じますね。
ふといの足元をまとめたことで、とてもすっきりとした作品になったと思います。
先端部分にワイヤーを入れて動きを出しています。
■正面から
■左から
■右から
制作途中です。
ここからさらに足元を整理し、
葉の先端も落として、強い面に仕上げていきました。
今一度、作品の面と見比べて見てください。
■アレカやし(アレカ椰子)[ヤシ科]
細い葉が並び、面としてみることもできますが、
隙間から奥を透かし見ることができますので軽やかです。
今回のように編むこともできますし、
一部を切り取る見せ方もおもしろいですね。
■ふとい(太藺)[カヤツリグサ科]
「ふとい」という名は、太いイグサという意味からつけられたそうです。
北半球に広く分布しているそうです。
■カラー[サトイモ科]
外側と先端が緑、内側が白で爽やかさを感じます。
カラーはすらりとした茎もとても魅力的です。
■花器(陶器)
幅:40cm、高さ:13cm、奥行10cmです。
裏側にも4つの穴があります。
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