2014年8月11日月曜日

曲線の構成(3−6)/つるうめもどき、ブラックリーフ、トルコききょう

Oさんの作品です。

今回のテーマは「曲線の構成」です。
植物素材の中から「曲線」の要素を見つけ出して、
また「曲線」をつくり出して構成するというものです。

花材は「つるうめもどき」「ブラックリーフ」「トルコききょう」です。


Oさんは、ツルウメモドキの尖端部分の軽やかな曲線に注目。
太い部分にはブラックリーフを裂いてリボンのようにしたものを巻き、
全体として後方に向って曲線がうねりながら昇っていく印象に構成しました。

トルコききょうの花の高さや位置もいいですね。
楽しそうです。

           ■正面から

        ■左から

ツルウメモドキは蔓ものですから曲線に長けた花材と思いがちですが、
枝分かれの部分など、強い直線を表現していたりします。


        ■右から


           ■つるうめもどき(蔓梅擬)[ニシキギ科]

皮が裂けて中から表れる実が「うめもどき」を思わせる事から
この名前がついたそうです。
まだ時季が早いからでしょう、中の実は薄い黄色です。
季節が進むと濃いオレンジ色になります。

             ■ブラックリーフ[リュウゼツラン科]

ドラセナの一種です。
大きな葉はまるで昆布のようですね(^^)

             ■トルコききょう[リンドウ科]

「トルコききょう」の名は、花の形が桔梗に似ていること、
青紫の色がトルコ石や地中海を思わせることから命名されたそうです。

           ■花器(陶器)


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