お祝い事や季節の行事の場を彩るために、必ずといってよいほど花を飾ります。
「だれかのため」「何かのため」に飾るいけばな。
場面を想定して、その場にふさわしい作品をいけます。
さて、Nさんの作品です。
花材は「ふうせんとうわた」「あかなす」「ダリア」「くじゃくそう」です。
Nさんは一児のパパ。
数年後に訪れる、愛する可愛いMちゃんの卒園式を想定していけました。
園から巣立つ子どもたちの、未来に向かって飛び立つようすが表れています。
子どもたちも楽しくなることでしょう。
Nさんの、Mちゃんの成長を喜び祝う気持ちが伝わります。
・・・その時になると、うれしくて泣いちゃうのかも(^^)
◆正面から(子ども目線)
◆ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]
南アフリカ原産です。
日本には江戸時代の末に入ってきたそうですが、
初めて目にした人々は、不思議な実の形状に驚いたことでしょう。
葉は柳の葉に似ています。
◆あかなす(赤茄子)[ナス科]
今回の実は、まん丸ではなくかぼちゃのような線が入っています。
比較的かたまりで実がついています。
直径が10cm以上あります。
花びらは先にかけ薄い黄色からピンクに変化しています。
透明感があり、華やかな印象です。
今回想定した「卒園式の場」にふさわしいのではないでしょうか。
◆くじゃくそう(孔雀草)[キク科]
茎いっぱいに小さな花をつけます。
枝分かれした先端の花の下にも多数のつぼみがあります。
茎は細いのですが、ボリュームを出すことにも向いています。
白い花と葉の緑に清潔な印象をもちます。
ピンクや紫の花もあります。
0 件のコメント:
コメントを投稿