2012年9月11日火曜日

まぜざし(4-5)

草花を主とした、5種類以上の花材を使っていけます。

花材の種類が増えることで、色彩が豊かになります。
それぞれのもつ色や表情ををコントロールして、
作品全体が醸し出す調子を大切にします。
一つの花材だけが目立たないようにしましょう。

さて、Nさんの作品です。

花材は、なんと12種類!
「すすき」「われもこう」「おみなえし」「トルコききょう」「けいとう」
「スプレー菊(黄)」「小菊(白)」「ひおうぎの実」「りんどう」
「ななかまど」「オオアワガエリ(・・・おそらく)」「がくあじさい」

せっかくなので、全種類使用することを目標にしました。

花材の一つひとつは地味な印象なのですが、
12種類も入っているのでさすがに華やかです。
花材の中では「けいとう」の赤が目立つ色ですが、
やや後ろに入れてあり、目立ち過ぎないアクセントになっています。

        ◆正面から



           ◆やや左から


           ◆やや右から

秋の花材ですが、まだまだ暑さが残っています。
水面が涼やかで良いですね。
         
             ◆すすき(薄)[イネ科]

            ◆われもこう(吾亦紅)[バラ科]

             ◆ななかまど(七竃)[バラ科]

             ◆がくあじさい(額紫陽花)[ユキノシタ科]

             ◆おみなえし(女郎花)[オミナエシ科]

      ◆トルコききょう[リンドウ科]/◆りんどう(竜胆)[リンドウ科]

    ◆小菊[キク科]/スプレー菊[キク科]/けいとう(鶏頭)

             ◆ひおうぎ<実>(檜扇)[アヤメ科]

             ◆オオアワガエリ・・・だと思います。

             ◆花器(漆器)



奥行50cm程、幅は広い所で30cm程、狭い所が20cm程です。
「八つ橋」の名前がついています。

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