きれいな花を咲かせる草花だけを2種類以上使って、
作品を構成します。
作品を構成します。
花ものは色に長けています。
花ものの茎は木の枝のように矯める(曲げる)ことはできませんが、
茎もそれぞれの表情をもっています。
それぞれに、色はもちろん形状や質感が異なります。
それぞれに、色はもちろん形状や質感が異なります。
そんな花ものを組み合わせて、手を加えて、
新たな”おもしろい”が生まれます。
さて、Sさんの作品です。
花材は、「けいとう」「スターチス」「りんどう」です。
鮮やかなピンクの「けいとう」を取り巻くように紫の「スターチス」を配し、
足元にブルーの「りんどう」低く入れています。
積極的に色を中心に置いた作品です。
花の色がきれいに見えるように、花器は黒を選んだようです。
◆正面から
◆左から
◆右から
◆けいとう(鶏頭)[ヒユ科]
花びらは、ビロードのような質感と光沢があります。
鮮やかな発色で存在感があります。
色は今回のようなピンクの他、深紅、オレンジ、黄色、グリーンなど、豊富です。
◆スターチス[イソマツ科]
スターチスの仲間の中では、花の大きなタイプです。
花がまとまって付いているので、色が鮮やかに感じます。
茎の枝分かれの表情もおもしろいです。
◆りんどう(竜胆)[リンドウ科]
深みのある青紫の花です。
白やピンクの花のあります。
日本の秋の山野草を代表する植物のひとつです。
野生のりんどうはほっそりとして楚々とした風情があります。
切り花として出回っているものは園芸品種で茎も太く、花や葉も大きく、
楚々とした風情とは雰囲気が異なります。
◆花器(陶器)
直径約42cm、高さ約5cm。
黒く大きな器ですが、やわらかくあたたかな印象をもちます。
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