Oさんの作品です。
今回のテーマは「株分けの構成」です。
剣山を2ヵ所以上使用して株(挿し口)を分けます。
株と株との空間を意識して構成します。
空間となっている部分に見えない繋がりを感じる作品・・・、
緊張感がある作品を目指します。
花材は「まんさく」「あじさい」「アスター」です。
右側のあじさいが、左側の隠れているあじさいに何かを語りかけているように感じます(^^)
まんさくの空間を大きくつつんでいる構成もいいですね。
右側はあじさいの紫を前面にだし、左側はアスターの赤を前面にだしたことによる
色のコントラストも効果的です。
空間に緊張感が生まれていることで、水面も凛と清く感じます。
■正面から
■左から
■右から
■まんさく(万作)[マンサク科]
ほどよい葉の大きさで色もやわらかく、とても可愛らしいなぁという印象です。
盛夏にむけてどんどん大きく濃い緑になります。
マンサクの枝はとてもよく撓めが効きますから、
怖がらずに自分のおもしろいと思う線に変貌させてみてください。
■アスター(えぞぎく/蝦夷菊)[キク科]
お盆の頃のお花、という印象をもっていましたが、
品種改良が重ねられ、現在は一年中出回っているそうです。
中国や朝鮮半島の北部、西チベットが原産で、
日本には中国から江戸時代中期に入りました。
外国から入った菊ということで「蝦夷菊」「薩摩菊」の名があるそうです。
(××)あじさいの写真も撮ったのですが、なぜか再現できないメッセージが・・。
ゴメンナサイ。
■花器(漆器)
「八つ橋」の名前がついています。
奥行は50cm程、幅は広い所で30cm程、狭い所が20cm程です。
Oさんは左側を前にして使用しています。
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