2012年11月13日火曜日

場面を想定して(4-19)

お祝い事や季節の行事の場を彩るために、必ずといってよいほど花を飾ります。
「だれかのため」「何かのため」に飾るいけばな。
場面を想定して、その場にふさわしい作品をいけます。

さて、Nさんの作品です。

花材は「ふうせんとうわた」「あかなす」「ダリア」「くじゃくそう」です。

Nさんは一児のパパ。
数年後に訪れる、愛する可愛いMちゃんの卒園式を想定していけました。

園から巣立つ子どもたちの、未来に向かって飛び立つようすが表れています。
子どもたちも楽しくなることでしょう。
Nさんの、Mちゃんの成長を喜び祝う気持ちが伝わります。
 ・・・その時になると、うれしくて泣いちゃうのかも(^^)

◆正面から(子ども目線)


ふうせんとうわた(風船唐綿)[ガガイモ科]


南アフリカ原産です。
日本には江戸時代の末に入ってきたそうですが、
初めて目にした人々は、不思議な実の形状に驚いたことでしょう。
葉は柳の葉に似ています。


 ◆あかなす(赤茄子)[ナス科]


今回の実は、まん丸ではなくかぼちゃのような線が入っています。
比較的かたまりで実がついています。

 ◆ダリア[キク科]


直径が10cm以上あります。
花びらは先にかけ薄い黄色からピンクに変化しています。
透明感があり、華やかな印象です。

今回想定した「卒園式の場」にふさわしいのではないでしょうか。


 ◆くじゃくそう(孔雀草)[キク科]



茎いっぱいに小さな花をつけます。
枝分かれした先端の花の下にも多数のつぼみがあります。
茎は細いのですが、ボリュームを出すことにも向いています。
白い花と葉の緑に清潔な印象をもちます。

ピンクや紫の花もあります。

 

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