『葉ものでいける』は、
葉ものだけを2種類以上使用して作品を構成します。
花ものに比べると、多少の力技には耐えてくれます。
丸めたり、折ったり、裂いたりして、形を変貌させることもできます。
葉ものの色は、限られた範囲になります。
だからこそ、微妙な緑の濃淡や質感の違いに心が動きます。
さて、Sさんの作品です。
それぞれの葉がもつ形状の違いをいかして構成しています。
幅広のカークリゴを中心に、ドラセナとニューサイランからリズムを感じます。
◆正面から
◆左から
作品の立体感が分かります。
◆右から
ドラセナは1本の茎に4枚の葉が付いています。
おもしろい素材となるように、葉を整理したことがわかります。
◆カークリゴ[ユリ科]
肉の薄い大判の葉です。
やわらかい緑で、プリーツのようなひだがあります。
◆ニューサイラン[ユリ科]
剣のように細く尖った形です。
繊維が強く、固いです。
◆ドラセナ[リューゼツラン科]
ドラセナは種類が多く、それぞれ葉の形状や色が異なります。
とても細い葉のものや丸い葉のものもあります。
☆あと2種類の葉を用意していましたが、入れると作品の雰囲気が損なわれると判断。
使用しませんでした。
◆モンステラ[サトイモ科]
◆ブラックタイ(リューゼツラン科)
ブラックタイもドラセナの仲間です。
葉が大きく、通常一枚の状態で出回ります。
◆花器(陶器)
幅約32cm、高さ左17cm、右8cm。
「おりがみ」と命名されています。
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