2013年5月11日土曜日

自由花(ゆきやなぎ、きく、キキョウラン)

Nさんの作品です。

花材は「ゆきやなぎ」「きく」「キキョウラン」です。

ゆきやなぎを、とことん整理しています。
残した葉のかたまりがおもしろい表情を生み出しました。

        ◆正面から


軽やかで、とてもリズミカルに構成されています。
 が、・・・写真に表しきれていないのが残念。・・・撮ったのは私(^^;)

        ◆やや左から



        ◆やや右から



             ◆ゆきやなぎ(雪柳)[バラ科]

花の季節から紅葉まで、ほぼ一年中出回り、手にする事も多い枝です。
今回のものは、純白の花が終わりその花柄が枝に残っています。
新緑の明るい青葉が生命の力を感じさせてくれます。


             ◆きく(菊)[キク科]

外側の花びらが長く、大きく広がります。
葉は切れ込みが少なく、縦に長いです。

             ◆キキョウラン[ユリ科]

白い斑が涼しげな印象を与えてくれます。
少ししごくと曲線を描きます。
かた過ぎず、やわらか過ぎず、扱い易いです。
沖縄など南方の海岸に自生します。

             ◆花器(陶器)

幅16cm、高さ16cm、口径約12cm





2013年5月4日土曜日

自由花(べにすもも、そけい、カラー)

Sさんの作品です。

花材は「べにすもも」「そけい」「カラー」です。
2種類の枝ものに花ものが1種類の取合せです。

べにすももは春の緑豊かな季節に、紅葉と見まがうような紅色の葉をつけます。
そけいの緑の小さな葉は、レース編みのような印象です。
おたがいの葉かげから見え隠れするように配し、引き立て合っています。


        ◆正面から


カラーのすらりとした茎が、横長の構成をいっそう引き立てています。
花向きもいいですね(^^)v


        ◆やや左から


        ◆やや右から


            ◆べにばすもも(紅葉李)[バラ科]

花材では「べにすもも」と呼んでいます。
春に芽吹きますが、新芽の時から紅色です。
6月のオランダで、とおりに影をつくってくれている街路樹を見上げると、
べにすももの大木でした。
ヨーロッパでは街路樹としてよく植えられているそうです。

             ◆そけい(素馨)[モクセイ科]

ジャスミンの仲間です。
花の形もジャスミンとおなじ筒型です。
やわらかな緑の小さな葉とあかるい黄色の花は、とても可憐です。

             ◆カラー[サトイモ科]

今回のカラーは、仏炎苞の先がグリーンです。
とても爽やかな印象ですね。

           ◆花器(陶器)

 幅27cm、高さ24cm、奥行9cmです。




2013年4月26日金曜日

自由花(ほおのき、ひまわり、ニューサイラン)

Nさんの作品です。

花材は「ほおのき」「ひまわり」「ニューサイラン」です。

ほおのきは新芽、のびやかに構成しています。
縦長の構成を強調するように、ひまわりを縦に配しました。
ニューサイランは、裏にワイヤーを貼って曲げています。
 動きがおもしろいです。(^^)

           ◆正面から


           ◆左から


           ◆右から


            ◆ほおのき(朴の木)[モクレン科]

ほおのきは撓めがききません。
自然の枝振りからおもしろいと思う線を選びだします。


             ◆ひまわり(向日葵)[キク科]

ひまわりを見ると元気がでます(^^)v
最近は1年中見かけることができるようになっている・・・とはいうものの、
やはり夏を連想します。

             ◆ニューサイラン[ユリ科]

鋭い形が魅力です。
かたくて張りがあるのでいろいろなことができます。
丸めたり、結んだり、裂いたり・・・。
今回のように鋭角に曲げることもできます。

             ◆花器(陶器)

オーソドックスな筒型ですが、穴があいています。
高さ27.5cm、直径11cmです。









2013年4月21日日曜日

自由花(つつじ、たんちょうアリウム、ストレリチア)

Sさんの作品です。

テキストを終了して3回目です。
今回は、たんちょうアリウムのくねくねした線をいかすことを考えました。
紅白のつつじにオレンジのストレリチアから、
花器は鮮やかなブルーを選んだようです。


           ◆正面から

色鮮やかな花をまとめています。
たんちょうアリウムを色のかたまりから飛出すように構成しています。

           ◆やや左から


           ◆やや左から
           



             ◆つつじ(躑躅)[ツツジ科]

紅色・・・べにぎりつつじ ※べにきりしまつつじ
白色・・・くるめつつじ

つつじは枝がかたく撓めることができません。
自然の枝振りをいかします。


         ◆たんちょうアリウム(丹頂アリウム)[ユリ科]

丹頂鶴頭のように、上部だけが色づいている姿からこの名前がついています。
茎は人工的に曲がりを加えてあります。
不規則な曲がりをいかしていけます。


             ◆ストレリチア[バショウ科]

 和名を「極楽鳥花」といいます。
天国の美しい鳥の頭部を思わせることから命名されているそうです。
華やかな印象も合わせ、おめでたい場の花材として選ばれることも多いです。

花器の写真・・・撮り忘れていました(−−;)
幅は45cmほど、高さと奥行は10cmほどです。



2013年4月13日土曜日

自由花(ほおのき、れんぎょう、ダリア)

Sさんの作品です。

花材は「ほおのき」「れんぎょう」「ダリア」です。

花材を開いたSさんは、ほおのきの1本に大きな曲がりを発見!
この曲がりを作品に活かしたいと考えました。

横長の花器を選択し、大きな曲がりのほおのきを一番最初に挿しました。


           ◆正面から



           ◆やや左から



           ◆やや右から



ダリアを入れるか入れないでおくか・・・(−−;)
Sさん、悩んでいました。

           ◎入れる前はこんな感じでした!



            ◆ほおのき(朴の木)[モクレン科]


芽出しの時の葉は淡い紫紅色です。
写真の右上の葉がその様子を伝えています。
丸まった黄緑色の葉は、やがて緑鮮やかに大きく広がります。
花は葉の中心に、大きく気品のある姿で咲きます。

撓めはききませんので、もっている姿をいかします。


            ◆れんぎょう(連翹)[モクセイ科]

早春を彩る花木は、黄色い花をつけるものが多いです。
まんさく、さんしゅゆ、れんぎょう・・・。
そのなかでも、れんぎょうはひときわ色鮮やかです。

枝振りは勢いよく伸びていく印象があります。


             ◆ダリア[キク科]

色鮮やかで透明感があります。
大輪のダリアは華やぎがあり、あでやかです。


           ◆花器(陶器)

幅39.5cm、高さ11cm、奥行11cm
鉄さびのような印象です。



2013年4月7日日曜日

直線の構成(3-5)


植物はさまざまな線をもっています。
その中から取り出した直線を主役にして作品を構成します。

さて、Sさんの作品です。

今回の花材は「ぎょりょうばい」「アルストロメリア」「アリウム」です。

「アルストロメリア」「アリウム」の茎は、生まれながらに直線の素材です。

「ぎょりゅうばい」は、生まれたままの姿では直線としては見え難いです。
枝分かれしている小枝を整理し、
残した枝の一本いっぽんを、撓める技術で直線として見える線に作りかえます。

Sさんは前回のお稽古でテキストを終了しましたが、
今回は枝ものから直線を取り出して構成してみることに挑戦しました。

           ◆正面から

「ぎょりゅうばい」も直線として見えますか?
「アルストロメリア」と「アリウム」の茎の緑の線との構成はどうでしょうか?
花は一ヵ所にまとめて、色の効果を狙っています。

挿し口を右側にまとめ、左側を空けています。
足元がスッキリ見えますね。

           ◆やや左から

           ◆やや右から


◆ぎょりゅうばい(御柳梅)[フトモモ科]

葉が「ぎょりゅう/御柳」に似ていて、花が「梅」に似ていることから
この名前がついているそうです。
しかし、[ギョリュウ科]でも[バラ科]でもありません。
[フトモモ科]、「ワックスフラワー」の仲間だそうです。

◆アルストロメリア[ヒガンバナ科]

花が放射状についていますので、ボリューム感があります。
花をまとめると、いっそう色としての効果を出せます。

             ◆アリウム[ユリ科]

アリウムは多くの種類があります。
大きくまん丸な「アリウム・ギガンチウム」
上の部分だけが色づく「丹頂アリウム」
花火のように大きく開く「アリウム・シューベルティ」
白い花の「アリウム・ネアポリタヌム」などなど

今回のアリウムは色に特徴があります。
今まで目にしてきた紫の色に比べると、青みが強い花です。


花器は幅も高さも15cmほどです。
写真を撮り忘れました・・・ごめんなさい(^^;)

2013年4月4日木曜日

自由花(一種いけ/さんごみずき)

今回の花材は大きくあばれている「さんごみずき」です。
太い枝から枝分かれした小枝が、四方八方に勢いよく伸びています。

さて、Nさん。
以前足を運んだいけばな展で、
大きな作品なのに花器は考えられないくらい小さなものが使われていて、
そのアンバランスが衝撃だったそうです。

今回のあばれている「さんごみずき」を、ぜひ小さい花器と合せたい!(^^)
この太い枝を浮かせたい!!

ここからスタートしています。
       
        ◆正面から

浮遊感、出てますか?

        ◆やや左から



        ◆右から



           ◆右45°から


           ◆さんごみずき(珊瑚水木)[ミズキ科]           

一般的には指くらいの太さで長く真直ぐ伸びたものが出回ります。
冬のものは鮮やかな赤に染まり、クリスマスの装飾などにもよく使用します。

太い枝に小枝があばれているものは大きな枝振りですので、
展覧会など大きな場所で使用されているのを見かけます。


             ◆花器(陶器)

高さ約15cm、幅約14cm、奥行約14cm
今回は、挿し口を後ろに回して使用しています。