4回目の研究会「教室で展覧会」を実施しました。
参加者は5名です。
テキスト(5-25)「花展をめざす」を参考に、展覧会出品までの流れや注意点などを学ぶところから始めました。
お稽古で使用している長机は移動させて展示スペースを作りました。
教室の設備として、展示台2台、掛け花用の白樺の造形物があります。
長机を畳んで床上がりの展示もできるようにしました。
作品サイズは幅と奥行のみ決めました。
参加者で希望の花席を決め、花器を選び、作品のイメージデッサンを描きました。
次に、用意してある花材から各々が使用する花材を取分けていきます。同じ花材を希望した場合は話し合いをしていただきました。
作業スペースは展覧会いけこみの臨場感を出すため、養生シートを2つに折った畳1畳分くらいです。(狭いスペースでの制作体験!)
出品時は展示場所を汚さない事も大切、展示台の養生もしました。
制作時間は90分です。
いけこみが始まると、あたかも本物の展覧会のような緊張感ある空気に満たされました(^^)
天井に届きそうな大きな作品です。
両面に花器を設置し、上部の後ろから出ている枝ものも水から出発できています。
コンセプトは色のグラデーションです。
緑から赤へ、きれいに流れています。
立ち上がりが土台になじんでますし、上部は展に伸びていく感じもいいですね(^^)
展示台の上下を使っての作品にチャレンジしました。
ヒイラギナンテンとニューサイランの動きがとてもおもしろいです!
制作を終えて、オガラは矯めることはできなくても切って繋げば自由にできたんだと。
大きな気づきがありました(^^)
普段のお稽古では絶対にしない、長机の幅いっぱいの横長の作品です。
ニシキギの枝は堅く切るのも大変、留めるだけでも大変だったと思います。
伸びやかな表情が良いですね(^^)
花器の中に低くドラセナを入れて挿し口もしっかりカバー、上から見ても良かったです。
フウセントウワタとハラン、カスミソウでマッス状に構成してありますが、見る角度によって表情が違っておもしろいです(^^)
ハランの茎の弾むような動き、先端の白さが効果的です。
ボケとボクの荒々しい強さもいいですね。
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