2014年8月24日日曜日

直線と曲線の構成(3-7)/石化えにしだ、しまふとい、きく

今回のテーマは直線と曲線の構成です。
前回、前々回と学んだ直線と曲線のふたつの要素をいれて
ひとつの作品にします。
調和であっても対比であっても、
それぞれの線がしっかりと見える作品を目指しましょう。

さて、Oさんの作品です。
花材は「石化えにしだ」「しまふとい」「きく」です。

石化エニシダは上方で曲線を大きく開き、
シマフトイは作品の中央部から上下に直線を伸ばしました。
少ない分量で大きな空間をつかんでいます。
キクの花の位置、丁寧に扱った葉の分量もいいですね。(^^)
葉を取り除いたことで表れた、キクの茎の直線も生きています。
花器との関係も◎です!


             ■正面から

             ■左から

             ■右から


           ■石化えにしだ(石化金雀枝)[マメ科]

エニシダの漢字「金雀枝」は、黄色い花が咲いている姿が
雀が枝に止まっているように見える為だそうです。

石化エニシダの花は白です。
シロバナエニシダという種類の園芸品種で、枝の一部を帯状にしたものです。

           ■しまふとい(縞太藺)[カヤツリグサ科]

斑が入り横縞に見えることから、シマフトイの名がついています。
全体が緑のフトイよりも更に涼しげな印象です。

             ■きく(菊)[キク科]

新種でしょうか?!
花が大輪で丸みがあります。

           ■花器(陶器)

羽根があちこちについているおもしろい花器です。
水が入る部分の幅:13cm、奥行:11.5cm、高さ:13cmです。

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