2025年8月21日木曜日

自由花/どうだんつつじ、ルリタマアザミ、けいとう

OSyさんの作品です

1作目

挿し口を右に寄せて、左を大きく空けた大胆な構成ですね。

ドウダンツツジの枝振りをいかして、大きな空間を取り込んでいます。

左から出したドウダンツツジの傾きが、動きを大きくしてくれています。器が深いので剣山は見えません。



2作目

ケイトウの赤を意識して、赤いガラス花器を選択したそうです。

ふんわりと入ったドウダンツツジの葉の間から、花器の赤が見えます。補色の関係、効果的です。

ただ、花器の白が多い面を正面にして残念です。反対の向きであれば赤が多く、もっと鮮やかになったことでしょう。



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) どうだんつつじ[ツツジ科]→るりたまあざみ[キク科]→けいとう[ヒユ科]









 

2025年8月20日水曜日

自由花/たにわたり、まんだらげ、グラジオラス

ATさんの作品です

花器の直線的な要素を構成にいかしていますね。
上への力と横への広がりが存在していますが、ATさんのバランスで違和感無くひとつの作品になっています。
なんだか楽しくなります😊

写真 正面から→左から→右から

花材(左から) グラジオラス[アヤメ科]→たにわたり[チャセンシダ科]→まんだらげ[ナス科]








 

2025年8月18日月曜日

自由花/にしきぎ、ビブルナム・ティヌス、アリウム、マリーゴールド

NHさんの作品です

大きな花器です。
右の口を空けて、右上に向かいゆったり上昇しています。
枝にボリュームがあれば良かったのですが、ニシキギは葉が平面的で隙間もあり、弱い印象です。
大きく広げると、ボリュームのある花器に負けてしまいます。
そこで、ニシキギの広がっている部分の葉を落としてみることにしました。
自然から造形に変わり、残した緑の印象が強くなりました。
空けた右の口の存在も強くなりました。
こちらの方が、NHさんのやりたいことに近いのかなぁと思いました😊

写真(手直し前後共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) にしきぎ[ニシキギ科]→マリーゴールド[キク科]→アリウム[ユリ科]→ビブルナム・ティヌス[スイカズラ科]









 



2025年8月14日木曜日

自由花/はす、グレビレア・ベイリアナ、きく

HRさんの作品です

1作目

第一印象は、蝶々みたい!でした。

華やかで軽やかです。

グレビレアは、葉の裏側がゴールドに輝いています。両面を

見せて平面な印象にするために、ワイヤーで留めています。

左下を水平に流した事が、器との関係を強くして、内側のブルーも鮮やかに見せてくれました😊



2作目

床面ぎりぎりの低い構成、目線を合わせると地を這うように迫ってきて、迫力を感じます。

今までとは違う構成に挑戦!

楽しいですね😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) はす[ハス科]→グレビレア・ベイリアナ[ヤマモガシ科]→きく[キク科]










 

2025年8月11日月曜日

自由花/アリウム、たにわたり、けいとう

KHさんの作品です

1作目

上に向かう構成です。

タニワタリの先端を上に向けたので、より強調されました。

ケイトウを1本後方の窓から出し、立体感もあります😊


2作目

複数花器に挑戦です。

グレーの花器の下に剣山を置いて、アリウムを前後から挿すことで立体感と花器の固定をしています。

2枚のタニワタリのうねるような表情が、花器と一体となっていてよいですね😊


写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) たにわたり[チャセンシダ科]→アリウム[ユリ科]→けいとう[ヒユ科]









 

2025年8月9日土曜日

自由花/コーン、もろこし、ひまわり

HRさんの作品です

1作目

カクカク線の構成、幅の出し方が花器にぴったりです。

ひまわりの葉の整理もよく、愛らしいひまわりが子ども達の夏休みのわくわく感を伝えてくれます😊


2作目

今度は大人の印象です。

高いヒマワリの、花器からグ~ンと伸びた表情がいいですね。

ヒマワリが縦に並んだのも、高さを強調してくれました。

折ってできた三角形が、花器と響き合っています😊



写真(1、2作共に) 正面から→左から→右から

花材(左から) コーン[イネ科]→もろこし[イネ科]→ひまわり[キク科]









 

2025年8月5日火曜日

第19回研究会/緑と水をいける

8月2日(土曜日)に19回目の研究会を実施しました。
緑色の花材を使用し、2作いけました。

花材は2通りの組み合わせがあり、くじ引きです。
なお、予備花材があり必要に応じて使って良いことにしました。
①なんてん、ゆきやなぎ、のばら、はらん
②つげ、アレカやし、さんごみずき
予備 やつで、おうばい、むべ、アレカやし、つげ

1作目は、「緑のちがいを作品にしてみよう」をテーマにいけました。
いけばなは植物を使って表現しますが、植物は「葉」「茎」「若いつぼみ」のほとんどは緑色で、いけばな人にとって一番身近にある色とも言えます。
テキスト(5-4)「緑をみつめる」では、
「さまざまな植物のもつ緑の違い、美しさに着目し、それに徹底的にこだわり、最大限にいかしていけます」の一文があります。
また、植物はそれぞれ形状、質感、ツヤの有無、葉脈があり、表裏でも違います。
よく見て違いを発見し、表現に活かすことを第一としました。




NHさん

ナンテンとハランの濃い緑をユキヤナギの明るい緑が立ち昇っています。
右に出したノバラと合わせ、動きがあります。
ナンテンもユキヤナギも矯めが利きませんから、口の細い縦長の花器を選択し、縦に並べる構成になったようです。

SKさん

現在テキスト1を勉強中で、初めての自由花です。
足元にはヤツデ、ツゲ、サンゴミズキが入り、緑の濃淡と形状の違いが組み合わされて、なんだか楽しげな表現になっています。
大きなツゲが右端から出発して右に傾いていたので、目線を中央に戻すため大きめのヤツデをプラスしてみました。

THさん

ぷーっと膨らんだようなハランの濃淡が美しいです。
ユキヤナギの柔らかな緑のやさしい曲線、戯れるノバラの実、繊細な作品ですね。
上のノバラの枝がおもしろい形、赤く焼けている部分はテーマと合わないのですがよくみると地は緑でした。


HKさん

葛飾北斎の波のようですね。
アレカヤシの濃い緑の波からツゲの明るい緑とび出すように覗いています。
ツゲに粗密があり力強い作品です。
アレカヤシの葉の流れも表現に生きています。
この花器ならではの表現になっています。


OSyさん

ユキヤナギとナンテンの緑の濃淡がふわふわと雲のよう。
手前のハランの緑が、明るく日差しを通しているように感じるのですが、花器の上部も緑を含んでいて繋がります。・・・うまく写真に表現できませんでした(××)
ウンナンオウバイは外への広がりがどこまでも続くようで素敵です。
オウバイの流れに明るくまん丸のノバラが同調、印象をやわらかくしてくれました。


KKさん

ツゲは小さな葉ですが表裏で色が大きく違います。
奥を面の濃い緑を多く見せ、手前は裏の明るい緑を多く見せて、写真ではうまく伝えることができていませんが、厚みのある作品になっています。
暴れたアレカヤシが、シルバーの怪しい光に合っています。


 

2作目は、「水をいける」をテーマにいけました。
水は形が無いけれども、形のあるもので描き出すことができます。
日本画の余白や落語や朗読の間は、観る人聴く人の想像力で絵やお話がより深いものになります。
花器と緑の植物を使って、水をいける意識で制作することを第一としました。


OSyさん


アレカヤシの切り取られた部分が、視線を水へと誘導してくれます。
ハランの面と割いた線を包むようにアレカヤシをかぶせています。
隙間を通して見える面、交差する線の動きが作品を厚くしてくれました。
アレカヤシの先端の動きもいいですね。


HKさん

逆さにしたアレカヤシが底まで繋がったことと、水の外の葉の残し方で、水の中と外がうまくひとつになっています。
水をスレスレまで入れたことが良かったです。
水の中の葉の左右異なる構成もいいですね。
水の外のムベのつるの形が視線を水に誘導してくれます。


KKさん

下から見上げる作品にしようと思ったそうです。
水中に下がる葉の軸の動きを作品にしていて、発想がおもしろいですね。
離れて見ると底に落ちた一枚の葉に気づき、視線が作品全体に広がりました。
水がピクリとも動かない、時間が止まったように感じました。


SKさん

花器の両端から立ち上げ、中央を水を見せる構成にしています。
アレカヤシの先端が下に向かい、視線を水に誘導してくれていますね。
サンゴミズキが上方向に立ち上がっていたので、視線が上にいかないように折って横にしました。

THさん

丸めたハランを表裏取り混ぜ、水を通して鮮やかになった色合いが複雑ですね。
思わず見つめてしまいます。
もう少しだけ深いところまで緑があったらと思いましたが、ハランを下に足すことはできず・・。あれこれやってナンテンの葉が下に入っていますが、左上の葉の上まで緑が続いているともっと良いかなと感じました。
外のナンテンは美しすぎる先端を落として、少し小さく変えました。
水の高さも重要で、最初はもっと低い位置でした。
満タンも試しましたが、今の高さが一番素敵に見えました。


NHさん

大きく深い花器に、ナンテンとユキヤナギの緑の濃淡が鬱蒼とした森の中を連想させてくれます。
緑の間から見える水は、こんこんとたたえられているようで冷たさも感じます。
水に映る影も魅力ですね。