同じ形を繰り返す手法で作品を構成します。
この手法は、作品にリズム感をだしてくれます。
さて、Sさんの作品です。
花材は、「るりたまあざみ」「アガパンサス」「ニューサイラン」です。
「ニューサイラン」は丸めたり、折り曲げたりすることができます。
しかしながら、「るりたまあざみ」「アガパンサス」は、
折ることはなんとかできるかもしれませんが、丸めることはできない花材です。
そこでSさんは、交差 を繰り返すことで作品を構成することにしたようです。
◆正面から
植物ですから、真直ぐに見えても曲がりやひねりがあります。
1枚1枚、1本1本それぞれに表情があります。
◆るりたまあざみ(瑠璃玉薊)[キク科]
青紫の花が玉のように密集して付きます。
そのため、ヨーロッパでは「ブルーボール」の名で呼ばれています。
葉っぱの形があざみの葉に似ています。
葉の先にトゲがありますので、取り扱う際は注意が必要です。
◆アガパンサス[ユリ科]
住宅地を歩いていると、鉢植えになっているものを見かけることがあります。
夏に向う季節、真直ぐ伸びた茎と紫の花は涼を運んでくれます。
「アガパンサス」ギリシャ語では「愛の花」という意味だそうです。
ちなみに和名は「紫君子蘭」です。
◆ニューサイラン[ユリ科]
今回は赤みがかった色のものです。
緑のものとは醸し出す雰囲気が異なりますね。
幅64cm、奥行20cm、深さ7.5cmです。
結構大きいです。
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