今回のテーマは同系色の「色をいける」です。
同系色の取り合せは、全体をまとめやすいけれども単調になりやすい、
という傾向にあります。
植物は同系色の中にも色の違い、彩度や明度の違い、
さらに形状、質感の違いがあります。
何をどこにどのくらいの分量で構成するか・・・。
単調にならないよう気をつけることが大切です。
Oさんの作品です。
花材は「オクラ」「ブラックリーフ」「けむりのき」「ばら」です。
Oさんはオクラの形状に興味津々!
ブラックリーフの大きな葉と合わせ、全体としては縦長の構成にまとめました。
さて色ですが、花器も同系色を選択し挿し口部分に集中させました。
バラも色がよく見えるように配し、ケムリノキは花器からブラックリーフに
色を繋いでいます。
上部はオクラとブラックリーフの間を空けることで、
オクラの形状のおもしろさを引き立てているようです。
バラの葉も良いアクセントになっています。
■正面から
■左から
■オクラ[アオイ科]
実の曲がりが違ったりねじれていたり、おもしろいですね。
更に生育が進んで裂けた姿もおもしろいです。
中には大きな黒い種が入っています。
■ブラックリーフ(せんねんぼく/千年木)[リュウゼツラン科]
■けむりのき(はぐまのき/白熊木)[ウルシ科]
今回は葉だけです。
紫の丸い葉がとてもかわいらしく、良い香がします。
■ばら(薔薇)[バラ科]
正面から見ると真っ赤ですが、横から見ると茎に近い部分が白です。
■花器(ガラス)
幅/奥行:約13cm、高さ(奥):24.5cm、(手前)17cm
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